製品名 オブリーン錠120mg

一般名
Cetilistat
薬効分類
脂質代謝異常治療薬
 >リパーゼ阻害薬
価格


製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 肥満症(ただし、2型糖尿病及び脂質異常症を共に有し、食事療法・運動療法を行ってもBMIが25kg/m2以上の場合に限る)

用法・用量

  • 通常、成人にはセチリスタットとして1回120mgを1日3回毎食直後に経口投与する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 慢性吸収不良症候群及び胆汁うっ滞の患者[脂肪便や栄養不良が増悪するおそれがある。]
副作用
重篤な肝機能障害があらわれることが他のリパーゼ阻害剤(オルリスタット:国内未承認)で報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意
本剤投与中は食事療法・運動療法を継続し、体重等を定期的に測定するとともに、血糖、脂質についても経過観察を行うこと。本剤を投与しても効果が不十分な場合には、より適切と考えられる治療への変更を考慮すること。なお、肥満症の改善がみられ、食事療法・運動療法のみで十分と判断される場合には、本剤の投与を中止して経過観察を行うこと。
脂質吸収抑制による下痢、脂肪便等が高頻度に発現すること、及び食事における脂質の量が多いほど発現する可能性が高いことについて患者に十分に説明し、日常生活に支障をきたす場合には、医師に相談するよう指導すること。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
本剤の適用にあたっては、学会のガイドライン等最新の情報を参考に、肥満症治療の基本である食事療法及び運動療法をあらかじめ行っても効果が不十分で、薬物療法の適応とされた肥満症患者を対象とすること。
内分泌性肥満、遺伝性肥満、視床下部性肥満等の二次性肥満における本剤の有効性は確立していない。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、副作用発現に留意し、経過を十分に観察しながら慎重に投与すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には原則として投与しないこと。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。動物試験(ウサギ 経口200mg/kg/日以上)で、母動物に死亡、流産、摂餌量の低値が認められ、動物試験(ラット 経口2,000mg/kg/日以上)で出生児の出生率低値が認められている。また、動物試験(ラット)で本剤の代謝物が胎児へ移行することが報告されている。]
授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には、授乳を中止させること。[動物試験(ラット 経口)で、出生児の体重増加抑制(200mg/kg/日以上)、生存率の低値(600mg/kg/日以上)が認められている。また、動物試験(ラット)で、本剤の代謝物が乳汁中へ移行することが報告されている。]
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
血中濃度
健康成人
健康成人8例にセチリスタットとして120mgを1日3回毎食直後に15日間反復投与した時、血漿中及び尿中にセチリスタット未変化体は検出されない。
加齢の影響
健康な高齢者(65歳以上、8例)及び非高齢者(20歳以上35歳以下、8例)にセチリスタットとして120mgを1日3回毎食直後に15日間反復投与した時、高齢者及び非高齢者の血漿中及び尿中にセチリスタット未変化体は検出されない。
※定量下限(血漿中濃度0.5ng/mL、尿中濃度5ng/mL)
代謝
セチリスタットは消化管管腔内で加水分解を受け、その多くは非活性代謝物ATL-1143となり吸収され、その後体内でアルキル側鎖がβ酸化を受けATL-1277に代謝されるが、これらATL-1143及びATL-1277はリパーゼ阻害作用を示さない。なお、イヌにおいて血漿中に微量のセチリスタット未変化体が検出されている。
セチリスタット及び代謝物ATL-1143、ATL-1277はCYP1A1、CYP1A2、CYP2A6、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP2E1及びCYP3A4をほとんど阻害せず、CYP3Aを誘導しなかった(in vitro)。
排泄(外国人データ)
外国人成人に[14C]セチリスタットを食直前に単回投与した時、投与168時間後までに尿中に6.3%、糞便中に85.1%のセチリスタット由来成分が排泄された。
薬物間相互作用
セチリスタットとピオグリタゾン、カンデサルタン、アトルバスタチン、グリメピリド又はアムロジピンとの薬物相互作用を検討した結果、以下のパラメータで併用投与による影響が認められたものの、臨床的に意義のある変化ではなかった。
ピオグリタゾン
単独投与に対する併用投与の幾何平均値比(両側90%信頼区間)はピオグリタゾン未変化体のCmaxで1.028(0.794,1.331)、代謝物M-IIのAUC0-24で1.072(0.850,1.351)、Cmaxで1.126(0.919,1.379)であった。
アトルバスタチン
単独投与に対する併用投与の幾何平均値比(両側90%信頼区間)はアトルバスタチン代謝物M-IのAUC0-24で1.143(0.980,1.335)、Cmaxで0.981(0.790,1.218)、代謝物M-IIのCmaxで0.888(0.749,1.053)であった。
グリメピリド
単独投与に対する併用投与の幾何平均値比(両側90%信頼区間)はグリメピリド未変化体のCmaxで0.865(0.790,0.948)であった。
セチリスタットとメトホルミン又は経口避妊薬(レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む)との薬物相互作用を検討した結果(外国人データ)、以下のパラメータで併用投与による影響が認められたものの、臨床的に意義のある変化ではなかった。
メトホルミン
単独投与に対する併用投与の幾何平均値比(両側90%信頼区間)はセチリスタット代謝物ATL-1143のAUC0-6で1.847(1.384,2.465)、Cmaxで1.792(1.311,2.449)、ATL-1277のAUC0-6で1.403(1.241,1.580)、Cmaxで1.409(1.246,1.593)であり、併用投与で高かった。
経口避妊薬
併用投与と単独投与の調整済み平均値の差(両側90%信頼区間)は、血清中レボノルゲストレルで1,029.76(61.94,1997.59)pmol/L、血清中エチニルエストラジオールで17.87(4.40,31.34)pg/mLであり、併用投与で高かった。