製品名 ジアゾキシドカプセル25mg「MSD」

一般名
Diazoxide
薬効分類
糖尿病治療薬
 >高インスリン血性低血糖症治療薬
価格
25mg1カプセル:259円/カプセル

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 高インスリン血性低血糖症

用法・用量

  • 1歳以上の幼小児及び成人

    • 通常、ジアゾキシドとして1日3~8mg/kgを2、3回に分割し、8あるいは12時間ごとに経口投与する。ただし、投与開始時は1日3~5mg/kgを2、3回に分割投与する。
  • 1歳未満の乳児

    • 通常、ジアゾキシドとして1日8~15mg/kgを2、3回に分割し、8あるいは12時間ごとに経口投与する。ただし、投与開始時は1日5~10mg/kgを2、3回に分割投与する。
  • なお、いずれの場合も、血糖値に応じて適宜増減するが、1日最大投与量は20mg/kgまでとする。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分又はチアジド系利尿剤に対して過敏症の既往のある患者
副作用
重篤な体液貯留、うっ血性心不全(頻度不明)注2)
重篤なナトリウム貯留、体液貯留及びうっ血性心不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、利尿剤を投与するなど、適切な処置を行うこと。
ケトアシドーシス、高浸透圧性昏睡(頻度不明)注2)
ケトアシドーシス及び高浸透圧性昏睡があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。また、高血糖、尿糖等の異常が認められた場合は減量すること。
急性膵炎、膵壊死(頻度不明)注2)
急性膵炎、膵壊死があらわれることがあるので、観察を十分に行い、腹痛、血清アミラーゼ値の上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板減少(頻度不明)注2)
血小板減少があらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肺高血圧症(頻度不明)注2)
肺高血圧症があらわれることがあり、新生児から小児で発症した例が報告されている。観察を十分に行い、呼吸困難、チアノーゼ、易疲労感、失神、末梢性浮腫、胸痛等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「小児等への投与」の項参照)
注2)外国の市販後又は国内の自発報告等であり頻度不明。
注意

次の患者には慎重に投与すること

心予備能が低下している患者[うっ血性心不全があらわれることがある。]
高尿酸血症・痛風又はその既往歴のある患者[血中尿酸値の上昇により症状が悪化するおそれがある。]
腎障害のある患者[副作用が強くあらわれるおそれがある。](「用法・用量に関連する使用上の注意」、「重要な基本的注意」、【薬物動態】の項参照)
本剤を長期的に投与する場合は、血糖、尿糖及び尿ケトン値を定期的に検査すること。
本剤は抗利尿作用があるので、腎障害患者では、血清電解質をモニタリングすること。(「用法・用量に関連する使用上の注意」、「慎重投与」、【薬物動態】の項参照)
血小板減少等の報告があるので、本剤を投与する場合は、造血系に及ぼす影響に留意すること。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
本剤による治療の開始にあたっては患者を臨床的に注意深く観察し、投与開始後は患者の状態が十分に安定するまで、臨床症状及び血糖値を慎重にモニタリングすること。通常は投与開始後数日で血糖値が安定する。
本剤の用量は、患者の低血糖状態の重症度、血糖値及び臨床症状に基づき、最も少ない用量で効果が認められるよう、個別に調整すること。
乳幼児においては、正確な用量を投与するよう特に注意すること。
腎障害患者では、本剤の血漿中半減期が延長する可能性があるので、投与量の減量を考慮すること。(「慎重投与」、「重要な基本的注意」の項参照)
2~3週間治療を続けても効果が認められない場合には、投与を中止すること。
本剤による治療により低血糖症が改善し、その後再燃を認めない場合は、一過性高インスリン血性低血糖症の可能性があるので、本剤による治療の中止を考慮すること。
本剤は、日本小児内分泌学会の診断と治療ガイドライン等を参考に、高インスリン血性低血糖症と確定診断が行われた場合にのみ投与すること。
重症低血糖によって引き起こされる中枢神経症状に対する有効性は認められていない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[一般に高齢者では生理機能が低下している。]
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。動物実験(ラット及びウサギ)で、分娩遅延、吸収胚数の増加及び奇形が報告されている。また、動物実験において、本剤が胎盤を通過し、胎児の膵臓β細胞で変性を認めたとの報告がある。]
授乳中の婦人には、投与を避けることが望ましい。やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせること。[ヒト母乳中への移行については不明である。]
肺高血圧症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「副作用」の項参照)
健康成人男性(4例)に単回経口投与したときのTmaxは3~6時間、消失半減期は23~36時間であり、小児低血糖症患者(4例、4ヵ月齢~6歳)に長期経口投与したときの消失半減期は9.5~24時間であった。
本薬及び代謝物のヒトにおける主排泄経路は尿中排泄である。
腎障害患者では、半減期が延長する可能性がある。
血漿蛋白結合率
90~93%(成人)、85~90%(新生児臍帯血)。