ヘパリン類似物質油性クリーム0.3％「ニプロ」、他

• ヘパリン類似物質クリーム0.3％「アメル」
• ヘパリン類似物質クリーム0.3％「日医工」
  ヘパリン類似物質ローション0.3％「日医工」
• ヘパリン類似物質ゲル0.3％「アメル」
• ヘパリン類似物質外用スプレー0.3％「VTRS」
• ヘパリン類似物質油性クリーム0.3％「アメル」

効能・効果

• 血栓性静脈炎（痔核を含む）、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患（注射後の硬結並びに疼痛）、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷（打撲、捻挫、挫傷）後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸（乳児期）

用法・用量

• ヘパリン類似物質油性クリーム0.3％「ニプロ」

  • 通常、1日1～数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。

• ヘパリン類似物質ローション0.3％「ニプロ」

  • 通常、1日1～数回適量を患部に塗布する。

次の患者には使用しないこと

• 出血性血液疾患（血友病、血小板減少症、紫斑病等）のある患者［血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある。］

• 僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者［血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある。］

適用上の注意

使用部位

潰瘍、びらん面への直接塗擦又は塗布を避けること。

眼には使用しないこと。

妊婦、産婦、授乳婦等への使用

妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。

薬物動態

ヘパリン類似物質油性クリーム0.3％「ニプロ」

本剤（ヘパリン類似物質油性クリーム0.3％「ニプロ」）と標準製剤を、健康成人男性8名の前腕部内側（適用面積2.54cm²、適用量5mg）に4時間適用した時の角層中の薬物量を測定した。
適用後4時間における本剤及び標準製剤の角層中の薬物量（平均値±標準偏差）は、本剤が1.093±0.107μg/2.54cm²、標準製剤が1.103±0.134μg/2.54cm²であった。
得られた角層中の薬物量の平均値の差を90％信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.70)～log(1.43)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された。

ヘパリン類似物質ローション0.3％「ニプロ」

本剤（ヘパリン類似物質ローション0.3％「ニプロ」）と標準製剤を、健康成人男性18名の前腕部内側（適用面積2.54cm²、適用量5mg）に6時間適用した時の角層中の薬物量を測定した。
適用後6時間における本剤及び標準製剤の角層中の薬物量（平均値±標準偏差）は、本剤が0.787±0.272μg/2.54cm²、標準製剤が0.783±0.265μg/2.54cm²であった。
得られた角層中の薬物量の平均値の差を90％信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.70)～log(1.43)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された。

次のような症状があらわれた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

	頻度不明
過敏症	皮膚刺激感、皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅等
皮膚（使用部位）	紫斑