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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 注射器、手術用器具、その他の医療用機械器具、ガラス器具、プラスチック製品、ゴム製品、寝具、衣料などの繊維製品、その他非耐熱性製品の消毒及び滅菌

用法・用量

  • 密閉できる構造のチャンバーに被滅菌物を収納し密閉した後真空ポンプによりチャンバー内を-93kPa(ゲージ圧)位まで減圧する。次に本品をチャンバー内のガス圧が0kPa(ゲージ圧)になるまで導入する。チャンバー内の温度を40℃位に加温し殺菌時間は4時間を標準とするが被滅菌物の性質、形状又は付着している細菌の種類および度合いにより本品の使用量、温度及び殺菌時間を調整する。滅菌時間終了後真空ポンプを作動させチャンバー内を-93kPa(ゲージ圧)とし炭酸ガスを常圧まで導入した後被滅菌物を取り出す。
    なお排気ガスの処理については、パイプで排気ガスを水中に導き酸化エチレンを吸収させ除去する。

禁忌 

注意 

8.重要な基本的注意

被滅菌物中の残留酸化エチレンによる障害を避けるため、滅菌終了後はエアレーション等によりガスの置換を十分に行うこと。滅菌処理した医療機器に残留する酸化エチレンや、二次生成物であるエチレンクロルヒドリン、エチレングリコールにより、それを使用した患者に発赤、腫脹その他の過敏症状、気道炎症、肺浮腫、溶血反応、血球異常などが起こったとの報告がある。

14.適用上の注意

14.1 薬剤使用時の注意
14.1.1 滅菌作業者への注意
(1)酸化エチレン濃度が高い場所に入らなければならないときは空気呼吸器(JIS T 8155)を着用すること。また、有機ガス用防毒マスク(JIS T 8152)を使用する場合は適用範囲に注意すること。
(2)必要なとき以外は滅菌装置の付近にいないこと。
(3)ガス状の本品を吸入しないように注意すること。
(4)酸化エチレンの吸入あるいは暴露により頭痛、吐き気、呼吸困難、チアノーゼ、肺浮腫などの急性障害及び体重減少、強い疲労感、筋力低下などの慢性障害を起こすことがあるので注意すること。[15.1.1参照]
(5)本品を多量に吸入したときは清浄な空気の場所に移し、直ちに人工呼吸あるいは酸素吸入を行い、医師の手当を受けること。
(6)液状の本品が目に入ったり手足についたりしたときは、多量の水で洗い、医師の手当てを受けること。
14.1.2 作業上の注意
(1)滅菌装置は定期的に漏洩検査を行うこと。
(2)滅菌装置の操作は安全な滅菌作業に関して教育訓練を受けた者が装置の取扱説明書に従って行うこと。
(3)滅菌が達成されたことを確認する手段を講じておくこと。
(4)滅菌後の被滅菌物を保管する部屋などの換気は十分にすること。
(5)使用場所には換気扇などを取り付けて換気を良くし、作業環境における酸化エチレン濃度を許容濃度以下に保つこと。
(6)使用場所には酸化エチレン検知管(測定範囲0.1~100ppm)などを備えておき、滅菌装置の開放時などに作業環境を調べ、作業管理を行うこと。
(7)使用場所などには漏洩検知警報器を設置することが好ましい。
(8)酸化エチレンを常時使用する場所には水による消火設備があることが好ましい。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 ポリ塩化ビニール製で放射線滅菌したものについては、本品による再滅菌をしないこと。
5.2 蒸気や乾熱滅菌法が出来ないものに限ってガス滅菌法を使用すること。
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