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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 下記疾患に伴う咳嗽

    • 急性気管支炎、慢性気管支炎、感冒・上気道炎、肺炎、肺結核

用法・用量

  • 通常成人1日9錠を3回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
  • 小児には以下のように投与する。
    • 12歳以上15歳未満

      成人量の2/3

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
  • 12歳未満の小児[「小児等への投与」の項参照]
  • アヘンアルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者
  • 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
  • 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
  • カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプロテレノール等)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)

注意 

次の患者には慎重に投与すること

気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げるおそれがある。]
心・呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
肝・腎機能障害のある患者[副作用が発現するおそれがある。]
脳に器質的障害のある患者[脳血管を拡張し脳脊髄液圧を上昇させるおそれがある。]
ショック状態にある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
代謝性アシドーシスのある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
甲状腺機能異常のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
薬物依存の既往歴のある患者[薬物依存を生じるおそれがある。]
高齢者、衰弱者[高齢者、衰弱者は代謝・排泄機能が低下しているため、副作用が発現するおそれがある。「高齢者への投与」の項参照]
高血圧症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
糖尿病の患者[血糖のコントロールに悪影響を及ぼすおそれがある。]
開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
妊婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
用法・用量通り正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止すること。また、経過の観察を十分に行うこと。
重篤な呼吸抑制のリスクが増加するおそれがあるので、18歳未満の肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重篤な肺疾患を有する患者には投与しないこと。
過度の使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないように注意すること。
眠気、めまいが起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ジヒドロコデインリン酸塩の類似化合物(モルヒネ)の動物実験で催奇形性が報告されている。]
分娩時の投与により新生児に呼吸抑制があらわれることがある。
授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[ジヒドロコデインリン酸塩の類似化合物(コデイン)で、母乳への移行により、乳児でモルヒネ中毒(傾眠、哺乳困難、呼吸困難等)が生じたとの報告がある。なお、CYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra-rapid Metabolizer)では、母乳中のジヒドロモルヒネ濃度が高くなるおそれがある。]
12歳未満の小児には投与しないこと。[呼吸抑制の感受性が高い。海外において、12歳未満の小児で死亡を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある。]
溶出挙動
クロフェドリンS配合錠は、日本薬局方外医薬品規格第三部に定められたジヒドロコデインリン酸塩3mg・dl-メチルエフェドリン塩酸塩7mg・クロルフェニラミンマレイン酸塩1.5mg錠の溶出規格に適合していることが確認されている。

併用禁忌 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
カテコールアミン製剤
アドレナリン
(ボスミン)
イソプロテレノール
(プロタノール等)
臨床症状:不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。機序:メチルエフェドリン塩酸塩及びカテコールアミン製剤はともに交感神経刺激作用を持つ。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
中枢神経抑制剤
フェノチアジン誘導体
バルビツール酸誘導体等
モノアミン酸化酵素阻害剤
三環系抗うつ剤
アルコール
臨床症状:中枢抑制作用が増強されることがある。機序:ジヒドロコデインリン酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩はともに中枢神経抑制作用を持つ。
抗コリン剤
アトロピン硫酸塩水和物等
臨床症状:便秘又は尿貯留が起こるおそれがある。機序:ジヒドロコデインリン酸塩は抗コリン作用を増強する。
モノアミン酸化酵素阻害剤
甲状腺製剤
レボチロキシン
リオチロニン等
臨床症状:メチルエフェドリン塩酸塩の作用が増強されることがある。
措置方法:減量するなど注意すること。
機序:メチルエフェドリン塩酸塩は交感神経刺激作用を持つ。
ナルメフェン塩酸塩水和物本剤の効果が減弱するおそれがある。μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される。

重大な副作用 

無顆粒球症、再生不良性貧血(頻度不明)
無顆粒球症、再生不良性貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
呼吸抑制(頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
なお、ジヒドロコデインリン酸塩による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。

その他の副作用 

頻度不明
過敏症注1)顔面紅潮、発疹、そう痒感
血液注1)血小板減少症
依存性注2)薬物依存
呼吸循環器系心悸亢進、血圧変動
精神神経系眠気、疲労、めまい、発汗、頭痛、神経過敏、熱感
消化器悪心・嘔吐、便秘、食欲不振、口渇
泌尿器多尿、排尿困難

注1)症状(異常)が認められた場合には投与を中止すること。
注2)反復使用により生じることがあるので、観察を十分に行うこと。

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