製品名 プラルエント皮下注75mgシリンジ
プラルエント皮下注150mgシリンジ

一般名
Alirocumab(Genetical Recombination)
薬効分類
脂質代謝異常治療薬
 >PCSK9阻害剤
価格
75mg1mL1筒:22948円/筒
150mg1mL1筒:44481円/筒

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症
    ただし、心血管イベントの発現リスクが高く、HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分な場合に限る。

用法・用量

  • 通常、成人にはアリロクマブ(遺伝子組換え)として75mgを2週に1回皮下投与する。効果不十分な場合には1回150mgに増量できる。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
重篤なアレルギー反応(頻度不明注1)
過敏症、貨幣状湿疹、蕁麻疹、過敏性血管炎等のアレルギー反応が認められ、重篤な症例も報告されている。観察を十分に行い、このような反応が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注1)海外臨床試験で認められている副作用のため頻度不明
注意

次の患者には慎重に投与すること

重度の肝機能障害患者[使用経験がない。【薬物動態】の項参照]
本剤投与にあたっては、あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法、禁煙、他の虚血性心疾患のリスクファクター(糖尿病、高血圧症等)の軽減等も十分考慮すること。
投与中は血中脂質値を定期的に検査し、本剤に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。
併用するHMG-CoA還元酵素阻害剤及び他の脂質異常症治療薬の添付文書における「使用上の注意」の禁忌、慎重投与、重要な基本的注意、重大な副作用等の記載を確認すること。
投与経路
皮下にのみ投与すること。
投与時
遮光した状態で室温に戻してから投与すること。
激しく振とうしないこと。
液の変色や明らかな粒子を認める場合には使用しないこと。
投与部位
皮下注射は、大腿部、腹部又は上腕部に行う。同一部位に繰り返し注射することは避けることが望ましい。
また本剤と他の注射剤を同じ注射部位で併用しないこと。
皮膚に異常のある部位(傷、皮疹、炎症等)には注射しないこと。
HMG-CoA還元酵素阻害剤と併用すること。[日本人における本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない。]
アフェレーシスと併用する場合には、アフェレーシス施行後に本剤を投与すること。
適用の前に十分な診察及び検査を実施し、家族性高コレステロール血症又は高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
家族性高コレステロール血症以外の患者では、冠動脈疾患、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患、糖尿病、慢性腎臓病等の罹患又は既往歴等から、心血管イベントの発現リスクが高いことを確認し、本剤投与の要否を判断すること。[【臨床成績】の項参照]
家族性高コレステロール血症のうちホモ接合体については有効性及び安全性が確立していないので、本剤による治療の適否を特に慎重に判断し、本剤に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。[「2.重要な基本的注意」の項(2)参照]
一般に高齢者では生理機能が低下しているため、副作用の発現に注意すること。
本剤はHMG-CoA還元酵素阻害剤と併用するため、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には投与しないこと。[HMG-CoA還元酵素阻害剤において、動物実験で出生児数の減少、生存・発育に対する影響、胎児の生存率の低下と発育抑制及び胎児の骨格奇形が報告され、ヒトでは胎児の先天性奇形があらわれたとの報告がある。また、HMG-CoA還元酵素阻害剤においてラットで乳汁中への移行が確認されている。なお、ラットにおいて本剤の胎盤通過が認められており、カニクイザルにおいて妊娠期間中に本剤臨床曝露量の57倍の曝露がみられた母動物の新生児でIgG二次応答の低下が認められている。]
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]
血清中濃度
単回投与(外国人データ)
健康成人に、アリロクマブ50mg、100mg、150mg及び250mgを単回皮下投与注)したときのアリロクマブの血清中濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった。Cmax及びAUCはほぼ用量に比例して増加した。
アリロクマブ50~250mgを単回皮下投与したときの血清中濃度推移
アリロクマブ50~250mgを単回皮下投与したときの薬物動態パラメータ
投与量(mg)Cmax(mg/L)tmaxa(day)AUC(mg・day/L)
505.27±1.805.0(3.0-7.1)78.0±23.2
1008.28±3.697.0(3.0-7.1)135±57.6
15014.6±7.957.0(3.0-7.9)293±172
25025.2±10.45.0(3.0-7.0)517±258
n=6(150mgのみn=5),Mean±S.D.,a:中央値(最小値-最大値)
また、健康成人にアリロクマブ0.3~12mg/kgを単回静脈内投与注)したとき、定常状態の分布容積は0.04~0.05L/kg、クリアランスは用量増加に伴い低下した(0.3mg/kg投与で6.20mL/day/kg、12mg/kg投与で3.17mL/day/kg)。
注)本剤の承認された用法及び用量は75mg又は150mgを2週間に1回皮下投与である。
反復投与
一定用量のアトルバスタチン投与を受けている日本人原発性高コレステロール血症患者各25例を対象にアリロクマブ75mg及び150mgを2週に1回12週間皮下投与したときのアリロクマブの血清中トラフ濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった。初回投与12週後のアリロクマブの血清中トラフ濃度(Mean±S.D.)はそれぞれ4.07±2.45mg/L及び16.0±11.0mg/Lであった。また、血清中濃度は2~3回投与後に定常状態に達した。
アリロクマブ75mg及び150mgを2週に1回反復皮下投与したときの血清中トラフ濃度推移及びフォローアップ時の血清中濃度推移
アリロクマブ75mg及び150mgを2週に1回反復皮下投与したときの薬物動態パラメータ
投与量(mg)Cmax(mg/L)AUC0-τ(mg・day/L)
757.47±3.1086.8±39.7
15023.9±12.5296±167
Cmax及びAUC0-τ:母集団薬物動態解析に基づく事後推定値(Mean±S.D.)
吸収
アリロクマブを皮下投与したときの絶対的バイオアベイラビリティは、母集団薬物動態解析により53~86%と算出された。
外国健康成人各20例を対象にアリロクマブ75mgを大腿部、腹部又は上腕部に単回皮下投与したときの薬物動態は同様であった。
肝機能障害患者(外国人データ)
軽度及び中等度肝機能障害患者ならびに肝機能正常被験者各8例にアリロクマブ75mgを単回皮下投与したとき、軽度及び中等度肝機能障害患者のPKプロファイルは肝機能正常被験者と比較してほぼ同様であった。
腎機能障害患者
母集団薬物動態解析により、軽度及び中等度の日本人腎機能障害患者にアリロクマブ75mgを2週に1回皮下投与したとき、腎機能が正常な患者に比べて、定常状態におけるアリロクマブの曝露量(AUC0-τ)がそれぞれ約1.5倍及び2倍に増加することが示された。なお、腎機能はアリロクマブのPKに影響する共変量として特定されなかった。
薬物相互作用(外国人データ)
高コレステロール血症患者を対象にアリロクマブとアトルバスタチン又はロスバスタチンを併用投与したとき、アリロクマブの反復投与下でアトルバスタチン及びロスバスタチンの血中濃度に大きな影響は認められなかった。
高コレステロール血症患者を対象にアリロクマブ150mgを皮下投与したとき、アトルバスタチンとの併用により、アリロクマブのCmax及びAUCはアリロクマブ単独投与に比較してそれぞれ25%及び39%低下した。
健康被験者を対象にアリロクマブ150mgを4週間に1回反復投与注)したとき、フェノフィブラートとの併用により、アリロクマブのCmax及びAUC0-τはアリロクマブ単独投与に比較してそれぞれ29%及び36%低下し、エゼチミブとの併用により、アリロクマブのCmax及びAUC0-τはアリロクマブ単独投与に比較してそれぞれ8%及び15%とわずかに低下した。
注)本剤の承認された用法及び用量は75mg又は150mgを2週間に1回皮下投与である。