製品名 (無効20190430)
ノービア内用液8%

個人契約のトライアルまたはお申込みで全コンテンツが閲覧可能

疾患、症状、薬剤名、検査情報から初診やフォローアップ時の治療例まで。

1,400名の専門医による経験と根拠に基づく豊富な診療情報が、今日の臨床サポート1つで確認できます。

まずは15日間無料トライアル
一般名
Ritonavir
薬効分類
抗ウイルス薬
 >抗HIV薬
価格
80mg1mL:107.7円/mL

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • HIV感染症

用法・用量

  • 通常,成人にはリトナビルとして1回600mg(本剤7.5mL)を1日2回食後に経口投与する.ただし,投与初日は1回300mgを1日2回,2日目,3日目は1回400mgを1日2回,4日目は1回500mgを1日2回,5日目以降は1回600mgを1日2回食後に経口投与する.
    投与に際しては,必ず他の抗HIV薬と併用すること.
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 次の薬剤を投与中の患者

    キニジン硫酸塩水和物,ベプリジル塩酸塩水和物,フレカイニド酢酸塩,プロパフェノン塩酸塩,アミオダロン塩酸塩,ピモジド,ピロキシカム,アンピロキシカム,エルゴタミン酒石酸塩,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩,エルゴメトリンマレイン酸塩,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩,エレトリプタン臭化水素酸塩,バルデナフィル塩酸塩水和物,シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ),タダラフィル(アドシルカ),アゼルニジピン,リファブチン,ブロナンセリン,リバーロキサバン,ジアゼパム,クロラゼプ酸二カリウム,エスタゾラム,フルラゼパム塩酸塩,トリアゾラム,ミダゾラム,リオシグアト,ボリコナゾール〔「相互作用」の項参照〕
  • 腎機能又は肝機能障害のある患者で,コルヒチンを投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
副作用
次のような症状があらわれた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.( )内は使用成績調査における発現率をあらわす.
錯乱,痙攣発作(痙攣:0.1%)
錯乱,痙攣発作があらわれることがある.
脱水(頻度不明)
下痢等に伴い,脱水,電解質異常があらわれることがある.
高血糖(0.2%),糖尿病(0.8%)
高血糖,糖尿病及び糖尿病の悪化があらわれることがある.
肝炎(0.1%),肝不全(0.1%)
肝炎,肝不全があらわれることがある.
過敏症(頻度不明)
アナフィラキシー,蕁麻疹,皮疹,気管支痙攣,血管性浮腫を含む過敏症状があらわれることがある.
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群があらわれることがある.
出血傾向(15.5%)
本剤投与による治療中に,突発性の出血性関節症をはじめとする出血事象の増加が血友病患者で報告されているので,このような症状があらわれた場合には原疾患を考慮して,血液凝固因子を投与するなど適切な処置を行うこと.
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

肝機能障害のある患者〔本剤は主に肝臓で代謝されるため,高い血中濃度が持続するおそれがある.また,B型肝炎,C型肝炎,トランスアミナーゼの上昇を合併している患者では肝機能障害を増悪させるおそれがある.〕
血友病及び著しい出血傾向を有する患者〔本剤投与による治療中の血友病患者において,突発性の出血性関節症をはじめとする出血事象の増加が報告されている.〕
器質的心疾患及び心伝導障害(房室ブロック等)のある患者,PR間隔を延長させる薬剤(ベラパミル塩酸塩,アタザナビル硫酸塩等)を使用中の患者〔本剤は軽度の無症候性PR間隔の延長が認められている(「薬物動態」の項参照).〕

重要な基本的注意

本剤の使用に際しては,患者又はそれに代わる適切な者に,次の事項についてよく説明し同意を得た後,使用すること.
本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから,日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので,本剤投与開始後の身体状況の変化については,すべて担当医に報告すること.
本剤の長期投与による影響については,現在のところ不明であること.
本剤による治療が,性的接触又は血液汚染等による他者へのHIV感染の危険を減少させることは明らかではないこと.
本剤投与開始後,担当医の指示なしに用量を変更したり,服用を中止したりしないこと.
本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため,服用中のすべての薬剤を担当医に報告すること(「相互作用」の項参照).また,本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合,事前に担当医に相談すること.
本剤はエタノール43%を含有する.本剤の1日用量(15mL)ではエタノール約6.5mLに相当するので,自動車の運転等危険を伴う作業をする際には注意すること(「相互作用」の項参照).
本剤は,チトクロームP450(CYP3A)に対する競合的阻害作用により,種々の薬剤との相互作用が報告されている.経口血液凝固阻止薬(ワルファリンカリウム等),免疫抑制薬(シクロスポリン,タクロリムス水和物等)等治療域の狭い他の薬剤を併用する場合,併用薬剤の血中濃度のモニターや診察の回数を増やすなど慎重に投与すること(「相互作用」の項及び「薬物動態」の項参照).
AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP,CK(CPK),尿酸,コレステロール,トリグリセリド等の上昇があらわれることがあるので,定期的に生化学的検査を行うなど観察を十分に行うこと.
動物実験(ラット)で,網膜障害が認められているので,定期的に眼科検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと(「その他の注意」の項参照).
抗HIV薬の使用により,体脂肪の再分布/蓄積があらわれることがあるので,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと.
本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で,免疫再構築症候群が報告されている.投与開始後,免疫機能が回復し,症候性のみならず無症候性日和見感染(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス,サイトメガロウイルス,ニューモシスチス等によるもの)等に対する炎症反応が発現することがある.また,免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症,多発性筋炎,ギラン・バレー症候群,ブドウ膜炎等)が発現するとの報告があるので,これらの症状を評価し,必要時には適切な治療を考慮すること.

適用上の注意

本剤は高温,低温(冷蔵)を避け,20~25℃で保存すること.また,本剤の容器はキャップをきつく締め,保存及び患者への処方には他の容器を用いないこと.なお,本剤はよく振ってから服用すること.
本剤の苦みはココアミルクと混合し,1時間以内に服用すると軽減される.
本剤の吸収に対する制酸剤の影響は検討されていない.
本剤の投与初期において,高い血中濃度と副作用が高頻度に発現する傾向が認められている.投与初期における高い血中濃度と副作用発現を回避するため,低用量から投与を開始すること.
投与日1回投与量1日投与回数1日投与量
投与初日300mg(本剤3.75mL)2回600mg
2日目,3日目400mg(本剤5.0mL)2回800mg
4日目500mg(本剤6.25mL)2回1,000mg
5日目以降600mg(本剤7.5mL)2回1,200mg
本剤は他の抗HIV薬と併用すること.併用に際しては最新のガイドラインを確認すること.
本剤を薬物動態学的増強因子(ブースター)として使用する場合には,併用薬の添付文書(用法・用量,使用上の注意等)及び最新のガイドラインを確認すること.

高齢者への投与

本剤は,主として肝臓で代謝される(「薬物動態」の項参照)が,高齢者では肝機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続するおそれがあるので,用量に留意して慎重に投与すること.

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

動物実験(ラット)で,胎盤を通過して胎児へ移行することが報告されているので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.
授乳婦に投与する場合には,授乳を中止させること.[米国疾病管理センター(CDC)は,HIV伝播を避けるため,HIVに感染している女性は授乳を避けるよう勧告している.リトナビルはヒト乳汁中に移行することが報告されている.]

小児等への投与

2歳未満の小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない).
特に新生児や乳児においては本剤に含有されるエタノールやプロピレングリコール(エタノールはプロピレングリコールの代謝を阻害する)の代謝能が低いため,十分注意すること.

薬物動態

<日本人による成績>
健康成人男子各6例にカプセル剤100~800mgを空腹時に単回経口投与した場合,本剤の血漿中濃度は投与約2~3時間後に最高濃度に達し,3.4~4.8時間の半減期で消失した.Cmax及びAUC0-∞は用量に伴い増加した.
用量例数Cmax(μg/mL)AUC0-∞(μg・hr/mL)T1/2(hr)
100mg60.635.114.8
200mg63.7922.553.4
400mg610.4672.743.7
600mg615.83121.433.9
800mg620.52213.804.1
<外国人による成績(参考)>
血中濃度
健康成人16例に本剤1回600mgを朝食後15分に水200mLで服用させたところ,Cmax(μg/mL)は10.26±2.16,AUC0-∞(μg・hr/mL)は112.7±40.7であり,T1/2(h)は3.8であった.
また,本剤をココアミルク,エンシュア・リキッドとともに服用し,水と服用した場合とを比較したところ,ココアミルクとともに服用した場合のCmaxは,水と服用した場合に比べ有意に低かったが,Tmax,AUC0-∞,T1/2は3群間において統計学的有意差は認められなかった.
分布
本剤はin vitro試験において,0.01~30.0μg/mLの濃度範囲でヒト血漿蛋白質と99%以上結合した.本剤2μg/mLにおけるヒト血液中の血球移行率は11.4%であった.
代謝
ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro試験で,本剤は58.7~60.4%が代謝され,主に3種類の酸化型代謝物を生成することが示された.また,本剤の代謝には主にCYP3A及びCYP2D6が関与することが示された.
健康被験者に14C標識リトナビルを単回経口投与し,尿,糞中の代謝物を検索した結果,未変化体及び主に4種類の酸化型代謝物が確認された.
排泄
健康被験者に14C標識リトナビル600mgを単回経口投与した場合,投与後148時間までに,投与した放射能の86.4%が糞中へ,11.3%が尿中へそれぞれ排泄された.また,未変化体約33.8%が糞中へ,約3.5%が尿中へ排出された.
薬物相互作用
本剤は肝ミクロソーム中のチトクロームP450(CYP)のアイソザイムのうち,主としてCYP3A及びCYP2D6により代謝される.本剤はCYP3Aと特に強い親和性を示し,CYP3Aで酸化される種々の併用薬剤の代謝を競合的に阻害する.
本剤はグルクロン酸抱合を促進し,CYP1A2,CYP2C9,CYP2C19を誘導することがわかっている.併用薬剤の血中濃度を低下させ,薬効が減弱する場合には併用薬剤の用量調節が必要となる可能性がある.
CYP3Aを誘導する薬剤との併用で本剤の血中濃度が低下するおそれがある.
本剤と併用する可能性の高い薬剤について,それら薬剤の血中濃度(AUC)への影響を以下に示す.
リトナビルが併用薬剤の血中濃度に及ぼす影響(予測)
薬効分類予測される影響の程度
併用禁忌AUC著明増加(>3倍)AUC中等度増加(1.5~3倍)AUC中等度増加あるいは減少不明AUC減少の可能性
麻薬性鎮痛薬フェンタニル
アルフェンタニル
オキシコドン
トラマドール
ハイドロコドン
プロポキシフェン
レボメタジル
(LAAM)
コデイン
モルヒネ
ハイドロモルフォン
メペリジン
メサドン
非ステロイド性鎮痛薬ピロキシカム
アンピロキシカム
ジクロフェナク
フルルビプロフェン
イブプロフェン
インドメタシン
ナブメトン
スリンダク
ケトプロフェン
ナプロキセン
ケトロラク
抗不整脈用薬アミオダロン
フレカイニド
プロパフェノン
キニジン
エンカイニド
リドカインジソピラミド
メキシレチン
トカイニド
気管支拡張薬テオフィリン
マクロライド系抗生物質エリスロマイシンクラリスロマイシン
抗てんかん薬カルバマゼピンクロナゼパム
エトスクシミド
フェノバルビタールジバルプロックス
ラモトリギン
フェニトイン
三環系抗うつ薬アミトリプチリン
クロミプラミン
イミプラミン
マプロチリン
ノルトリプチリン
トリミプラミン
デシプラミン
ドキセピン
抗うつ薬ネファゾドン
セルトラリン
フルオキセチン
パロキセチン
ベンラファキシン
フルボキサミンブプロピオン
止瀉薬ジフェノキシレート
制吐薬オンダンセトロン
ドロナビノール
プロクロルペラジン
プロメタジン
メトクロプラミド
抗真菌薬ボリコナゾールイトラコナゾール
ケトコナゾール
ミコナゾール
抗ヒスタミン薬ロラタジン
血圧降下薬
排尿障害改善薬
アルフゾシン
リオシグアト
ロサルタンドキサゾシン
プラゾシン
テラゾシン
抗結核薬リファブチンエチオナミド
抗原虫薬
駆虫薬
キニーネプログアニルアルベンダゾール
メトロニダゾール
ピリメタミン
クロロキン
プリマキン
トリメトレキセート
アトバクオン
消化性潰瘍用薬ランソプラゾール
オメプラゾール
β遮断薬メトプロロール
ペンブトロール
ピンドロール
チモロール
プロプラノロールベタキソロール
カルシウム拮抗薬ベプリジル
アゼルニジピン
アムロジピン
ジルチアゼム
フェロジピン
ニカルジピン
ニフェジピン
ニソルジピン
ニトレンジピン
ベラパミル
ニルバジピン
イスラジピン
ニモジピン
腫瘍用薬タモキシフェン
トレミフェン
エトポシド
ビンブラスチン
ビンクリスチン
パクリタキセル
シクロホスファミド
イホスファミド
ダウノルビシン
ドキソルビシン
麦角アルカロイド誘導体ジヒドロエルゴタミン
エルゴタミン
エルゴメトリン
メチルエルゴメトリン
ブロモクリプチンメチセルジド
循環改善薬ペントキシフィリン
血液凝固阻止薬リバーロキサバン
糖尿病治療用薬トルブタミド
グリメピリド
グリピジド
グリブリド
高脂血症治療用薬シンバスタチン
ロバスタチン
アトルバスタチン
ゲンフィブロジルクロフィブラート
免疫抑制薬シクロスポリン
タクロリムス水和物
シロリムス
エベロリムス
精神神経用薬ピモジド
ブロナンセリン
クロルプロマジン
ハロペリドール
ペルフェナジン
リスペリドン
チオリダジン
クロザピン
PDE5阻害薬
バルデナフィル
シルデナフィル
(レバチオ)
タダラフィル
(アドシルカ)
シルデナフィル
(バイアグラ)
タダラフィル
(シアリス,ザルティア)
アバナフィル
催眠鎮静薬
抗不安薬
クロラゼプ酸
ジアゼパム
エスタゾラム
フルラゼパム
ミダゾラム
トリアゾラム
ブスピロンゾルピデムロラゼパム
オキサゾラム
プロポフォール
テマゼパム
ステロイド薬デキサメタゾンプレドニゾン
中枢神経興奮薬メタンフェタミン
デキスフェンフルラミン
メチルフェニデート
国内未発売の薬剤を含む
HIVプロテアーゼ阻害薬との相互作用
インジナビル
健康被験者(n=8)を対象とした試験において,リトナビル(RTV)400mgBIDとインジナビル(IDV)400mgQDの併用では,IDV単独投与(400mgQD)と比較して,IDVのAUCが5.5倍,Cmaxが2.1倍,Cminが13.3倍に上昇した.
ネルフィナビル
HIV感染症患者(n=10)を対象とした試験において,ネルフィナビル(NFV)750mgBIDとRTV400mgBIDとの併用はNFV単独投与(750mgTID)と比較して,NFVのAUC(160%),Cmax(121%),Ctrough(123%)が上昇した.M8(NFVの活性代謝物)のAUCは347%上昇した.
HIVインテグラーゼ阻害薬との相互作用
ラルテグラビル
臨床的に影響のある相互作用は認められていない.
心電図に対する影響
健康成人45例に本剤400mgBIDを3日間(4回)投与したときのQTcF間隔変化の最大平均値(及び95%上限信頼限界値)は5.5(7.6)msecであった.QTcF間隔がベースラインから60msec以上変化したか500msecを超えた例はなかった.また,3日目において軽度のPR間隔延長が認められた.最大PR間隔は252msecであった.

エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
Thank you for serving us!