製品名 スルピリン水和物原末「マルイシ」

一般名
Sulpyrine Hydrate
薬効分類
鎮痛・解熱薬
 >ピリン系
価格
1g:7.4円/g

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 下記疾患の解熱

    • 急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)

用法・用量

  • 通常、成人にはスルピリン水和物として1回0.3gを頓用する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
    ただし、原則として、1日2回までとし、1日最大0.9gを限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分又はピラゾロン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 先天性G-6PD欠乏症の患者[海外で溶血性貧血が発現したとの報告がある。]
  • 消化性潰瘍のある患者[PG合成抑制により胃の血流量が減少し、消化性潰瘍が悪化することがある。]
  • 重篤な血液の異常のある患者[血液障害(再生不良性貧血、無顆粒球症等)があらわれるおそれがある。]
  • 重篤な肝障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
  • 重篤な腎障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
  • 重篤な心機能不全のある患者[重篤な副作用(ショック等)が発現した場合、きわめて危険な状態にいたるおそれがある。]
  • アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[発作を誘発させることがある。]
副作用
ショック(頻度不明)
ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎(頻度不明)
これらの副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、無顆粒球症(頻度不明)
これらの副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
黄疸(頻度不明)
黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全(頻度不明)
急性間質性腎炎等により急性腎不全があらわれることがあるので、乏尿、血尿等の症状及び尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症等の検査所見が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

本人又は両親・兄弟が他の薬物に対するアレルギー、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎又は食物アレルギー等の既往歴のある患者
消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍が再発することがある。]
血液の異常又はその既往歴のある患者[血液障害(再生不良性貧血、無顆粒球症等)があらわれるおそれがある。]
出血傾向のある患者[血小板機能異常があらわれることがある。]
肝障害又はその既往歴のある患者[症状が悪化又は再発するおそれがある。]
腎障害又はその既往歴のある患者[症状が悪化又は再発するおそれがある。]
心機能異常のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
過敏症の既往歴のある患者
気管支喘息のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
高齢者(「2.重要な基本的注意(3)(7)」の項参照)

重要な基本的注意

過敏症状等を予測するため、十分な問診を行うこと。
本剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
患者の状態を十分に観察し、副作用の発現に留意すること。過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、特に高熱を伴う高齢者及び小児等又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。
急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
発熱の程度を考慮し投与すること。
原則として同一の薬剤の長期投与を避けること。(原則として5日以内に限ること)
原因療法があればこれを行うこと。
感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に投与すること。
他の解熱鎮痛消炎剤との併用は避けることが望ましい。
高齢者及び小児等には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。

高齢者への投与

高齢者では、副作用があらわれやすいので、少量から投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。(「2.重要な基本的注意(3)(7)」の項参照)

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠末期に投与したところ、胎児循環持続症(PFC)が起きたとの報告があり、妊娠末期のラットに投与した実験で、弱い胎児の動脈管収縮が報告されている。また、動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されている。]
授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行することがある。]

小児等への投与

過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、投与後の患者の状態に十分注意すること。(「2.重要な基本的注意(3)(7)」の項参照)