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マキサカルシトール軟膏25μg/g「PP」

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 尋常性乾癬、魚鱗癬群、掌蹠角化症、掌蹠膿疱症

用法・用量

  • 通常1日2回適量を患部に塗擦する。なお、症状により適宜回数を減じる。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には使用しないこと

  • 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に使用すること

高カルシウム血症及びそのおそれのある患者[本剤の投与によりさらに血中カルシウム値を上昇させるおそれがある。]
腎機能が低下している患者[血中カルシウム値を上昇させるおそれがある。]

重要な基本的注意

本剤は活性型ビタミンD3誘導体製剤であり、血中カルシウム値が上昇する可能性がある。また、高カルシウム血症に伴い、急性腎障害の報告があるため、本剤の使用に際しては、血中カルシウム値及び腎機能(血中クレアチニン、BUN等)の検査を定期的(開始2~4週後に1回、その後は適宜)に行うこと。なお、正常域を超えた場合には減量又は使用を中止すること。
皮疹が広範囲にある場合や、皮疹重症度が高く、皮膚のバリア機能が低下して本剤の経皮吸収が増加する可能性のある患者では、高カルシウム血症が発現しやすく、急性腎障害に至る可能性もあるため、本剤を少量から使用開始し、観察を十分に行い、血中カルシウム値及び腎機能検査を定期的に行うこと。
本剤は、通常、投与後6週目までに効果が認められているので、治療にあたっては経過を十分に観察し、症状の改善がみられない場合には、漫然と使用を継続しないこと。
本剤の密封療法(ODT)における安全性は確立していない。

適用上の注意

使用部位
本剤は患部にのみ使用し、正常皮膚部位には使用しないこと。
皮膚以外の部位(眼、粘膜)には使用しないこと。
使用時
本剤に触れた手で傷口等に触れないように注意すること。
使用後
本剤塗擦後は手をよく洗うこと。
薬剤交付時
誤用(内服等)防止のため、薬剤の保管に十分注意させること。特に、小児の手のとどかない所に保存させること。万一、誤って内服した場合には、高カルシウム血症等の全身性の副作用があらわれることがあるので、医療機関を受診するなど、適切な処置を受けるよう指導すること(「過量投与」の項参照)。

用法用量に関連する使用上の注意

1日の使用量はマキサカルシトールとして250μg(マキサカルシトール外用製剤として10g)までとする。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、使用が過度にならないよう注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には使用しないことが望ましいが、やむを得ず使用する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。また、動物実験(ラット)では胎盤を通じて胎児へ移行することが認められている。]
授乳婦には使用しないことが望ましいが、やむを得ず使用する場合には授乳を避けさせること。[周産期及び授乳期の静脈内投与試験(ラット)において、1.1μg/kg/日投与で出生児に体重増加抑制がみられた。また、分娩後哺乳中のラットに静脈内投与したとき、乳汁中への移行を示唆する報告がある。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

薬物動態

生物学的同等性試験
マキサカルシトール軟膏25μg/g「PP」と標準製剤を健康成人男子(n=12)の前腕部内側に単回塗布し、塗布8時間後、テープストリッピング法により剥離した角層中のマキサカルシトール濃度を測定した結果、両剤の生物学的同等性が確認された。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
ビタミンD及びその誘導体
アルファカルシドール
カルシトリオール
カルシポトリオール等
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。相加作用
PTH製剤
テリパラチド
アバロパラチド酢酸塩
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。相加作用
カルシウム製剤
乳酸カルシウム水和物
炭酸カルシウム等
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。本剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる。

重大な副作用 

(頻度不明)
高カルシウム血症
高カルシウム血症及び高カルシウム血症によると考えられる臨床症状(口渇、倦怠感、脱力感、食欲不振、嘔吐、腹痛、筋力低下等)があらわれることがある。異常が認められた場合には使用を中止し、血中カルシウム値、尿中カルシウム値等の生化学的検査を行い、必要に応じて輸液等の処置を行うこと。
急性腎障害
血中カルシウム増加を伴った急性腎障害があらわれることがあるので、血中カルシウム値及び腎機能を定期的に観察し、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

以下のような副作用が認められた場合には、減量・休薬など適切な処置を行うこと。

頻度不明
皮膚そう痒、皮膚刺激、紅斑、発疹、湿疹、接触性皮膚炎、水疱、腫脹、疼痛、皮膚剥脱、毛包炎、色素沈着、びらん、浮腫、熱感
腎臓尿路結石、尿中蛋白陽性、血中クレアチニン増加、BUN増加、増殖性糸球体腎炎
代謝血中カルシウム増加、血中リン増加、Al-P増加、CK(CPK)増加、尿中ブドウ糖陽性、血中アルブミン減少、血中カリウム減少
消化器口渇、食欲不振、びらん性胃炎
肝臓γ-GTP増加、AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加、血中ビリルビン増加、尿中ウロビリン陽性
血液白血球数減少、白血球数増加、血小板数減少
筋・骨格系背部痛
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