製品名 フェナゾックスカプセル50mg

一般名
Amfenac Sodium Hydrate
薬効分類
鎮痛・解熱薬
 >NSAIDs(アリール酢酸系)
価格
50mg1カプセル:16.6円/カプセル

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 下記の疾患並びに症状の消炎・鎮痛

    • 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、顎関節症
  • 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛

用法・用量

  • 通常成人は、アンフェナクナトリウム水和物として1日200mgを4回に分け毎食後及び就寝前に経口投与する。
    頓用する場合は1回50mgを経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 消化性潰瘍のある患者(ただし、「慎重投与」の項参照)[消化性潰瘍が悪化するおそれがある。]
  • 重篤な血液の異常のある患者[血液障害が報告されており、悪化するおそれがある。]
  • 重篤な肝障害のある患者[肝障害が報告されており、悪化するおそれがある。]
  • 重篤な腎障害のある患者[腎血流量減少や腎での水及びNa再吸収増加を引き起こし、腎機能を低下させるおそれがある。]
  • 重篤な心機能不全のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため、心機能を悪化させるおそれがある。]
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発するおそれがある。]
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
副作用
ショック(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
消化性潰瘍、胃腸出血(0.1%未満)等があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ネフローゼ症候群(0.1%未満)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させるおそれがある。]
血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]
肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
心機能障害のある患者[心機能障害を悪化させるおそれがある。]
過敏症の既往歴のある患者
気管支喘息の患者[重症喘息発作(アスピリン喘息)を誘発させるおそれがある。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者(ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。)
潰瘍性大腸炎の患者
クローン病の患者

重要な基本的注意

消炎鎮痛剤による治療は原因療法でなく対症療法であることに留意すること。
慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
長期投与する場合には、定期的に臨床検査(血液検査、肝機能検査及び尿検査等)を行うこと。
また、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な措置を講ずること。
薬物療法以外の療法も考慮すること。
手術後、外傷後並びに抜歯後に本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
炎症及び疼痛の程度を考慮し、投与すること。
原則として同一の薬剤の長期投与を避けること。
原因療法があればこれを行うこと。
患者の状態を十分に観察し、副作用の発現に留意すること。
感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染症を合併している患者に対し用いる場合には、適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
高齢者及び小児には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)

高齢者への投与

高齢者には、次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
高齢者では、副作用があらわれやすい。
高齢者では、血漿アルブミンが減少していることが多く、また、本剤は、血漿アルブミンとの結合力が強いため(「相互作用」の項参照)、遊離の薬物の血中濃度が高くなるおそれがある。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないこと。[妊娠末期から授乳期にかけてのラットに投与した実験で、分娩遅延、授乳期の出産児生存率の低下及び出産児の体重増加の鈍化が報告されている。また、妊娠末期のラットに投与した実験で、胎児の動脈管収縮が報告されている。]
授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[授乳期のラットに投与した実験で、乳汁中に移行することが報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

薬物動態

血中濃度
健康成人に本剤50mg又は100mgを経口投与した場合消化管からの吸収は良好で薬物動態パラメータは表のとおりであった。
連続投与では蓄積傾向は認められなかった。
表 薬物動態パラメータ
投与量nTmax(min)Cmax(μg/mL)T1/2(min)
50mg515~300.723
100mg530~600.843
蛋白結合
限外瀘過法により測定したヒト血清蛋白との結合率は99.1%であった。(in vitro
排泄
健康成人に本剤100mgを経口投与後8時間までの尿中排泄率は92.8%であり、その大部分はグルクロン酸抱合体であった。