製品名 ニュープロパッチ2.25mg
ニュープロパッチ4.5mg
ニュープロパッチ9mg
ニュープロパッチ13.5mg
ニュープロパッチ18mg

一般名
Rotigotine
薬効分類
パーキンソン病・認知症治療薬
 >ドパミンアゴニスト:非麦角系
価格
2.25mg1枚:268.2円/枚
4.5mg1枚:412.8円/枚
9mg1枚:634.9円/枚
13.5mg1枚:817.9円/枚
18mg1枚:978.6円/枚

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • ニュープロパッチ2.25mg

    • パーキンソン病
    • 中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)
  • ニュープロパッチ4.5mg

    • パーキンソン病
    • 中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)
  • ニュープロパッチ9mg

    • パーキンソン病
  • ニュープロパッチ13.5mg

    • パーキンソン病
  • ニュープロパッチ18mg

    • パーキンソン病

用法・用量

  • ニュープロパッチ2.25mg

    • パーキンソン病

      • 通常、成人にはロチゴチンとして1日1回4.5mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間毎に1日量として4.5mgずつ増量し維持量(標準1日量9mg~36mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は36mgを超えないこと。
      • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。
    • 中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)

      • 通常、成人にはロチゴチンとして1日1回2.25mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間以上の間隔をあけて1日量として2.25mgずつ増量し維持量(標準1日量4.5mg~6.75mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は6.75mgを超えないこと。
      • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。
  • ニュープロパッチ4.5mg

    • パーキンソン病

      • 通常、成人にはロチゴチンとして1日1回4.5mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間毎に1日量として4.5mgずつ増量し維持量(標準1日量9mg~36mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は36mgを超えないこと。
      • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。
    • 中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)

      • 通常、成人にはロチゴチンとして1日1回2.25mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間以上の間隔をあけて1日量として2.25mgずつ増量し維持量(標準1日量4.5mg~6.75mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は6.75mgを超えないこと。
      • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。
  • ニュープロパッチ9mg

    • パーキンソン病

      • 通常、成人にはロチゴチンとして1日1回4.5mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間毎に1日量として4.5mgずつ増量し維持量(標準1日量9mg~36mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は36mgを超えないこと。
      • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。
  • ニュープロパッチ13.5mg

    • パーキンソン病

      • 通常、成人にはロチゴチンとして1日1回4.5mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間毎に1日量として4.5mgずつ増量し維持量(標準1日量9mg~36mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は36mgを超えないこと。
      • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。
  • ニュープロパッチ18mg

    • パーキンソン病

      • 通常、成人にはロチゴチンとして1日1回4.5mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間毎に1日量として4.5mgずつ増量し維持量(標準1日量9mg~36mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は36mgを超えないこと。
      • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。
禁忌

【警告】

  • 前兆のない突発的睡眠及び傾眠等がみられることがあり、また突発的睡眠等により自動車事故を起こした例が報告されているので、患者に本剤の突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明し、本剤貼付中には、自動車の運転、機械の操作、高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意すること。(「2.重要な基本的注意(1)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 1)突発的睡眠」の項参照)
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
突発的睡眠(1%未満)
前兆のない突発的睡眠があらわれることがあるので、このような場合には、減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。(〔警告〕の項及び「2.重要な基本的注意(1)」の項参照)
幻覚(7.6%)、妄想(1%未満)、せん妄(1%未満)、錯乱(頻度不明
幻覚(主に幻視)、妄想、せん妄、錯乱があらわれることがあるので、このような場合には、減量又は投与を中止するとともに、必要に応じて抗精神病薬を使用するなどの適切な処置を行うこと。(「2.重要な基本的注意(3)」の項参照)
悪性症候群(1%未満)
本剤の急激な減量又は中止、あるいは非定型抗精神病薬の併用により、悪性症候群があらわれることがある。観察を十分に行い、発熱、意識障害、無動無言、高度の筋硬直、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗、血清CK(CPK)の上昇等があらわれた場合には悪性症候群の症状である可能性があるため、再投与後、漸減し、体冷却、水分補給等の適切な処置を行うこと。(「2.重要な基本的注意(4)」の項参照)
肝機能障害(頻度不明
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP上昇等の肝機能障害があらわれることがあるので、このような場合には、減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。
*:自発報告又は海外で認められた副作用のため頻度不明。
注意

次の患者には慎重に投与すること

幻覚、妄想等の精神症状又はそれらの既往歴のある患者[症状が増悪又は発現しやすくなることがある。](「2.重要な基本的注意(3)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 2)幻覚、妄想、せん妄、錯乱」の項参照)
重篤な心疾患又はそれらの既往歴のある患者[心疾患が増悪又は再発することがある。]
低血圧症の患者[症状が悪化することがある。](「2.重要な基本的注意(2)」の項参照)
重度の肝障害のある患者[本剤は主として肝臓で代謝される。また、これらの患者での使用経験はなく安全性は確立されていない。]
高齢者(「5.高齢者への投与」の項参照)
本剤を含めたドパミン受容体作動薬の投与により突発的睡眠等により自動車事故を起こした例が報告されている。突発的睡眠を起こした症例の中には、傾眠や過度の眠気のような前兆を認めなかった例あるいは投与開始後1年以上経過した後に初めて発現した例も報告されている。患者には本剤の突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明し、自動車の運転、機械の操作、高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意すること。(〔警告〕の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 1)突発的睡眠」の項参照)
本剤を含めたドパミン受容体作動薬の投与により起立性低血圧がみられることがある。本剤の投与は少量から開始し、めまい、立ちくらみ、ふらつき等の起立性低血圧の兆候や症状が認められた場合には、減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。
本剤を他の抗パーキンソン剤と併用した場合、ジスキネジア、幻覚、妄想、錯乱等の副作用が発現しやすくなる可能性があるため、これらの副作用があらわれた場合には減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。(「4.副作用(1)重大な副作用 2)幻覚、妄想、せん妄、錯乱」の項参照)
本剤の急激な減量又は中止により、悪性症候群を誘発することがあるため、減量・中止が必要な場合は漸減すること。(「4.副作用(1)重大な副作用 3)悪性症候群」の項参照)
本剤を含めたドパミン受容体作動薬の投与により病的賭博(個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食等の衝動制御障害が報告されている。このような症状が発現した場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。また、患者及び介護者等にこのような衝動制御障害の症状について説明すること。
レストレスレッグス症候群患者において、本剤を含めたドパミン受容体作動薬の投与によりAugmentation(症状発現が2時間以上早まる、症状の増悪、他の部位への症状拡大)が認められることがある。このような症状が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
本剤の貼付により皮膚症状が発現した場合には、必要に応じてステロイド外用剤又は抗ヒスタミン外用剤等を使用するか、あるいは本剤の使用を中止するなど、症状に応じて適切な処置を行うこと。また、小水疱を含む適用部位反応が発現した場合、あるいは適用部位以外に及ぶ広範な皮膚炎が認められた場合には本剤の使用を速やかに中止すること。なお、適用部位に発疹や刺激反応等が認められた場合には、日光により発現部位の皮膚が変色するおそれがあるので、回復するまで発現部位への直射日光は避けること。
本剤の貼り替えの際、貼付している製剤を除去せずに新たな製剤を貼付した場合、本剤の血中濃度が上昇するため、貼り替えの際は先に貼付した製剤を除去したことを十分に確認するよう患者及び介護者等に指導すること。
使用時
貼付部位の皮膚を拭い、清潔にしてから本剤を貼付すること。なお、貼付する部位にクリーム、ローション又はパウダーを塗布しないこと。
皮膚刺激を避けるため、毎回貼付部位を変えること。
創傷面に使用しないこと。
適用部位を外部熱(過度の直射日光、あんか、サウナなどのその他の熱源)に曝露させないこと。[貼付部位の温度が上昇すると本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。]
本剤をハサミ等で切って使用しないこと。[ハサミ等で裁断すると本剤の有効成分が析出し、血中濃度が低下するおそれがある。]
本剤を扱った後は、手に付着した薬剤を除去するため、手を洗うこと。手洗い前に目に触れないこと。
貼付24時間後も本剤の成分が残っているので、使用済みの製剤は接着面を内側にして折りたたみ、小児の手及び目の届かないところに安全に廃棄すること。
ニュープロパッチ2.25mg
全効能共通
本剤の貼付による皮膚刺激を避けるため、貼付箇所は毎回変更すること。(「2.重要な基本的注意(7)」の項参照)
貼付後、20~30秒間手のひらでしっかり押し付けて、本剤が皮膚面に完全に接着するようにすること。
パーキンソン病
本剤の投与は、「用法・用量」に従い少量から開始し、幻覚、妄想等の精神症状、消化器症状、血圧等の観察を十分に行い、慎重に維持量(標準1日量9mg~36mg)まで増量すること。(「1.慎重投与(1)、(3)」の項、「2.重要な基本的注意(2)、(3)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 2)幻覚、妄想、せん妄、錯乱」の項参照)
本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること。漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として4.5mgずつ減量すること。(「2.重要な基本的注意(4)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 3)悪性症候群」の項参照)
中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)
本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること。漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として2.25mgずつ減量すること。(「2.重要な基本的注意(4)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 3)悪性症候群」の項参照)
ニュープロパッチ4.5mg
全効能共通
本剤の貼付による皮膚刺激を避けるため、貼付箇所は毎回変更すること。(「2.重要な基本的注意(7)」の項参照)
貼付後、20~30秒間手のひらでしっかり押し付けて、本剤が皮膚面に完全に接着するようにすること。
パーキンソン病
本剤の投与は、「用法・用量」に従い少量から開始し、幻覚、妄想等の精神症状、消化器症状、血圧等の観察を十分に行い、慎重に維持量(標準1日量9mg~36mg)まで増量すること。(「1.慎重投与(1)、(3)」の項、「2.重要な基本的注意(2)、(3)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 2)幻覚、妄想、せん妄、錯乱」の項参照)
本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること。漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として4.5mgずつ減量すること。(「2.重要な基本的注意(4)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 3)悪性症候群」の項参照)
中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)
本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること。漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として2.25mgずつ減量すること。(「2.重要な基本的注意(4)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 3)悪性症候群」の項参照)
ニュープロパッチ9mg
全効能共通
本剤の貼付による皮膚刺激を避けるため、貼付箇所は毎回変更すること。(「2.重要な基本的注意(7)」の項参照)
貼付後、20~30秒間手のひらでしっかり押し付けて、本剤が皮膚面に完全に接着するようにすること。
パーキンソン病
本剤の投与は、「用法・用量」に従い少量から開始し、幻覚、妄想等の精神症状、消化器症状、血圧等の観察を十分に行い、慎重に維持量(標準1日量9mg~36mg)まで増量すること。(「1.慎重投与(1)、(3)」の項、「2.重要な基本的注意(2)、(3)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 2)幻覚、妄想、せん妄、錯乱」の項参照)
本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること。漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として4.5mgずつ減量すること。(「2.重要な基本的注意(4)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 3)悪性症候群」の項参照)
ニュープロパッチ13.5mg
全効能共通
本剤の貼付による皮膚刺激を避けるため、貼付箇所は毎回変更すること。(「2.重要な基本的注意(7)」の項参照)
貼付後、20~30秒間手のひらでしっかり押し付けて、本剤が皮膚面に完全に接着するようにすること。
パーキンソン病
本剤の投与は、「用法・用量」に従い少量から開始し、幻覚、妄想等の精神症状、消化器症状、血圧等の観察を十分に行い、慎重に維持量(標準1日量9mg~36mg)まで増量すること。(「1.慎重投与(1)、(3)」の項、「2.重要な基本的注意(2)、(3)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 2)幻覚、妄想、せん妄、錯乱」の項参照)
本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること。漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として4.5mgずつ減量すること。(「2.重要な基本的注意(4)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 3)悪性症候群」の項参照)
ニュープロパッチ18mg
全効能共通
本剤の貼付による皮膚刺激を避けるため、貼付箇所は毎回変更すること。(「2.重要な基本的注意(7)」の項参照)
貼付後、20~30秒間手のひらでしっかり押し付けて、本剤が皮膚面に完全に接着するようにすること。
パーキンソン病
本剤の投与は、「用法・用量」に従い少量から開始し、幻覚、妄想等の精神症状、消化器症状、血圧等の観察を十分に行い、慎重に維持量(標準1日量9mg~36mg)まで増量すること。(「1.慎重投与(1)、(3)」の項、「2.重要な基本的注意(2)、(3)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 2)幻覚、妄想、せん妄、錯乱」の項参照)
本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること。漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として4.5mgずつ減量すること。(「2.重要な基本的注意(4)」の項及び「4.副作用(1)重大な副作用 3)悪性症候群」の項参照)
ニュープロパッチ2.25mg
レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)の診断は、国際レストレスレッグス症候群研究グループの診断基準及び重症度スケールに基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与すること。
ニュープロパッチ4.5mg
レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)の診断は、国際レストレスレッグス症候群研究グループの診断基準及び重症度スケールに基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与すること。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[妊娠中の婦人に対する使用経験がなく、安全性は確立していない。なお、生殖発生毒性試験で次のことが報告されている。]
マウス及びラットの受胎能試験において、血漿中プロラクチン濃度の低下に関連した雌受胎能の低下がみられた。
マウス及びラットの胚・胎児発生試験において、血漿中プロラクチン濃度の低下に関連した早期吸収胚の増加がみられた。
ラットの出生前及び出生後試験において、血漿中プロラクチン濃度の低下に関連した授乳障害による出生児の生存性、発育及び機能の低下がみられた。
授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[臨床試験で本剤投与後に血漿中プロラクチン濃度の低下が認められたため、乳汁分泌が抑制されるおそれがある。また、動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。]
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない。)
血漿中濃度
単回投与
健康成人に本剤4.5mgを単回投与(24時間貼付)した時のロチゴチンの血漿中濃度推移を図1に、血漿中薬物動態パラメータを表1に示した。
図1 ロチゴチン4.5mg単回投与時(24時間貼付)のロチゴチンの血漿中濃度推移
表1 ロチゴチン4.5mg単回投与時(24時間貼付)のロチゴチンの血漿中薬物動態パラメータ
投与量AUCta(pg・h/mL)Cmaxa(pg/mL)tmaxb(h)t1/2c(h)
4.5mg/日4,382.12(55.3)224.92(55.8)16.0(12-25)5.332(2.448)
例数:24例a:幾何平均値(%CV)、b:中央値(範囲)、c:算術平均値(標準偏差)
反復投与
健康成人に本剤2.25mg、4.5mg及び9mgをそれぞれ3日間計9日間反復投与(1日1回24時間貼付)した時の定常状態(3回目の投与時)でのロチゴチンの血漿中薬物動態パラメータを表2に示した。ロチゴチンの血漿中濃度は新しい貼付剤を貼付後2時間はわずかに減少した。その後、貼付後7~17時間で最大値まで上昇した。
表2 ロチゴチン2.25mg、4.5mg及び9mg反復投与時(1日1回24時間貼付)のロチゴチンの血漿中薬物動態パラメータ
投与量AUC24,ssa(pg・h/mL)Cmax,ssa(pg/mL)tmaxb(h)t1/2c(h)
2.25mg/日2,277.2(37.9)127.00(38.8)10.0(0-16)
4.5mg/日4,216.9(30.1)224.89(32.0)16.0(0-24)
9mg/日12,008.9(38.7)668.24(43.2)8.0(4-24)6.357(1.250)
例数:12例a:幾何平均値(%CV)、b:中央値(範囲)、c:算術平均値(標準偏差)
パーキンソン病患者
パーキンソン病患者を対象とした臨床試験より得られた各維持用量における定常状態時の血漿中ロチゴチン濃度を図2に示した。ロチゴチンの血漿中濃度は概ね36mg/日まで用量に依存して増加していた。なお、最高維持用量である36mg/日を投与した際のロチゴチンの血漿中濃度は2,877±1,992pg/mLであった。
図2 パーキンソン病患者における維持用量ごとの血漿中ロチゴチン濃度
レストレスレッグス症候群患者
レストレスレッグス症候群患者を対象とした臨床試験より得られた各維持用量における定常状態時の血漿中ロチゴチン濃度を図3に示した。ロチゴチンの血漿中濃度は2.25mg/日から6.75mg/日の範囲で用量に依存して増加していた。なお、最高維持用量である6.75mg/日を投与した際のロチゴチンの血漿中濃度は456±239pg/mLであった。
図3 レストレスレッグス症候群患者における維持用量ごとの血漿中ロチゴチン濃度
貼付部位(参考:外国人による成績)
ロチゴチン(18mg/日)を6ヵ所の貼付部位(肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部)に投与した場合のロチゴチンの血漿中濃度推移は類似していた。Cmax,ss及びAUCt,ssにおいて、貼付部位による明らかな差は認められなかった。
絶対的バイオアベイラビリティ(参考:外国人による成績)
健康成人における経皮投与でのロチゴチンの絶対的バイオアベイラビリティは36.9%であった。
蛋白結合率
ロチゴチンのヒト血漿中での蛋白結合率は91.6%であった。
代謝酵素
ロチゴチンの硫酸抱合反応にはSULT1A1、SULT1A2、SULT1A3及びSULT1Eが、グルクロン酸抱合反応にはUGT1A9及びUGT2B15が関与している。また、酸化反応にはCYP2C19、CYP1A2など複数のCYP分子種が関与している。
排泄(参考:外国人による成績)
14C-ロチゴチンを4.5mg単回投与(24時間貼付)した時、ロチゴチンの吸収率は投与量の46.14%であった。投与された放射能のうち、30.43%及び10.21%がそれぞれ尿中及び糞中に排泄された。吸収量に対する放射能の尿中及び糞中排泄率の合計は87.44%であった。
14C-ロチゴチンを1.2mg静脈内投与した時、尿中には主にロチゴチン硫酸抱合体、ロチゴチングルクロン酸抱合体、ロチゴチンの脱プロピル体の硫酸抱合体として排泄された。未変化体は尿中にほとんど排泄されなかった。
相互作用(参考:外国人による成績)
健康成人において、オメプラゾール(40mg/日6日間投与)の併用投与はロチゴチン(9mg/日)の薬物動態に影響を与えなかった。
健康成人において、シメチジン(800mg/日7日間投与)の併用投与はロチゴチン(9mg/日)の薬物動態に影響を与えなかった。
健康成人において、ドンペリドン(30mg/日5日間投与)の併用投与はロチゴチン(4.5mg/日)の薬物動態に影響を与えなかった。
レストレスレッグス症候群患者において、L-dopa配合剤(レボドパ100mg/カルビドパ25mg)(1日2回投与)とロチゴチン(9mg/日)の併用投与はそれぞれの薬物動態に影響を与えなかった。
健康成人において、経口ホルモン避妊薬(エチニルエストラジオール0.03mg/レボノルゲストレル0.15mg製剤)とロチゴチン(6.75mg/日)の併用投与はそれぞれの薬物動態に影響を与えなかった。また、ロチゴチンは経口ホルモン避妊薬の排卵抑制作用に影響を与えなかった。
その他(外国人による成績)
腎障害
健康成人8例(CLcr≧80mL/min)、中等度腎機能障害者7例(50mL/min>CLcr≧30mL/min)、高度腎機能障害者8例(CLcr<30mL/min、非透析者)及び末期腎機能障害者8例(CLcr<15mL/min、透析者)に本剤4.5mgを単回投与(24時間貼付)した時、中等度、高度及び末期腎機能障害者の血漿中ロチゴチンのAUCtはそれぞれ健康成人の0.88倍、1.14倍、1.05倍であり、Cmaxはそれぞれ健康成人の0.93倍、1.18倍、1.25倍であった。
肝障害
健康成人8例及び中等度の肝機能障害者8例(Child-Pugh分類B)に本剤4.5mgを3日間投与(1日1回24時間貼付)した時、中等度肝機能障害者の血漿中ロチゴチンのAUC24,ss及びCmax,ssは健康成人の0.90倍及び0.94倍であった。