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テルビナフィン塩酸塩クリーム1%「F」

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 下記の皮膚真菌症の治療

    • ○白癬

      • 足白癬、体部白癬、股部白癬
    • ○皮膚カンジダ症

      • 指間びらん症、間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む)
    • ○癜風

用法・用量

  • 1日1回患部に塗布する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
9.7 小児等
低出生体重児又は新生児を対象とした臨床試験は実施していない。

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
眼科用として角膜、結膜には使用しないよう指導すること。誤って眼に入った場合は、刺激症状があらわれることがあるので、流水で十分に目をすすぐよう指導すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人背部にテルビナフィン塩酸塩1%クリームを塗布し、24時間にわたって血漿中濃度を測定したところ、いずれの測定時点においても検出限界(1ng/mL)以下であった。
16.2 吸収
健康成人背部にテルビナフィン塩酸塩1%クリームを塗布し、24時間にわたって血漿中濃度を測定した結果、薬剤の回収率から推定される吸収率は約5%であった。
16.8 その他
16.8.1 ケラチンへの吸着性
角質層の主要構成成分であるヒトケラチンへのテルビナフィン塩酸塩の吸着性を検討したところ、73~98%の吸着率が得られた。一方、一旦ケラチンに吸着されたテルビナフィン塩酸塩は、緩衝液で洗浄することにより遊離され、ほぼ100%の薬剤活性が回収されたことから、ケラチンがテルビナフィン塩酸塩の貯蔵器として活性型薬剤の濃度維持に役立っていると考えられる(in vitro)。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1%~5%未満0.1%未満頻度不明
過敏症そう痒症、紅斑発疹、蕁麻疹、血管浮腫
適用部位接触皮膚炎、発赤、刺激感鱗屑、落屑、皮膚亀裂湿疹、皮膚乾燥、疼痛、色素沈着、皮膚灼熱感
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