製品名 イソフルラン吸入麻酔液「ファイザー」

一般名
Isoflurane
薬効分類
鎮静薬(麻酔薬含む)
 >全身吸入麻酔薬
価格
1mL:25.2円/mL

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 全身麻酔

用法・用量

  • 導入

    • 睡眠量の静脈麻酔薬を投与し、イソフルランと酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスとで導入する。また、イソフルランと酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスでも導入できる。本薬による導入では、最初0.5%から始めて徐々に濃度を上げ、手術に必要な濃度にすることが望ましい。通常、4.0%以下の濃度で導入できる。
  • 維持

    • 患者の臨床徴候を観察しながら、酸素・亜酸化窒素と併用し、最小有効濃度で外科的麻酔状態を維持する。通常、2.5%以下の濃度で維持できる。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本薬又は他のハロゲン化麻酔薬に対して過敏性のある患者
  • 血族に悪性高熱がみられた患者[悪性高熱があらわれやすいとの報告がある。]
副作用
(頻度不明)
悪性高熱
原因不明の頻脈・不整脈・血圧変動、急激な体温上昇、筋強直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、過呼吸、ソーダライムの異常過熱・急激な変色、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱があらわれることがある。本剤を使用中、もしくは使用後に悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに投与を中止し、ダントロレンナトリウムの静脈内投与、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正など適切な処置を行うこと。また、本症は腎不全を続発することがあるので、尿量の維持を図ること。
呼吸抑制
麻酔中、呼吸抑制(咳、喉頭痙攣、気管支痙攣等)があらわれることがある。
ショック、アナフィラキシー
ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、血管浮腫(顔面浮腫、喉頭浮腫等)、全身紅潮、蕁麻疹等の異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
肝炎、肝機能障害
肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)等の著しい上昇を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。なお、短期間内に反復投与した場合、その頻度が増すとの報告があるので、少なくとも3ヵ月以内の反復投与は避けることが望ましい。また、本剤と他のハロゲン化麻酔剤との間に交叉過敏性のあることが報告されている。
QT延長、心室頻拍(torsades de pointesを含む)、心室細動、完全房室ブロック、心停止
QT延長、心室頻拍(torsades de pointesを含む)、心室細動、完全房室ブロック等が出現し、心停止に至ることがあるため、異常が認められた場合には、本剤を減量又は中止し、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

肝・胆道疾患のある患者[肝・胆道疾患が増悪するおそれがある。]
腎機能障害のある患者[腎機能がさらに悪化するおそれがある。]
スキサメトニウム塩化物水和物の静注により筋強直がみられた患者[悪性高熱があらわれることがある。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
アドレナリン含有製剤を投与中の患者[併用により心筋のアドレナリンに対する感受性が亢進することが知られており、頻脈、不整脈等を起こすおそれがある(「相互作用」の項参照)。]
心疾患及び心電図異常のある患者[QT延長、心室頻拍(torsades de pointesを含む)、心室細動、完全房室ブロック等が出現し、心停止に至ることがある(「副作用」の項参照)。]

重要な基本的注意

本薬の使用に際しては、麻酔技術に熟練した医師が、専任で患者の全身状態を注意深く監視すること。
麻酔を行う際には、原則としてあらかじめ絶食をさせておくこと。
麻酔を行う際には、原則として麻酔前投薬を行うこと。
麻酔中は気道に注意して、呼吸・循環に対する観察を怠らないこと。
麻酔の深度は手術、検査に必要な最低の深さにとどめること。
麻酔の影響が完全に消失するまでは、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

高齢者への投与

副作用発現率は年齢と相関して高くなるので、高齢者の麻酔には注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
他の吸入麻酔薬と同様、麻酔深度が深くなるにつれ、子宮筋を弛緩させる作用が増強すると報告されているので、産科麻酔に用いる場合には、観察を十分に行い、慎重に投与すること。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児又は幼児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。