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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○肝吸虫症
  • ○肺吸虫症
  • ○横川吸虫症

用法・用量

  • <肝吸虫症、肺吸虫症>

    • プラジカンテルとして、1回20mg/kgを1日2回2日間経口投与する。
  • <横川吸虫症>

    • プラジカンテルとして、1回20mg/kgを1日1~2回1日経口投与する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 有鉤のう虫(条虫)症患者[寄生部位によっては、死滅虫体により回復困難な病変(失語症、片麻痺、脳梗塞等の中枢神経障害、眼障害等)を引き起こすことがある。]
  • 2.3 リファンピシンを投与中の患者[10.1参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 不整脈のある患者
不整脈を助長することがある。
9.2 腎機能障害患者
本剤の排泄が遅延する可能性がある。
9.3 肝機能障害患者
本剤の代謝が低下し、血中濃度が高くなる可能性がある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

眠気があらわれることがあるので、自動車の運転、機械の操作等危険を伴う作業に注意させること。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 1回投与量20mg/kgは、患者の体重に応じほぼ次の錠数になる。本剤は1錠に3本の割線があり、プラジカンテル150mgを含有する4個の錠片に分割することができ、投与量を患者の体重に応じて調整することができるので、できるだけ正確な用量を投与すること。
体重(kg)錠数
20~263/4
27~331
34~4111/4
42~4811/2
49~5613/4
57~632
64~7021/4
71~7821/2
79~8623/4
7.2 高用量投与(50mg/kg)で、用量の増加率以上に血中濃度が増加したとの報告があるので、用法・用量を厳守すること。
7.3 1日2回投与の場合、昼食後及び夕食後に投与することが望ましい。投与間隔は少なくとも4時間以上とすること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人に20mg/kgを1回又は1日3回注)経口投与した場合、血中濃度は図のとおりである(外国人データ)。
16.3 分布
ラットに14C-プラジカンテルを1回10mg/kgを経口投与した実験では、肝、腎、副腎、卵巣及び子宮へ高い移行が認められる。その他の臓器では血中放射能濃度と同程度又はそれ以下である。
16.4 代謝
健康成人に14C-プラジカンテルを1回14mg/kg及び46mg/kg注)を経口投与した場合、代謝は非常に速やかで、ほぼ完全に代謝される。尿中には未変化体はほとんど認められない。血中主代謝物は一水酸化体、尿中主代謝物は二水酸化体である(外国人データ)。
16.5 排泄
健康成人に14C-プラジカンテルを1回14mg/kg及び46mg/kg注)を経口投与した場合、尿中排泄率はそれぞれ84%、80%であり、いずれも24時間までにその90%以上が排泄される(外国人データ)。
注)本剤の承認用量は1回20mg/kg1日1~2回である。

併用禁忌 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
リファンピシン(リファジン)
[2.3参照]
本剤の血中濃度が約100%低下することが報告されている。リファンピシンにより代謝酵素(CYP3A4)が誘導され、本剤の代謝が促進されるためと考えられている。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
デキサメタゾン
フェニトイン
カルバマゼピン
本剤の血中濃度が低下することが報告されている。これらの薬剤が代謝酵素(CYP3A4)を誘導し、本剤のクリアランスを上昇させるためと考えられている。
エファビレンツ本剤の血中濃度が約75%低下することが報告されている。本剤の効果が減弱するおそれがあるので併用を避けることが望ましい。エファビレンツが代謝酵素(CYP3A4)を誘導し、本剤のクリアランスを上昇させるためと考えられている。
ヒドロキシクロロキン硫酸塩クロロキン(国内未発売)との併用により、本剤の血中濃度が低下することが報告されている。クロロキンと類似の構造を有するヒドロキシクロロキン硫酸塩との併用においても同様に本剤の血中濃度が低下する可能性がある。発現機序の詳細は不明である。
シメチジン
リトナビル
本剤の血中濃度が上昇することが報告されている。これらの薬剤が代謝酵素(CYP3A4)を阻害し、本剤のクリアランスを低下させるためと考えられている。
イトラコナゾール本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)との併用により、本剤の血中濃度が上昇することが報告されている。
イトラコナゾールが代謝酵素(CYP3A4)を阻害し、本剤のクリアランスを低下させるためと考えられている。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5%以上5%未満頻度不明
過敏症発疹アレルギー反応(多発性漿膜炎等)、そう痒
肝臓γ-GTP上昇AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、Al-P上昇、血清ビリルビン上昇
血液赤血球減少、血小板減少、好酸球増多、白血球増加
消化器嘔気・嘔吐腹痛、食欲不振、下痢
精神神経系頭痛・頭重感眠気、めまい痙攣、眩暈、脳波の徐波増加
その他倦怠感発熱無力症(脱力感)、筋肉痛、不整脈
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