製品名 (無効20180430)
ビラセプト錠250mg

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一般名
Nelfinavir mesilate
薬効分類
抗ウイルス薬
 >抗HIV薬
価格
250mg1錠:135.5円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • HIV感染症

用法・用量

  • 通常,成人にはネルフィナビルとして1回1,250mgを1日2回,または1回750mgを1日3回食後に経口投与する。なお,投与に際しては必ず他の抗HIV薬と併用すること。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある患者
  • トリアゾラム,ミダゾラム,アルプラゾラム,ピモジド,バッカク誘導体,アミオダロン塩酸塩及びキニジン硫酸塩水和物を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
  • リファンピシンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
  • エレトリプタン臭化水素酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
  • エプレレノンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
副作用
糖尿病,血糖値の上昇(1.6%)
本剤の投与により,糖尿病,糖尿病の悪化及び血糖値の上昇が報告されており,その中には重篤な症例やケトアシドーシスを伴う症例も報告されているので,このような症状があらわれた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
出血傾向(1.3%)
血友病患者において,本剤の投与による加療中に,脳内出血,縦隔内出血の発現が報告されており,また,関節内出血,皮下出血等の出血事象の増加が報告されているので,このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。また必要に応じて,血液凝固因子の投与などの処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

肝機能障害のある患者。[代謝機能の低下により,高い血中濃度が持続するおそれがある。]
血友病患者及び著しい出血傾向を有する患者。[血友病患者において,本剤投与による加療中に,脳内出血,縦隔内出血の発現が報告されており,また,関節内出血,皮下出血等の出血事象の増加が報告されている。]

重要な基本的注意

本剤の使用に際しては,患者又はそれに代わる適切な者に,次の事項についてよく説明し同意を得た後,使用すること。
本剤はHIV感染症の根治療法薬でないことから,日和見感染症を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので,本剤投与開始後の身体状況の変化については,すべて担当医に報告すること。
本剤の長期投与による影響については,現在のところ不明であること。
本剤による治療が,性的接触又は血液汚染等による他者へのHIV感染の危険を減少させることは明らかではないこと。
本剤は必ず食後に服用すること。(空腹時に服用すると吸収が約50%減少する。)
本剤の抗ウイルス効果を最大にするために,医師への相談なしで,本剤の服用を変更したり,中止しないこと。
最も頻度の高い副作用は下痢である。下痢の発現機序については本剤の腸管運動亢進作用が示唆されている。海外の二重盲検比較試験において下痢を発現した463症例のうち,195例(42%)にロペラミドが投与されており,また,国内の臨床試験において,ロペラミドやタンニン酸製剤などの投与により,下痢が改善若しくは消失したとの報告がある。なお,下痢発現例と非発現例において,血中濃度に有意な差は認められておらず,本剤の有効性には影響は認められていない。
国内での臨床試験(38例)において,発疹が6例(15.8%)及び斑丘疹が3例(7.9%)発現している。これらの発現日は本剤の投与を開始してから,平均10日後(7~13日後及び9~10日後)である。本剤に起因すると考えられる発疹及び斑丘疹が発現した場合には,本剤の投与を中止し,他の適切な療法を行うこと。なお,やむを得ず本剤の投与を再開する場合には,発疹,斑丘疹が軽快したことを確認のうえ,慎重に投与すること。
本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で,免疫再構築症候群が報告されている。投与開始後,免疫機能が回復し,症候性のみならず無症候性日和見感染(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス,サイトメガロウイルス,ニューモシスチス等によるもの)等に対する炎症反応が発現することがある。また,免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症,多発性筋炎,ギラン・バレー症候群,ブドウ膜炎等)が発現するとの報告があるので,これらの症状を評価し,必要時には適切な治療を考慮すること。
抗HIV薬の使用により,体脂肪の再分布/蓄積があらわれることがあるので,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
本剤の使用法を必要以上に変更又は中止すると副作用の発現やHIVの耐性化を促進するおそれがある。[プロテアーゼ阻害剤に対するHIVの交差耐性については十分な検討がなされていないので,本剤の投与中止後に投与されるプロテアーゼ阻害剤の活性に対してどのように影響するかは不明である。]
ジダノシンは食間に投与されることとされているので,ジダノシンと本剤を併用する場合は,ジダノシンの投与と2時間以上の間隔を空けて投与すること。

高齢者への投与

高齢者における安全性及び有効性は確立していない。一般に高齢者では生理機能が低下しているので,注意すること。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
本剤服用中は授乳を中止させること。[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

薬物動態

<日本人における成績>
血中濃度・排泄
健康成人男子に本剤250,500,750,1,000mg(各々6名)を食後単回投与した場合,未変化体の血漿中濃度は投与約3~5時間後に最高濃度に達し,消失半減期は約2~5時間であった。(下表)
投与量注3)
(mg)
例数Tmax
(h)
Cmax
(μg/mL)
T1/2
(h)
AUC
(μg・h/mL)
25063.3±0.80.59±0.152.1±0.13.10±1.17
50063.5±0.51.91±0.643.4±0.916.30±6.44
75064.7±1.04.86±0.714.8±0.947.91±10.75
1,00064.5±1.26.66±2.334.1±0.865.53±24.82
平均値±S.D.注3)本剤の承認された1回用量は1,250mg又は750mgである
また,投与後24時間までの未変化体の平均尿中排泄率はいずれの投与量においても0.2%以下であった。
一方,健康成人男子(6名)に本剤750mgを1日3回7日間食後経口投与した場合,未変化体のトラフ値(毎朝第1回目投与直前の血漿中濃度)は初日投与後から4日目まで減少したが,それ以降はほぼ定常状態となった。なお,定常状態における平均のトラフ値は約3μg/mLであった。
また,未変化体の累積尿中排泄率は単回投与時と同様に微量であり,投与後48時間までに総投与量の0.26%が排泄された。
食事の影響
健康成人男子に本剤500mg注3)を空腹時単回投与した場合のCmax及びAUCは,食後単回投与時と比べそれぞれ51%,41%に減少した。
また,未変化体の平均尿中排泄量も食後投与時の約1/2に減少した。
注3)本剤の承認された1回用量は1,250mg又は750mgである
<外国人における成績(参考)>
血中濃度
HIV陽性患者を対象に,本剤1,250mg1日2回又は750mg1日3回を反復投与した場合の,投与28日目の薬物動態パラメータを下表に示した。
用法・用量例数AUC24注4)
(μg・h/mL)
Cmax
(μg/mL)
Ctrough1注5)
(μg/mL)
Ctrough2注6)
(μg/mL)
1,250mg
1日2回投与
1052.8±15.74.0±0.82.2±1.30.7±0.4
750mg
1日3回投与
1143.6±17.83.0±1.61.4±0.61.0±0.5
平均値±S.D.注4)定常状態における24時間AUC値注5)朝の投薬前のトラフ値注6)朝の投薬12時間後(1,250mg1日2回投与)又は8時間後(750mg1日3回投与)のトラフ値
食事の影響
健康成人に本剤1,250mgを投与した場合の熱量及び脂肪含有率における薬物動態パラメータを下表に示した。
熱量
(kcal)
脂肪
含有率(%)
例数AUC0-∞
(μg・h/mL)
Cmax
(μg/mL)
Tmax
(h)
002210.61.572.18
125202123.13.163.02
500202233.43.673.87
1,000502355.35.203.98
また,健康成人に本剤1,250mgを投与した場合の食事の脂肪含有率における薬物動態パラメータを下表に示した。
熱量
(kcal)
脂肪
含有率(%)
例数AUC0-∞
(μg・h/mL)
Cmax
(μg/mL)
Tmax
(h)
002210.71.632.42
500202232.74.044.19
500502254.66.164.48
タンパク結合率・血球移行率(in vitro
本剤はin vitro試験において,1.0~21.5μg/mLの濃度範囲で98.7~99.3%がヒト血清タンパクと結合し,そのタンパクは主にアルブミン,α1-酸性糖タンパクであった。また,本剤の血球移行率は4.3μg/mLの添加濃度で12.5%であった。
代謝
健康成人男子に14C標識ネルフィナビルメシル酸塩を単回経口投与し,糞中及び血漿中の代謝物を検索した結果,糞中では,ネルフィナビルは主にt-ブチル基の水酸化,デカヒドロイソキノリン環上の水酸化,ベンゾイル環上の水酸化(カテコールの生成),カテコールのメチル化等の代謝物が検出された。血漿中の主要代謝物はt-ブチル基の水酸化物であり,抗ウイルス活性(in vitro)は未変化体と同程度であった。
In vitroの試験において,本剤は肝ミクロソームにより酸化的な代謝反応を受け,その代謝はチトクロームP450(CYP)3A4の阻害剤で最も大きく阻害された。
排泄
健康成人男子(4名)に750mgの14C標識ネルフィナビルメシル酸塩を単回経口投与した場合,投与後120時間までに投与した放射能の78.2%が糞便中に,1.6%が尿中にそれぞれ排泄された。
薬物相互作用
ヒトチトクロームP450アイソザイム(CYP3A4,CYP2C19,CYP2D6,CYP2C9,CYP1A2及びCYP2E1)に対するネルフィナビルの阻害活性をin vitro試験により検討した結果,ネルフィナビルが治療的薬効域において,CYP3A4を阻害した。
抗HIV剤を含む主な薬剤との併用による血中濃度(AUC,Cmax)への影響を以下に示す。
ネルフィナビルが併用薬の血中濃度(AUC,Cmax)に及ぼす影響
併用薬名ネルフィナビル投与量例数併用薬血中濃度の変化量
AUCCmax
ラミブジン
150mg単回投与
750mg8時間毎1日3回投与×7-10日119%増加34%増加
サニルブジン
30-40mg1日2回投与×56日
750mg1日3回投与×56日8変化なし変化なし
ジドブジン
200mg単回投与
750mg8時間毎1日3回投与×7-10日1134%減少31%減少
インジナビル
800mg単回投与
750mg8時間毎1日3回投与×7日643%増加変化なし
リトナビル
500mg単回投与
750mg8時間毎5回10変化なし変化なし
サキナビル
(軟カプセル)
1,200mg単回投与
750mg1日3回投与×4日14416%増加179%増加
エチニルエストラジオール
35μg1日1回投与×15日
750mg8時間毎1日3回投与×7日1249%減少30%減少
ノルエチステロン
0.4mg1日1回投与×15日
750mg8時間毎1日3回投与×7日1220%減少変化なし
リファブチン
150mg1日1回投与×8日
750mg8時間毎1日3回投与×7-8日1283%増加注7)19%増加注7)
リファブチン
300mg1日1回投与×8日
750mg8時間毎1日3回投与×7-8日10200%増加145%増加
シンバスタチン
20mg1日1回投与×28日
1,250mg12時間毎1日2回投与×14日16504%増加517%増加
アトルバスタチン
10mg1日1回投与×28日
1,250mg12時間毎1日2回投与×14日1574%増加122%増加
アジスロマイシン
1,200mg単回投与
750mg8時間毎1日3回投与×11日12108%増加107%増加
注7)リファブチン300mg1日1回投与×7日単独投与に対する変化量
併用薬がネルフィナビルの血中濃度(AUC,Cmax)に及ぼす影響
併用薬名ネルフィナビル投与量例数ネルフィナビル血中濃度の変化量
AUCCmax
ジダノシン
200mg単回投与
750mg単回投与10変化なし変化なし
ジドブジン
200mg単回投与+ラミブジン150mg単回投与
750mg8時間毎1日3回投与×7-10日11変化なし変化なし
インジナビル
800mg8時間毎1日3回投与×7日
750mg単回投与679%増加30%増加
リトナビル
500mg12時間毎3回
750mg単回投与10156%増加44%増加
サキナビル
(軟カプセル)
1,200mg1日3回投与×4日
750mg単回投与1418%増加変化なし
ケトコナゾール
400mg1日1回投与×7日
500mg注8)8時間毎1日3回投与×5-6日1233%増加23%増加
リファブチン
150mg1日1回投与×8日
750mg8時間毎1日3回投与×7-8日1123%減少18%減少
リファブチン
150mg1日1回投与×8日
1,250mg12時間毎1日2回投与×7-8日11変化なし変化なし
リファブチン
300mg1日1回投与×8日
750mg8時間毎1日3回投与×7-8日1032%減少24%減少
リファンピシン
600mg1日1回投与×7日
750mg8時間毎1日3回投与×5-6日1282%減少74%減少
アジスロマイシン
1,200mg単回投与
750mg8時間毎1日3回投与×11日1216%減少10%減少
オメプラゾール
40mg1日1回投与×4日
1,250mg
1日2回投与×4日
1936%減少37%減少
注8)本剤の承認された1回用量は1,250mg又は750mgである

エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
Thank you for serving us!