製品名 フルニトラゼパム錠1mg「JG」
フルニトラゼパム錠2mg「JG」

一般名
Flunitrazepam
薬効分類
鎮静薬(麻酔薬含む)
 >ベンゾジアゼピン系薬(中間型)
価格
1mg1錠:5.6円/錠
2mg1錠:5.8円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 不眠症
  • 麻酔前投薬

用法・用量

  • 通常成人1回、フルニトラゼパムとして0.5~2mgを就寝前または手術前に経口投与する。
    なお、年齢・症状により適宜増減するが、高齢者には1回1mgまでとする。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 急性狭隅角緑内障の患者[眼圧を上昇させるおそれがある]
  • 重症筋無力症の患者[重症筋無力症の症状を悪化させるおそれがある]
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • 肺性心、肺気腫、気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している患者[炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい]
副作用
(頻度不明)
依存性
連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
刺激興奮、錯乱
刺激興奮、錯乱等があらわれることがある。
呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を講ずること。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
悪性症候群(Syndrome malin)
他の抗精神病薬等との併用により悪性症候群があらわれたとの報告がある。高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、発汗、頻脈等があらわれることがあるので、このような場合には、本剤の投与中止、体冷却、水分補給、呼吸管理等の適切な処置を行うこと。
意識障害
うとうと状態から昏睡等の意識障害があらわれることがあるので、注意すること。特に高齢者においてあらわれやすいので、慎重に投与すること。(「用法・用量」の項参照)
一過性前向性健忘、もうろう状態
一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止すること。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

次の患者には少量から投与を開始するなど注意すること。
衰弱患者
高齢者(「5.高齢者への投与」の項参照)
心障害のある患者[呼吸抑制があらわれやすい]
肝障害又は腎障害のある患者
脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれやすい]
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
小児等(「7.小児等への投与」の項参照)

重要な基本的注意

本剤の影響が翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること。(「4.副作用(1)重大な副作用」の項参照)

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)
不眠症には、就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させないこと。

高齢者への投与

高齢者へ投与する場合には、慎重に投与すること。(「用法・用量」の項参照)[運動失調、意識障害等の中枢神経抑制症状があらわれやすい]

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

動物実験で催奇形作用が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないことが望ましい。
妊娠動物(ラット)に投与した実験で、50mg/kgの用量で催奇形作用が認められる。
妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。
分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。
授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせること。
ヒト母乳中へ移行することが報告されており、また、新生児の黄疸を増強する可能性がある。
ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)で報告されている。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
生物学的同等性試験
フルニトラゼパム錠1mg「JG」
フルニトラゼパム錠1mg「JG」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ2錠(フルニトラゼパムとして2mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について95%信頼区間法にて統計解析を行った結果、±20%の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
薬物動態パラメータ
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0-48(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(hr)T1/2(hr)
α相β相
フルニトラゼパム錠1mg「JG」151.8±33.717.0±5.71.34±1.114.5±1.519.3±14.5
標準製剤
(錠剤、1mg)
160.4±37.616.0±4.01.08±0.605.0±1.715.3±7.1
(Mean±S.D.,n=16)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
フルニトラゼパム錠2mg「JG」
フルニトラゼパム錠2mg「JG」は、「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成12年2月14日 医薬審第64号)」に基づき、フルニトラゼパム錠1mg「JG」を標準製剤とした溶出試験の結果、溶出挙動は同等と判断され、生物学的に同等とみなされた。
溶出挙動
フルニトラゼパム錠1mg「JG」及びフルニトラゼパム錠2mg「JG」は、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたフルニトラゼパム錠の溶出規格に適合していることが確認されている。