製品名 ハーボニー配合錠
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- 一般名
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Ledipasvir Acetonate
Sofosbuvir - 薬効分類
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抗ウイルス薬>抗肝炎ウイルス薬
- 価格
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1錠:55491.7円/錠
- 製薬会社
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- 製造販売元:ギリアド・サイエンシズ株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
用法・用量
- 通常、成人には1日1回1錠(レジパスビルとして90mg及びソホスブビルとして400mg)を12週間経口投与する。
- 禁忌
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【警告】
- 本剤は、ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者に対してのみ投与すること。
【禁忌】次の患者には投与しないこと
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 重度の腎機能障害(eGFR<30mL/分/1.73m2)又は透析を必要とする腎不全の患者(【薬物動態】の項参照)
次の薬剤を投与中の患者
カルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品(「相互作用」の項参照)
- 副作用
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- 高血圧(頻度不明)
- 高血圧があらわれることがあり、収縮期血圧180mmHg以上又は拡張期血圧110mmHg以上に至った例も報告されているので、投与中は血圧の推移等に十分注意すること。異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
- 脳血管障害(頻度不明)
- 脳梗塞、脳出血等の脳血管障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
- 注)発現頻度は、国内臨床試験成績に基づき算出した。自発報告又は海外の臨床試験において報告された副作用は頻度不明とした。
- 注意
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次の患者には慎重に投与すること
- B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者〔再活性化するおそれがある。〕(「重要な基本的注意」の項参照)
- 本剤とアミオダロンの併用投与により、徐脈等の不整脈があらわれるおそれがあり、海外の市販後において死亡例も報告されていることから、本剤とアミオダロンの併用は可能な限り避けること。ただし、やむを得ず併用する場合には、患者又はその家族に対して併用投与により徐脈等の重篤な不整脈が発現するリスクがあること等を十分説明するとともに、不整脈の徴候又は症状(失神寸前の状態又は失神、浮動性めまい、ふらつき、倦怠感、脱力、極度の疲労感、息切れ、胸痛、錯乱、記憶障害等)が認められた場合には、速やかに担当医師に連絡するよう指導すること。また、併用投与開始から少なくとも3日間は入院下で適切に心電図モニタリングを実施し、退院後少なくとも2週間は患者又はその家族等が心拍数を連日確認し、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行うこと。
なお、アミオダロンを長期間投与した際の血漿からの消失半減期は19~53日と極めて長いため、本剤の投与開始前にアミオダロンの投与を中止した患者に対しても、上記の対応を実施すること。- 注:β遮断剤を投与中の患者、又は心疾患、重度の肝疾患を有する患者では、アミオダロンの併用により徐脈等の不整脈の発現リスクが増加するおそれがある。
- B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)において、C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されている。本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認すること。B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。
- 薬剤交付時
- PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
- 本剤は、有効成分としてレジパスビル及びソホスブビルを含有した配合錠である。本剤の有効成分であるソホスブビルを含む製剤と併用しないこと。
- 本剤の使用に際しては、HCV RNAが陽性であることを確認すること。また、肝予備能、臨床症状等により非代償性肝硬変でないことを確認すること。
- 一般に高齢者では生理機能が低下しており、既往歴や合併症を伴っていることが多いので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
- 授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[動物実験(ラット)で、レジパスビルの乳汁中への移行が示唆されており、ソホスブビルの主要代謝物であるGS-331007の乳汁中への移行が認められている。]
- 低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
- 本剤の有効成分であるレジパスビルは、経口投与後、その大部分は未変化体として血中に存在する。もう一方の有効成分、ソホスブビルは経口投与後、速やかに代謝を受け、血中で約85%が主要代謝物GS-331007として存在する。ヌクレオチドプロドラッグであるソホスブビルは肝細胞内で活性代謝物に代謝されることが示されており、ヒトの血中からは活性代謝物は検出されていない。本剤の薬物動態に関して、レジパスビル、ソホスブビル及びGS-331007に関する成績を以下に示す。
- 血中濃度
- 健康成人における薬物動態
- 外国人健康成人被験者28例に、本剤(レジパスビル90mg及びソホスブビル400mgを含有する配合錠)又はレジパスビル90mg及びソホスブビル400mg(それぞれ単剤を併用)を空腹時単回経口投与したときのレジパスビル、ソホスブビル及びGS-331007の薬物動態は、本剤投与と各単剤併用投与で類似していた。
- 日本人健康成人被験者8例に、本剤を空腹時に単回経口投与したときのレジパスビル、ソホスブビル及びGS-331007の薬物動態パラメータを表1に示す。
- 表1 日本人健康成人被験者に本剤を空腹時単回投与したときの薬物動態パラメータ
レジパスビルc ソホスブビルc GS-331007c Cmax(ng/mL)a 421(49.0%) 1320(34.1%) 877(35.8%) tmax(h)b 5.00(5.00,5.00) 0.53(0.50,2.10) 2.50(1.00,3.05) AUC0-inf(ng・h/mL)a 14,000(53.6%) 1580(51.5%) 12,100(29.8%) t1/2(h)b 50.0(33.9,62.3) 0.38(0.35,0.66) 27.7(24.0,48.6) a:平均値(CV%)、b:中央値(範囲)、c:8例
- C型慢性肝炎患者における母集団薬物動態解析
- ジェノタイプ1の日本人C型慢性肝炎患者の血漿中濃度データ(ソホスブビル:147測定点、GS-331007:2994測定点及びレジパスビル:2997測定点)を用いて母集団薬物動態解析を実施した。定常状態におけるAUCtau及びCmaxの平均値(CV%)は、レジパスビル(318例)でそれぞれ11,700ng・h/mL(56.4%)、488ng/mL(48.9%)、GS-331007(318例)でそれぞれ12,500ng・h/mL(24.1%)、716ng/mL(21.7%)、ソホスブビル(51例)でそれぞれ1570ng・h/mL(47.6%)、556ng/mL(45.5%)であった。レジパスビル、GS-331007及びソホスブビルの薬物動態に対するクレアチニン・クリアランス、年齢、性別、BMI、代償性肝硬変の有無、前治療又はリバビリン併用の影響は認められなかった。
- 食事の影響(外国人のデータ)
- 外国人健康成人被験者29例に、本剤を空腹時及び食後に単回経口投与したときの、レジパスビル、ソホスブビル及びGS-331007の薬物動態パラメータを表2に示す。
- 表2 外国人健康成人被験者に本剤を空腹時及び食後に単回投与したときの薬物動態パラメータ
レジパスビル ソホスブビル GS-331007 空腹時(29例) 食後(29例) 空腹時(29例) 食後(29例) 空腹時(29例) 食後(29例) Cmax(ng/mL)a 324(44.8%) 255(25.9%) 1240(49.6%) 1350(42.5%) 865(26.6%) 600(22.9%) tmax(h)b 4.50(4.50,20.0) 5.00(4.50,10.0) 1.00(0.25,3.00) 2.00(0.50,4.50) 3.50(2.00,6.00) 4.50(2.50,8.00) AUC0-inf(ng・h/mL)a 10,600(57.2%) 9220(36.1%) 1520(39.5%) 2570(34.0%) 11,800(23.0%) 12,900(18.5%) t1/2(h)b 48.5(29.6,117) 44.9(23.5,69.2) 0.45(0.33,0.75) 0.55(0.37,2.72) 25.7(11.7,36.8) 29.0(16.8,41.5) 高脂肪食(約1000kcal、約50%脂肪)摂取時の結果a:平均値(CV%)、b:中央値(範囲)
- 腎機能障害を有する被験者における薬物動態(外国人のデータ)
- HCV感染を伴わない重度腎機能障害を有する被験者[クレアチニン・クリアランス(CLcr)<30mL/分]に、レジパスビル90mgを単回経口投与したとき、レジパスビルのAUC0-infは、腎機能正常被験者と類似していた。
- HCV感染を伴わない腎機能障害を有する被験者にソホスブビル400mgを単回経口投与したとき、腎機能正常被験者(eGFR>80mL/分/1.73m2)に比して、軽度(eGFR≧50かつ≦80mL/分/1.73m2)、中等度(eGFR≧30かつ<50mL/分/1.73m2)又は重度(eGFR<30mL/分/1.73m2)の腎機能障害を有する被験者では、ソホスブビルのAUC0-infはそれぞれ61%、107%、171%高く、GS-331007のAUC0-infはそれぞれ55%、88%、451%高かった。また、血液透析を要する末期腎不全の被験者では、腎機能正常被験者に比して、ソホスブビルのAUC0-infは、透析前投与で28%、透析後投与で60%高かったのに対し、GS-331007のAUC0-infは、透析前投与で1280%、透析後投与で2070%高い値を示した。末期腎不全の被験者ではGS-331007の除去には血液透析が必要であり、4時間の血液透析で投与量の約18%のGS-331007が除去された。
- 肝機能障害を有する被験者における薬物動態(外国人のデータ)
- HCV感染を伴わない肝機能障害を有する被験者(Child-Pugh分類C)にレジパスビル90mgを単回投与したとき、レジパスビルのAUC0-infは、肝機能正常被験者と類似していた。
- 中等度又は重度肝機能障害(Child-Pugh分類B又はC)を有するHCV感染症患者に対し、ソホスブビル400mgを7日間投与したとき、肝機能正常患者に比し、ソホスブビルのAUCtauはそれぞれ126%、143%高く、GS-331007のAUCtauはそれぞれ18%、9%高かった。
- 分布、代謝、排泄(外国人のデータ)
- 14C標識レジパスビル90mgを健康成人男性被験者に単回経口投与したとき、尿中及び糞中にそれぞれ1.2%及び86%排泄され、糞中には主に未変化体で排泄された。また、レジパスビルのヒト血漿蛋白結合率は99.9%以上であった。
- 14C標識ソホスブビル400mgを健康成人男性被験者に単回経口投与したとき、本剤は速やかに吸収され、ヌクレオシド誘導体であるGS-331007として主に尿中に排泄され、尿中、糞中及び呼気中にそれぞれ80%、14%及び2.5%排泄された。また、ソホスブビルのヒト血漿蛋白結合率は61~65%、GS-331007のヒト血漿蛋白結合率は3.1~7.2%であった。
- 薬物相互作用
- In vitro試験成績
- レジパスビル及びソホスブビルはともにP-gp及びBCRPの基質であることから、これらの阻害剤又は誘導剤との併用によりレジパスビル及びソホスブビルの腸管内での吸収が増加又は減少する可能性がある。さらに、レジパスビルはP-gp及びBCRPに対する阻害作用を有するため、P-gp及びBCRPの基質となる薬剤との併用により、それら薬剤の腸管内での吸収を増加させる可能性がある。レジパスビル及びソホスブビルはCYP又はUGT1A1に対して阻害作用及び誘導作用を有さない。
- 臨床成績(外国人のデータ)
- 表3 レジパスビル、ソホスブビル及びGS-331007の薬物動態に及ぼす併用薬の影響a
併用薬 併用薬の投与量(mg) LDVの投与量(mg) SOFの投与量(mg) 例数 LDV、SOF及びGS-331007の薬物動態パラメータ比
併用時/非併用時(90%信頼区間)Cmax AUC Cmin アバカビル/ラミブジン 600/300
1日1回90
1日1回400
1日1回13 LDV 1.10(1.01,1.19) 1.18(1.10,1.28) 1.26(1.17,1.36) SOF 1.08(0.85,1.35) 1.21(1.09,1.35) NA GS 1.00(0.94,1.07) 1.05(1.01,1.09) 1.08(1.01,1.14) アタザナビル/リトナビル 300/100
1日1回90
1日1回400
1日1回30 LDV 1.98(1.78,2.20) 2.13(1.89,2.40) 2.36(2.08,2.67) SOF 0.96(0.88,1.05) 1.08(1.02,1.15) NA GS 1.13(1.08,1.19) 1.23(1.18,1.29) 1.28(1.21,1.36) アタザナビル/リトナビル+エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 300/100+200/300
1日1回90
1日1回400
1日1回24 LDV 1.68(1.54,1.84) 1.96(1.74,2.21) 2.18(1.91,2.50) SOF 1.01(0.88,1.15) 1.11(1.02,1.21) NA GS 1.17(1.12,1.23) 1.31(1.25,1.36) 1.42(1.34,1.49) ダルナビル/リトナビル 800/100
1日1回90
1日1回- 23 LDV 1.45(1.34,1.56) 1.39(1.28,1.49) 1.39(1.29,1.51) - 400
単回18 SOF 1.45(1.10,1.92) 1.34(1.12,1.59) NA GS 0.97(0.90,1.05) 1.24(1.18,1.30) NA ダルナビル/リトナビル+エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 800/100+200/300
1日1回90
1日1回400
1日1回23 LDV 1.11(0.99,1.24) 1.12(1.00,1.25) 1.17(1.04,1.31) SOF 0.63(0.52,0.75) 0.73(0.65,0.82) NA GS 1.10(1.04,1.16) 1.20(1.16,1.24) 1.26(1.20,1.32) ドルテグラビル+エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 50+200/300
1日1回90
1日1回400
1日1回29 LDV 0.85(0.81,0.90) 0.89(0.84,0.95) 0.89(0.84,0.95) SOF 1.06(0.92,1.21) 1.09(1.00,1.19) NA GS 0.99(0.95,1.03) 1.06(1.03,1.09) 1.06(1.03,1.10) エファビレンツ/エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩b 600/200/300
1日1回90
1日1回400
1日1回14 LDV 0.66(0.59,0.75) 0.66(0.59,0.75) 0.66(0.57,0.76) SOF 1.03(0.87,1.23) 0.94(0.81,1.10) NA GS 0.86(0.76,0.96) 0.90(0.83,0.97) 1.07(1.02,1.13) エルビテグラビル/コビシスタット 150/150
1日1回90
1日1回400
1日1回29 LDV 1.63(1.51,1.75) 1.78(1.64,1.94) 1.91(1.76,2.08) SOF 1.33(1.14,1.56) 1.36(1.21,1.52) NA GS 1.33(1.22,1.44) 1.44(1.41,1.48) 1.53(1.47,1.59) エムトリシタビン/リルピビリン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 200/25/300
1日1回90
1日1回400
1日1回15 LDV 1.01(0.95,1.07) 1.08(1.02,1.15) 1.16(1.08,1.25) SOF 1.05(0.93,1.20) 1.10(1.01,1.21) NA GS 1.06(1.01,1.11) 1.15(1.11,1.19) 1.18(1.13,1.24) リルピビリン 25
1日1回- 400
単回17 SOF 1.21(0.90,1.62) 1.09(0.94,1.27) NA GS 1.06(0.99,1.14) 1.01(0.97,1.04) NA ラルテグラビル 400
1日2回90
1日1回- 28 LDV 0.92(0.85,1.00) 0.91(0.84,1.00) 0.89(0.81,0.98) - 400
単回19 SOF 0.87(0.71,1.08) 0.95(0.82,1.09) NA GS 1.09(0.99,1.19) 1.03(0.97,1.08) NA ファモチジン 40
単回
本剤と同時投与90
単回400
単回12 LDV 0.80(0.69,0.93) 0.89(0.76,1.06) NA SOF 1.15(0.88,1.50) 1.11(1.00,1.24) NA GS 1.06(0.97,1.14) 1.06(1.02,1.11) NA 40
単回
本剤投与12時間前12 LDV 0.83(0.69,1.00) 0.98(0.80,1.20) NA SOF 1.00(0.76,1.32) 0.95(0.82,1.10) NA GS 1.13(1.07,1.20) 1.06(1.01,1.12) NA オメプラゾール 20
1日1回
本剤と同時投与90
単回400
単回16 LDV 0.89(0.61,1.30) 0.96(0.66,1.39) NA SOF 1.12(0.88,1.42) 1.00(0.80,1.25) NA GS 1.14(1.01,1.29) 1.03(0.96,1.12) NA 20
1日1回
レジパスビル単剤投与2時間前c30
単回- 16 LDV 0.52(0.41,0.66) 0.58(0.48,0.71) NA メサドン 30~130
1日量- 400
1日1回14 SOF 0.95(0.68,1.33) 1.30(1.00,1.69) NA GS 0.73(0.65,0.83) 1.04(0.89,1.22) NA リファンピシンd 600
1日1回90
単回- 31 LDV 0.65(0.56,0.76) 0.41(0.36,0.48) NA - 400
単回17 SOF 0.23(0.19,0.29) 0.28(0.24,0.32) NA GS 1.23(1.14,1.34) 0.95(0.88,1.03) NA シメプレビル 150
1日1回30
1日1回- 22 LDV 1.81(1.69,2.94) 1.92(1.77,2.07) NA シクロスポリン 600
単回- 400
単回19 SOF 2.54(1.87,3.45) 4.53(3.26,6.30) NA GS 0.60(0.53,0.69) 1.04(0.90,1.20) NA タクロリムス 5
単回- 400
単回16 SOF 0.97(0.65,1.43) 1.13(0.81,1.57) NA GS 0.97(0.83,1.14) 1.00(0.87,1.13) NA LDV:レジパスビル、SOF:ソホスブビル、GS:GS-331007、NA:該当なし、-:投与せずa:薬物相互作用試験は健康被験者で実施、b:配合錠(国内未承認)として投与、c:空腹時にオメプラゾールを1日1回6日間反復投与後、最終投与2時間後の食後にLDVを単回投与、d:他のHCV直接作用型抗ウイルス薬2剤との併用
- 表4 併用薬の薬物動態に及ぼすレジパスビル及びソホスブビルの影響a
併用薬 併用薬の投与量(mg) LDVの投与量(mg) SOFの投与量(mg) 例数 併用薬の薬物動態パラメータ比
LDV、SOF又は本剤投与時(90%信頼区間)Cmax AUC Cmin アバカビル/ラミブジン アバカビル 600
1日1回90
1日1回400
1日1回15 0.92(0.87,0.97) 0.90(0.85,0.94) NA ラミブジン 300
1日1回0.93(0.87,1.00) 0.94(0.90,0.98) 1.12(1.05,1.20) アタザナビル/リトナビル アタザナビル 300
1日1回90
1日1回400
1日1回30 1.07(1.00,1.15) 1.33(1.25,1.42) 1.75(1.58,1.93) リトナビル 100
1日1回0.93(0.84,1.02) 1.05(0.98,1.11) 1.56(1.42,1.71) アタザナビル/リトナビル+エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 アタザナビル 300
1日1回90
1日1回400
1日1回24 1.07(0.99,1.14) 1.27(1.18,1.37) 1.63(1.45,1.84) リトナビル 100
1日1回0.86(0.79,0.93) 0.97(0.89,1.05) 1.45(1.27,1.64) エムトリシタビン 200
1日1回b0.98(0.94,1.02) 1.00(0.97,1.04) 1.04(0.96,1.12) テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回b1.47(1.37,1.58) 1.35(1.29,1.42) 1.47(1.38,1.57) ダルナビル(ブースター:リトナビル) 800/100
1日1回90
1日1回- 23 1.02(0.88,1.19) 0.96(0.84,1.11) 0.97(0.86,1.10) - 400
単回18 0.97(0.94,1.01) 0.97(0.94,1.00) 0.86(0.78,0.96) ドルテグラビル+エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 ドルテグラビル 50
1日1回90
1日1回400
1日1回29 1.15(1.07,1.23) 1.13(1.06,1.20) 1.13(1.06,1.21) エムトリシタビン 200
1日1回b1.02(0.95,1.08) 1.07(1.04,1.10) 1.05(1.02,1.09) テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回b1.61(1.51,1.72) 1.65(1.59,1.71) 2.15(2.05,2.26) ダルナビル/リトナビル+エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 ダルナビル 800
1日1回90
1日1回400
1日1回23 1.01(0.96,1.06) 1.04(0.99,1.08) 1.08(0.98,1.20) リトナビル 100
1日1回1.17(1.01,1.35) 1.25(1.15,1.36) 1.48(1.34,1.63) エムトリシタビン 200
1日1回b1.02(0.96,1.08) 1.04(1.00,1.08) 1.03(0.97,1.10) テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回b1.64(1.54,1.74) 1.50(1.42,1.59) 1.59(1.49,1.70) エファビレンツ/エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩c エファビレンツ 600
1日1回90
1日1回400
1日1回15 0.87(0.79,0.97) 0.90(0.84,0.96) 0.91(0.83,0.99) エムトリシタビン 200
1日1回1.08(0.97,1.21) 1.05(0.98,1.11) 1.04(0.98,1.11) テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回1.79(1.56,2.04) 1.98(1.77,2.23) 2.63(2.32,2.97) エルビテグラビル/コビシスタット エルビテグラビル 150
1日1回90
1日1回400
1日1回29 0.88(0.82,0.95) 1.02(0.95,1.09) 1.36(1.23,1.49) コビシスタット 150
1日1回1.25(1.18,1.32) 1.59(1.49,1.70) 4.25(3.47,5.22) エムトリシタビン/リルピビリン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 エムトリシタビン 200
1日1回90
1日1回400
1日1回14 1.02(0.98,1.06) 1.05(1.02,1.08) 1.06(0.97,1.15) リルピビリン 25
1日1回0.97(0.88,1.07) 1.02(0.94,1.11) 1.12(1.03,1.21) テノホビルジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回1.32(1.25,1.39) 1.40(1.31,1.50) 1.91(1.74,2.10) リルピビリン 25
1日1回- 400
単回17 1.05(0.97,1.15) 1.06(1.02,1.09) 0.99(0.94,1.04) ラルテグラビル 400
1日2回90
1日1回- 28 0.82(0.66,1.02) 0.85(0.70,1.02) 1.15(0.90,1.46) - 400
単回19 0.57(0.44,0.75) 0.73(0.59,0.91) 0.95(0.81,1.12) R-メサドン 30~130
1日量- 400
1日1回14 0.99(0.85,1.16) 1.01(0.85,1.21) 0.94(0.77,1.14) S-メサドン 0.95(0.79,1.13) 0.95(0.77,1.17) 0.95(0.74,1.22) ノルエルゲストロミン ノルゲスチメート 0.180/0.215/0.250/エチニルエストラジオール 0.025
1日1回90
1日1回- 15 1.02(0.89,1.16) 1.03(0.90,1.18) 1.09(0.91,1.31) - 400
1日1回1.07(0.94,1.22) 1.06(0.92,1.21) 1.07(0.89,1.28) ノルゲストレル 90
1日1回- 1.03(0.87,1.23) 0.99(0.82,1.20) 1.00(0.81,1.23) - 400
1日1回1.18(0.99,1.41) 1.19(0.98,1.45) 1.23(1.00,1.51) エチニルエストラジオール 90
1日1回- 1.40(1.18,1.66) 1.20(1.04,1.39) 0.98(0.79,1.22) - 400
1日1回1.15(0.97,1.36) 1.09(0.94,1.26) 0.99(0.80,1.23) シメプレビル 150
1日1回30
1日1回- 28 2.61(2.39,2.86) 2.69(2.44,2.96) NA シクロスポリン 600
単回- 400
単回19 1.06(0.94,1.18) 0.98(0.85,1.14) NA タクロリムス 5
単回- 400
単回16 0.73(0.59,0.90) 1.09(0.84,1.40) NA LDV:レジパスビル、SOF:ソホスブビル、NA:該当なし、-:投与せずa:薬物相互作用試験は健康被験者で実施、b:エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩の配合錠として投与、c:配合錠(国内未承認)として投与
- 心電図に対する影響(外国人のデータ)
- 外国人健康成人被験者59例を対象にレジパスビル120mg1日2回10日間投与により心電図に対する影響を評価したとき、QTc間隔の延長は示されなかった。また、外国人健康成人被験者59例を対象にソホスブビル400mg及び1200mg単回投与により心電図に対する影響を評価したとき、QTc間隔の延長は示されなかった。