製品名 スルピリン注250mg「NP」

一般名
Sulpyrine Hydrate
薬効分類
鎮痛・解熱薬
 >ピリン系
価格
25%1mL1管:92円/管

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 他の解熱剤では効果が期待できないか、あるいは他の解熱剤の投与が不可能な場合の緊急解熱

用法・用量

  • スルピリン水和物として、通常、成人1回0.25g、症状により最大0.5gを皮下又は筋肉内に注射する。症状の改善が認められない時には1日2回を限度として皮下又は筋肉内に注射する。
    経口投与、直腸内投与が可能になった場合には速やかに経口投与又は直腸内投与に切り替えること。
    長期連用は避けるべきである。
禁忌

【警告】

  • ショック等の重篤な副作用が発現することがあるので、効能・効果、使用上の注意に特に留意すること。
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分又はピラゾロン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 先天性G-6PD欠乏症の患者[海外で溶血性貧血が発現したことが報告されている。]
  • 消化性潰瘍のある患者[PG合成抑制により胃の血流量が減少し、消化性潰瘍が悪化することがある。]
  • 重篤な血液の異常のある患者[血液障害(再生不良性貧血、無顆粒球症等)があらわれるおそれがある。]
  • 重篤な肝障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
  • 重篤な腎障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
  • 重篤な心機能不全のある患者[重篤な副作用(ショック等)が発現した場合、極めて危険な状態に至るおそれがある。]
  • アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[発作を誘発させることがある。]
副作用
(頻度不明)
ショック
ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、はく脱性皮膚炎
これらの副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、無顆粒球症
これらの副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
黄疸
黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全
急性間質性腎炎等により急性腎不全があらわれることがあるので、乏尿、血尿等の症状及び蛋白尿、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症等の検査所見が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

本人又は両親・兄弟が他の薬物に対するアレルギー、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎又は食物アレルギー等の既往歴のある患者
消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍が再発することがある。]
血液の異常又はその既往歴のある患者[血液障害(再生不良性貧血、無顆粒球症等)があらわれるおそれがある。]
出血傾向のある患者[血小板機能異常があらわれることがある。]
肝障害又はその既往歴のある患者[症状が悪化又は再発するおそれがある。]
腎障害又はその既往歴のある患者[症状が悪化又は再発するおそれがある。]
心機能異常のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
過敏症の既往歴のある患者
気管支喘息のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
高齢者(「2.重要な基本的注意」の項参照)

重要な基本的注意

過敏症状等を予測するため、十分な問診を行うこと。
本剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
患者の状態を十分に観察し、副作用の発現に留意すること。過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、特に高熱を伴う高齢者及び小児等又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。
急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
発熱の程度を考慮し投与すること。
原則として同一の薬剤の長期投与を避けること(原則として5日以内に限ること)。
原因療法があればこれを行うこと。
感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に投与すること。
他の解熱鎮痛消炎剤との併用は避けることが望ましい。
高齢者及び小児等には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。

適用上の注意

皮下・筋肉内投与時
皮下・筋肉内注射後、神経麻痺、硬結等を来すことがあるので注意すること。(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)
アンプルカット時
本剤は、ワンポイントカットアンプルを使用しているので、アンプル頭部のマークを上にして反対側(下の方向)に軽く力を加えてカットすること。なお、アンプルカット時の異物混入を避けるため、首部の周りをエタノール綿等で清拭すること。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児、高齢者、衰弱者においては、5w/v%ブドウ糖液又は注射用水で適宜希釈し注射すること。
本剤の皮下・筋肉内注射後、神経麻痺又は硬結等を来すことがあるので、下記のことに注意すること。なお、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児、高齢者、衰弱者においては、特に注意すること。
注射部位については、神経走行部位(特に橈骨神経、尺骨神経、坐骨神経等)を避けて慎重に投与すること。
繰り返し注射する場合には、同一注射部位を避けること。なお、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児においては連用しないことが望ましい。
注射針刺入時、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。

高齢者への投与

高齢者では、副作用があらわれやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。(「2.重要な基本的注意」の項参照)

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠末期に投与したところ、胎児循環持続症(PFC)が起きたとの報告があり、妊娠末期のラットに投与した試験で、弱い胎児の動脈管収縮が報告されている。また、動物試験(マウス)で催奇形作用が報告されている。]
授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行することが報告されている。]

小児等への投与

過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、投与後の患者の状態に十分注意すること。(「2.重要な基本的注意」の項参照)
低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意すること。[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99~234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある。本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している。]