製品名 トリアゾラム錠0.125mg「日医工」
トリアゾラム錠0.25mg「日医工」

一般名
Triazolam
薬効分類
鎮静薬(麻酔薬含む)
 >ベンゾジアゼピン系薬(超短時間型)
価格
0.125mg1錠:5.6円/錠
0.25mg1錠:5.8円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 不眠症
  • 麻酔前投薬

用法・用量

  • 不眠症

    • 通常成人には1回トリアゾラムとして0.25mgを就寝前に経口投与する。
      高度な不眠症には0.5mgを投与することができる。
      なお,年齢・症状・疾患などを考慮して適宜増減するが,高齢者には1回0.125mg~0.25mgまでとする。
  • 麻酔前投薬

    • 手術前夜

      • 通常成人には1回トリアゾラムとして0.25mgを就寝前に経口投与する。
        なお,年齢・症状・疾患などを考慮し,必要に応じ0.5mgを投与することができる。
禁忌

【警告】

  • 本剤の服用後に,もうろう状態,睡眠随伴症状(夢遊症状等)があらわれることがある。また,入眠までの,あるいは中途覚醒時の出来事を記憶していないことがあるので注意すること。
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 急性狭隅角緑内障のある患者
  • 重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により,症状を悪化させるおそれがある。]
  • 次の薬剤を投与中の患者

    イトラコナゾール,フルコナゾール,ホスフルコナゾール,ボリコナゾール,ミコナゾール,HIVプロテアーゼ阻害剤(インジナビル,リトナビル等),エファビレンツ,テラプレビル(「相互作用」の項参照)
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • 肺性心,肺気腫,気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している患者[呼吸抑制により炭酸ガスナルコーシスを起こしやすいので投与しないこと。やむを得ず投与が必要な場合には,少量より投与を開始し,呼吸の状態を見ながら投与量を慎重に調節すること。]
副作用
(頻度不明)
薬物依存,離脱症状
連用により薬物依存を生じることがあるので,観察を十分に行い,用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。
また,連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により,痙攣発作,せん妄,振戦,不眠,不安,幻覚,妄想等の離脱症状があらわれることがあるので,投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。特に,痙攣の既往歴のある患者では注意して減量すること。
精神症状
刺激興奮,錯乱,攻撃性,夢遊症状,幻覚,妄想,激越等の精神症状があらわれることがあるので,患者の状態を十分観察し,異常が認められた場合には投与を中止すること。
呼吸抑制
呼吸抑制があらわれることがある。また,呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合,炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので,このような場合には気道を確保し,換気をはかるなど適切な処置を行うこと。
一過性前向性健忘,もうろう状態
一過性前向性健忘(中途覚醒時の出来事をおぼえていない等),また,もうろう状態があらわれることがあるので,本剤を投与する場合には少量から開始するなど,慎重に行うこと。なお,十分に覚醒しないまま,車の運転,食事等を行い,その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止すること。
肝炎,肝機能障害,黄疸
肝炎,肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
ショック,アナフィラキシー様症状
ショック,アナフィラキシー様症状(発疹,血管性浮腫,呼吸困難等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

心障害のある患者
肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害が悪化又は再発することがある。また,肝臓で代謝されるため,クリアランスが低下するおそれがある。]
腎障害のある患者
脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれるおそれがある。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
衰弱患者[副作用があらわれやすい。]

重要な基本的注意

連用により薬物依存を生じることがあるので,漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には,治療上の必要性を十分に検討すること(「重大な副作用」の項参照)。
本剤の影響が翌朝以後に及び,眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので,自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
本剤に対する反応には個人差があり,また,眠気,めまい,ふらつき及び健忘等は用量依存的にあらわれるので,本剤を投与する場合には少量(1回0.125mg以下)から投与を開始すること。やむを得ず増量する場合は観察を十分に行いながら慎重に行うこと。ただし,0.5mgを超えないこととし,症状の改善に伴って減量に努めること。
不眠症には,就寝の直前に服用させること。また,服用して就寝した後,患者が起床して活動を開始するまでに十分な睡眠時間がとれなかった場合,又は睡眠途中において一時的に起床して仕事等を行った場合などにおいて健忘があらわれたとの報告があるので,薬効が消失する前に活動を開始する可能性があるときは服用させないこと。

高齢者への投与

高齢者では,少量から投与を開始すること。[運動失調等の副作用が発現しやすい。]

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦
妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。]
妊娠後期の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難,嘔吐,活動低下,筋緊張低下,過緊張,嗜眠,傾眠,呼吸抑制・無呼吸,チアノーゼ,易刺激性,神経過敏,振戦,低体温,頻脈等を起こすことが報告されている。なお,これらの症状は,離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また,ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。]
分娩前に連用した場合,出産後新生児に離脱症状があらわれることが,ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
授乳婦
授乳婦への投与は避けることが望ましいが,やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行し,新生児に嗜眠,体重減少等を起こすことが他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で報告されており,また黄疸を増強する可能性がある。]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

薬物動態

生物学的同等性試験
トリアゾラム錠0.25mg「日医工」及び標準製剤を,クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(トリアゾラムとして0.25mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し,得られた薬物動態パラメータ(AUC,Cmax)について統計解析を行った結果,両剤の生物学的同等性が確認された。
また,トリアゾラム錠0.125mg「日医工」は,「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成12年2月14日 医薬審第64号及び平成13年5月31日 医薬審第786号)」に基づき,トリアゾラム錠0.25mg「日医工」を標準製剤としたとき,溶出挙動が等しく,生物学的に同等とみなされた。
<トリアゾラム錠0.25mg「日医工」>
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0→∞
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
t1/2
(hr)
トリアゾラム錠0.25mg「日医工」12.94±4.362.64±0.551.11±0.842.80±0.62
標準製剤
(錠剤,0.25mg)
13.47±5.092.46±0.571.00±0.522.96±0.63
(1錠投与,Mean±S.D.,n=14)
血漿中濃度並びにAUC,Cmax等のパラメータは,被験者の選択,体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
溶出挙動
トリアゾラム錠0.125mg「日医工」及びトリアゾラム錠0.25mg「日医工」は,日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたトリアゾラム錠(0.125mg錠,0.25mg錠)の溶出規格に適合していることが確認されている。