製品名 プロカニン注0.5%
プロカニン注1%
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- 一般名
- Procaine Hydrochloride
- 薬効分類
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局所麻酔薬>局所麻酔薬(エステル型)
- 価格
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0.5%5mL1管:94円/管
1%5mL1管:94円/管
- 製薬会社
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- 製造販売元:光製薬株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
プロカニン注0.5%
- 浸潤麻酔
プロカニン注1%
- 伝達麻酔
用法・用量
プロカニン注0.5%
〔浸潤麻酔〕
(基準最高用量:1回1,000mg)- プロカイン塩酸塩として、通常成人1回1,000mgの範囲内で使用する。
ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。必要に応じアドレナリン(通常濃度 1:10万~20万)を添加して使用する。
- プロカイン塩酸塩として、通常成人1回1,000mgの範囲内で使用する。
プロカニン注1%
〔伝達麻酔〕
- プロカイン塩酸塩として、通常成人10~400mgを使用する。
ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。必要に応じアドレナリン(通常濃度 1:10万~20万)を添加して使用する。
- プロカイン塩酸塩として、通常成人10~400mgを使用する。
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 次の患者には投与しないこと
- メトヘモグロビン血症の患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 本剤の成分又は安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
- 次の患者に投与する場合には、血管収縮剤(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加しないこと
- 血管収縮剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 高血圧、動脈硬化のある患者[急激に血圧が上昇し、脳出血が起こるおそれがある。]
- 心不全のある患者[血管収縮、心臓刺激の結果、症状が悪化するおそれがある。]
- 甲状腺機能亢進のある患者[血管収縮剤に対して反応しやすく、心悸亢進、胸痛等が起こるおそれがある。]
- 糖尿病の患者[血糖値が上昇するおそれがある。]
- 血管痙れんのある患者[阻血状態をきたし、局所壊死が起こるおそれがある。]
- 耳、指趾又は陰茎の麻酔[阻血状態をきたし、局所壊死が起こるおそれがある。]
- 次の患者には投与しないこと
- 副作用
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- (頻度不明)
- 下記の重大な副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- ショック
- (初期症状:血圧低下、顔面蒼白、脈拍の異常、呼吸抑制等)
- 振戦、痙れん等の中毒症状
- [処置方法:ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等]
- 注意
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次の患者には慎重に投与すること
- 血管収縮剤(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加して投与する場合
- ハロタン等のハロゲン含有吸入麻酔剤投与中の患者[血管収縮剤に対する心筋の感受性が高まり、不整脈が起こるおそれがある。]
- 三環系抗うつ剤又はモノアミン酸化酵素阻害剤投与中の患者[カテコールアミンの交感神経内への取り込み又は分解を阻害するので、血管収縮剤の作用が増強され、不整脈、高血圧等が起こるおそれがある。]
- まれにショックあるいは中毒症状を起こすことがあるので、局所麻酔剤の投与に際しては、常時、ただちに救急処置のとれる準備が望ましい。
- 本剤の投与に際し、その副作用を完全に防止する方法はないが、ショックあるいは中毒症状をできるだけ避けるために、下記の点に留意すること。
- 患者の全身状態の観察を十分に行うこと。
- できるだけうすい濃度のものを用いること。
- できるだけ必要最少量にとどめること。
- 必要に応じて血管収縮剤の併用を考えること。
- 血管の多い部位(頭部、顔面、扁桃等)に注射する場合には、吸収が早いので、できるだけ少ない量で使用すること。
- 注射針が血管に入っていないことを確かめること。
- 注射の速度はできるだけ遅くすること。
- アンプルカット時
- 本剤はワンポイントアンプルであるが、異物混入を避けるため、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭したのちカットすることが望ましい。
- 高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすい。また血管収縮剤(アドレナリン、ノルアドレナリン)の作用に対する感受性が高いことがあるので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
- 妊娠末期の婦人には慎重に投与すること。[麻酔範囲が広がり、仰臥性低血圧を起こすことがある。]