製品名 ベザフィブラート徐放錠100mg「ZE」
ベザフィブラート徐放錠200mg「ZE」

一般名
Bezafibrate
薬効分類
脂質代謝異常治療薬
 >フィブラート系薬
価格
100mg1錠:7.7円/錠
200mg1錠:9.9円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 高脂血症(家族性を含む)

用法・用量

  • 通常、成人にはベザフィブラートとして1日400mgを2回に分けて朝夕食後に経口投与する。
    なお、腎機能障害を有する患者及び高齢者に対しては適宜減量すること。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 人工透析患者(腹膜透析を含む)[横紋筋融解症があらわれやすい。]
  • 腎不全などの重篤な腎疾患のある患者[横紋筋融解症があらわれやすい。]
  • 血清クレアチニン値が2.0mg/dL以上の患者[横紋筋融解症があらわれやすい。]
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
副作用
(頻度不明)
横紋筋融解症
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと(「重要な基本的注意」の項参照)。
アナフィラキシー
ショック、アナフィラキシー(顔面浮腫、口唇の腫脹等)があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投薬を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

次の患者には慎重に投与すること

腎疾患のある患者[症状の増悪及び横紋筋融解症があらわれることがある(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)。]
HMG-CoA還元酵素阻害薬(プラバスタチンナトリウム、シンバスタチン、フルバスタチンナトリウム等)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
血清クレアチニン値が1.5mg/dLを超える患者[横紋筋融解症があらわれることがある(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)。]
肝障害又はその既往歴のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。]
胆石又はその既往歴のある患者[胆石の形成がみられることがある。]
抗凝血薬を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
スルホニル尿素系血糖降下薬(グリベンクラミド、グリクラジド、グリメピリド等)、ナテグリニド及びインスリンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
本剤の適用にあたっては、次の点に十分留意すること。
本剤投与中、急激な腎機能の悪化を伴う横紋筋融解症(「副作用(1)重大な副作用」の項参照)があらわれることがある。この症状は透析患者、腎不全などの重篤な腎機能障害を有する患者であらわれやすいため、これらの患者には投与しないこと。
腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者に、本剤とHMG-CoA還元酵素阻害薬を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること。急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。やむを得ず併用する場合には、本剤を少量から投与開始するとともに、定期的に腎機能検査等を実施し、自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。
適用の前に十分な検査を実施し、高脂血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
あらかじめ高脂血症の基本である食事療法を行い、さらに運動療法や、高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分に考慮すること。
投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。
服用時
本剤は徐放錠であるので、割ったり、砕いたりしないでそのまま服用させること。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、さらには穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
本剤は主として腎臓を経て尿中に排泄されるので、腎機能障害のある患者への投与には十分注意する必要がある。投与にあたっては、下表の血清クレアチニン値に応じて減量すること。
また、高齢者では、加齢により腎機能の低下を認める一方で、筋肉量の低下から血清クレアチニン値の上昇が軽微であるため、下表のクレアチニンクリアランスに応じた投与量の調節を行うこと。
なお、投与量はクレアチニンクリアランスの実測値より設定することが望ましいが、患者の身体状況等を勘案し、実測することが困難である場合には、例えばクレアチニンクリアランスと高い相関性が得られる下記の安田の推定式を用いる等により、用量の設定を行うこと。
男性
(176-年齢)×体重/(100×血清クレアチニン値)
女性
(158-年齢)×体重/(100×血清クレアチニン値)
血清クレアチニン値クレアチニンクリアランス投与量
Scr≦1.5mg/dL60mL/分≦Ccr400mg/日
(200mg×2)
1.5mg/dL<Scr<2.0mg/dL50mL/分<Ccr<60mL/分200mg/日
(200mg×1)
Scr:血清クレアチニン値 Ccr:クレアチニンクリアランス
高齢者では、患者の合併症、既往歴、自・他覚症状などに留意し、少量から開始するなど投与量に十分注意すること。[肝・腎機能が低下していることが多く、また、体重が少ない傾向があるなど、副作用が発現しやすい。]
腎機能については投与中も定期的に臨床検査等を行い、常に機能低下がないかどうかを確認し、異常が認められた場合には直ちに投薬を中止して、さらに腎機能悪化が進行しないよう適切な処置を行うこと(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)。
高齢者においてスルホニル尿素系血糖降下薬(グリベンクラミド)との併用により、冷汗、強い空腹感、動悸等の低血糖症状の発現が報告されているので注意すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。]
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
生物学的同等性試験
ベザフィブラート徐放錠100mg「ZE」と標準製剤をそれぞれ1錠(ベザフィブラートとして100mg)あるいはベザフィブラート徐放錠200mg「ZE」と標準製剤をそれぞれ1錠(ベザフィブラートとして200mg)を、クロスオーバー法により健康成人男子に食後単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
ベザフィブラート徐放錠100mg「ZE」
判定パラメータ参考パラメータ
AUC(0→24)(μg・hr/mL)Cmax(μg/mL)Tmax(hr)t1/2(hr)MRT(hr)
ベザフィブラート徐放錠100mg「ZE」9.42±1.222.24±0.474.5±0.71.7±0.65.7±1.2
標準製剤(錠剤、100mg)9.19±2.112.30±0.354.3±0.91.6±0.45.4±1.0
(Mean±S.D.,n=16)
ベザフィブラート徐放錠200mg「ZE」
判定パラメータ参考パラメータ
AUC(0→24)(μg・hr/mL)Cmax(μg/mL)Tmax(hr)t1/2(hr)MRT(hr)
ベザフィブラート徐放錠200mg「ZE」16.8±2.23.5±0.85.3±0.52.0±0.66.2±0.6
標準製剤(錠剤、200mg)17.0±2.33.4±0.85.3±0.42.0±0.66.2±0.6
(Mean±S.D.,n=16)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
溶出挙動
ベザフィブラート徐放錠100mg「ZE」及び同錠200mg「ZE」は、日本薬局方医薬品各条に定められたベザフィブラート徐放錠の溶出規格に適合していることが確認されている。