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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 各科領域における出血多量の場合
  • 体外循環における血液希釈液

用法・用量

  • 成人は1回100~1,000mLを静脈内に注射する。小児は通常体重kgあたり、10mL以内を用いる。症状に応じ、適宜増減する。体外循環における血液希釈液としては、通常体重kgあたり10~20mLを用いる。

禁忌 

【警告】

  • 組織残留性が認められるので、投与は緊急時に短期間にとどめること。
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • うっ血性心不全のある患者[循環血流量の増加によりうっ血性心不全を悪化させるおそれがある。]
  • 乏尿等を伴う腎障害又は脱水状態のある患者[腎不全を起こすおそれがある。]
  • 本剤及び本剤の成分に対し発疹等過敏症の既往歴のある患者
  • 重症の敗血症の患者[患者の状態を悪化させるおそれがある。(「慎重投与」、「その他の注意」の項参照)]
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • 線維素原減少症又は血小板減少症等の出血傾向のある患者[大量投与により出血傾向が助長されるおそれがある。]

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

敗血症の患者(重症の敗血症の患者を除く)[重症化した場合に、患者の状態を悪化させるおそれがある。(「禁忌」、「その他の注意」の項参照)]

重要な基本的注意

患者の血液粘度、酸塩基平衡及び電解質バランスに注意すること。

適用上の注意

投与速度
急速注入により循環不全及びそれによる組織障害の可能性も考えられるので、通常成人で本品500mLを、小児で10mL/kgを30分以上かけて点滴静注することが望ましい。
投与時期
本剤はカリウムを配合しているので、利尿がついてから用いること。
投与時
本剤は塩化カルシウム水和物を配合しているので、クエン酸加血液、クエン酸加凍結血漿等との混注及び同一輸液セットによる連続使用はしないこと。
ゴム栓部のシールフィルムを開封後直ちに使用し、一部使用して放置した残液や、万一浮遊物の認められるもの、不透明な液は使用しないこと。
ソフトバッグ製品は、原則として連結管を用いたタンデム方式による投与はできない。

効能効果に関連する使用上の注意

重症患者管理における相対的な循環血液量低下には使用しないこと(「その他の注意」の項参照)。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

薬物動態

本剤を術後患者に投与した結果、ヒドロキシエチルデンプンの低分子部分から尿中へ排泄され、高分子部分は血中に留まった。しかし、高分子部分もα-アミラーゼにより徐々に低分子化され、尿中へ排泄された。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
アミノ糖系抗生物質
カナマイシン
ゲンタマイシン
併用薬の腎毒性を増強させるおそれがある。腎障害が発生した場合には投与を中止し、透析療法等適切な処置を行うこと。機序は明確ではないが、併用によりアミノグリコシド系抗生物質の血中への蓄積、近位尿細管上皮の空胞変性が生じるという報告がある。

重大な副作用 

ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴等)
ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
腎機能障害
類薬(分子量及び置換度等の異なるHES製剤)において、急性腎不全等の腎機能障害があらわれるとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

0.1~5%未満頻度不明
過敏症注)発疹、そう痒感等
血液注)出血時間の延長、出血傾向
消化器悪心、嘔吐
その他悪寒発熱、頭痛

注)投与を中止するか、又は適切な処置を行うこと。

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