製品名 ケトプロフェン坐剤50mg「SN」
ケトプロフェン坐剤75mg「SN」

一般名
Ketoprofen
薬効分類
鎮痛・解熱薬
 >NSAIDs(プロピオン酸系)
価格
50mg1個:19.9円/個
75mg1個:23.1円/個

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 下記の疾患並びに症状の鎮痛・消炎・解熱

    • 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、症候性神経痛
  • 外傷並びに手術後の鎮痛・消炎

用法・用量

  • ケトプロフェンとして、通常、成人には1回50~75mgを1日1~2回直腸内に挿入する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 消化性潰瘍のある患者(ただし、「1.慎重投与」の項(2)参照)[プロスタグランジン生合成抑制作用により、消化性潰瘍を悪化させることがある。]
  • 重篤な血液の異常のある患者[血液の異常を悪化させるおそれがある。]
  • 重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
  • 重篤な腎障害のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用による腎血流量の低下等により、腎障害を悪化させるおそれがある。]
  • 重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制作用により浮腫、循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させることがある。]
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息発作を誘発することがある。]
  • 塩酸シプロフロキサシンを投与中の患者(「3.相互作用」の項(1)参照)
  • 妊娠後期の女性(「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項(2)参照)
  • 直腸炎、直腸出血又は痔疾のある患者[直腸粘膜の刺激作用により、症状を悪化させるおそれがある。]
副作用
(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難等)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死症
中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
急性腎不全、ネフローゼ症候群
急性腎不全、ネフローゼ症候群があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させることがある。]
非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]
出血傾向のある患者[血小板機能低下が起こることがあるので、出血傾向を助長することがある。]
肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
心機能異常のある患者[心機能を悪化させるおそれがある。]
過敏症の既往歴のある患者
気管支喘息のある患者[アスピリン喘息を誘発することがある。]
高齢者(「5.高齢者への投与」の項参照)
潰瘍性大腸炎の患者[症状が悪化するおそれがある。]
クローン病の患者[症状が悪化するおそれがある。]

重要な基本的注意

過敏症状を予測するため十分な問診を行うこと。
消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
長期投与する場合には定期的に臨床検査(尿検査、血液検査及び肝機能検査等)を行うこと。また、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。
薬物療法以外の療法も考慮すること。
外傷、術後に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
炎症及び疼痛の程度を考慮し投与すること。
原則として同一の薬剤の長期投与を避けること。
患者の状態を十分観察し、副作用の発現に留意すること。過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、特に高熱を伴う小児及び高齢者又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。
感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染症を合併している患者に対し用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に投与すること。
他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
高齢者及び小児には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。(「5.高齢者への投与」及び「7.小児等への投与」の項参照)

適用上の注意

投与経路
直腸内投与にのみ使用すること。
投与時
本剤はできるだけ排便後に投与すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、用量並びに投与間隔に留意するなど、慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦(妊娠後期以外)又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
妊娠後期の女性には投与しないこと。[外国で妊娠後期の女性に投与したところ、胎児循環持続症(PFC)、胎児腎不全が起きたとの報告がある。]
ケトプロフェンの外皮用剤を妊娠中期の女性に使用し、羊水過少症が起きたとの報告があるので、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に使用すること。
動物実験(ラット)で周産期投与による分娩遅延、妊娠末期投与による胎児の動脈管収縮が報告されている。
授乳中の女性に投与する場合には授乳を避けさせること。[授乳中の投与に関する安全性は確立していないが、動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

薬物動態

生物学的同等性試験
ケトプロフェン坐剤50mg「SN」
ケトプロフェン坐剤50mg「SN」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1個(ケトプロフェンとして50mg)健康成人男子に空腹時直腸内投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0-24(μg・hr/mL)Cmax(μg/mL)Tmax(hr)
ケトプロフェン坐剤50mg「SN」9.9±0.63.7±0.21.2±0.1
標準製剤
(坐剤、50mg)
9.6±0.53.6±0.21.1±0.1
(Mean±S.E.,n=12)
ケトプロフェン坐剤75mg「SN」
ケトプロフェン坐剤75mg「SN」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1個(ケトプロフェンとして75mg)健康成人男子に空腹時直腸内投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0-24(μg・hr/mL)Cmax(μg/mL)Tmax(hr)
ケトプロフェン坐剤75mg「SN」15.5±0.85.6±0.21.4±0.1
標準製剤
(坐剤、75mg)
15.7±0.55.3±0.31.4±0.1
(Mean±S.E.,n=12)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。