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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者における出血傾向の抑制

用法・用量

  • 本剤を添付の溶解液全量で溶解し、2mL/分を超えない速度で緩徐に静脈内に注射する。
    体重1kg当たり35国際単位を4週ごとに定期的に投与する。
    なお、出血時に投与する場合、体重1kg当たり35国際単位を投与することができる。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
9.1.2 血栓塞栓症のリスクのある患者
血栓塞栓症のリスクが増大するおそれがある。本剤の効果によりフィブリンが安定化される。
9.1.3 血液凝固第XIII因子Bサブユニット欠乏患者
本剤の血中半減期が著しく短縮し、投与後早期に第XIII因子活性が低下する可能性がある。[9.3参照]
9.3 肝機能障害患者
本剤が有効でないことがある。血液凝固第XIII因子Bサブユニットが欠乏している可能性がある。[9.1.3参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
授乳中の患者には治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

8.1 本剤の投与は先天性血液凝固第XIII因子欠乏患者に関する十分な知識・治療経験を有する医師のもとで開始すること。
8.2 患者の血中に血液凝固第XIII因子に対するインヒビターが発生するおそれがある。本剤を投与しても予想した止血効果が得られない場合や、予想した血漿第XIII因子レベルに達しない等の臨床検査所見が認められた場合には、インヒビターの発生を疑い、インヒビターの検査を行うなど注意深く対応し、適切な処置を行うこと。

14.適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 調製前に、本剤及び添付溶解液を室温に戻しておくこと。
14.1.2 本剤に添付の溶解液全量を加えた後、静かに円を描くように回して溶解すること(激しく振とうしないこと)。
14.1.3 投与量が少ないことにより薬液の分取が困難な場合は、本剤を添付溶解液全量で溶解後、日局 生理食塩液6.0mLで希釈することができる。希釈後の溶液1mL中には、カトリデカコグ(遺伝子組換え)として1.8mg(300IUに相当)が含まれる。
14.1.4 他の製剤と混注しないこと。
14.1.5 溶解後はできるだけ速やかに使用すること。速やかに使用できないときに、2~8℃で保存する場合は24時間以内に、30℃以下で保存する場合は3時間以内に使用すること。これらの保存条件を超える場合は、廃棄すること。
14.1.6 使用後の残液は、細菌汚染のおそれがあるので使用しないこと。
14.2 薬剤投与時の注意
沈殿の認められるもの又は混濁しているものは使用しないこと。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 出血時には、本剤の投与を行う前に、他の治療法を十分勘案すること。やむを得ない場合には、緊急時に十分対応できる医療施設において、十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。
7.2 出血時に投与する場合、本剤の投与は1回とし、十分な効果が得られない場合には、他の治療法に切り替えること。
出血時の使用経験は限られている。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 血液凝固第XIII因子の活性測定、免疫学的測定、遺伝子検査などの適切な検査方法で先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者と診断すること。
5.2 定期的な投与を行わない症例を対象として、急性出血に対する出血時治療の効果を検討した臨床試験は実施していない。
5.3 後天性血液凝固第XIII因子欠乏患者(第XIII因子自己抗体など)には投与しないこと。第XIII因子の生物活性が失活し、本剤の効果が得られないことがある。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 先天性血液凝固第XIII因子欠乏患者における薬物動態
先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者に本剤35IU/kgを4週間ごとに投与し、定常状態における薬物動態プロファイルを評価した。血液凝固第XIII因子活性の薬物動態パラメータは以下のとおりであった。(外国人データ)
Cmax(IU/mL)
n=23
Ctrough(IU/mL)
n=21
AUC0-28days(IU・h/mL)
n=19
t1/2(days)
n=20
CL(mL/h/kg)
n=19
Vss(mL/kg)
n=19
0.89±0.200.17±0.06241±48.914.1±3.40.15±0.0374.3±25.5
平均±SD
16.1.2 小児先天性血液凝固第XIII因子欠乏患者における薬物動態
小児(1~6歳未満)の先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者6例に本剤35IU/kgを単回投与したときの血液凝固第XIII因子活性の消失半減期は約15日(範囲:10~25日)であった。(外国人データ)

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
そう痒、蕁麻疹、胸部圧迫感、喘鳴、低血圧等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5%以上1~5%未満
血液白血球減少、好中球減少、Dダイマー増加
その他非中和抗体陽性頭痛、四肢痛、注射部位疼痛、関節痛、ALP上昇
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