製品名 ミチグリニドCa・OD錠5mg「フソー」
ミチグリニドCa・OD錠10mg「フソー」

一般名
Mitiglinide Calcium Hydrate
薬効分類
糖尿病治療薬
 >速効型インスリン分泌促進薬
価格
5mg1錠:9.9円/錠
10mg1錠:17.1円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 2型糖尿病

用法・用量

  • 通常、成人にはミチグリニドカルシウム水和物として1回10mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、患者の状態に応じて適宜増減する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
  • 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリンによる血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
副作用
(頻度不明)
心筋梗塞
心筋梗塞の発症が報告されているので、投与に際しては観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
低血糖
低血糖症状(眩暈、空腹感、振戦、脱力感、冷汗、意識消失等)があらわれることがある。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと(ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること)。また、1回5mgへの減量を検討するなど慎重に投与すること。
肝機能障害
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

次の患者には慎重に投与すること

肝機能障害のある患者[肝臓は本剤の主代謝臓器の1つであるため、低血糖を起こすおそれがある。また、肝機能障害のある患者においては肝機能障害を悪化させるおそれがある。]
腎機能障害のある患者[慢性腎不全患者において、血漿中薬物未変化体濃度の消失半減期の延長が報告されていることから、低血糖を起こすおそれがある。]
インスリン製剤を投与中の患者[低血糖のリスクが増加するおそれがある。(「重要な基本的注意(1)」の項、「相互作用」の項及び「副作用(1)重大な副作用 2)低血糖」の項参照)]
次に掲げる患者又は状態
虚血性心疾患のある患者[心筋梗塞を発症した患者が報告されている。(「副作用」の項参照)]
脳下垂体機能不全又は副腎機能不全のある患者[低血糖を起こすおそれがある。]
下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者[低血糖を起こすおそれがある。]
栄養不良状態、飢餓状態、食事摂取量の不足又は衰弱状態[低血糖を起こすおそれがある。]
激しい筋肉運動[低血糖を起こすおそれがある。]
過度のアルコール摂取者[低血糖を起こすおそれがある。]
高齢者[一般に高齢者では生理機能が低下している。(「高齢者への投与」の項参照)]
本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。特に、インスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがある。併用時の低血糖のリスクを軽減するため、インスリン製剤の減量を検討すること。(「慎重投与(3)」の項、「相互作用」の項及び「副作用(1)重大な副作用 2)低血糖」の項参照)
本剤は、ときに低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること。(「相互作用」の項及び「副作用(1)重大な副作用2)低血糖」の項参照)
本剤は、速やかなインスリン分泌促進作用を有する。その作用点はスルホニル尿素系製剤と同じであり、スルホニル尿素系製剤との相加・相乗の臨床効果及び安全性が確認されていないので、スルホニル尿素系製剤とは併用しないこと
本剤の適用においては、あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮すること。
本剤を投与する際は、空腹時血糖が126mg/dL以上、又は食後血糖1又は2時間値が200mg/dL以上を示す場合に限る。
本剤投与中は、血糖を定期的に検査するとともに、経過を十分に観察し、本剤を2~3ヵ月投与しても効果が不十分な場合には、より適切と考えられる治療への変更を考慮すること。
投与の継続中に、投与の必要がなくなる場合や、減量する必要がある場合があり、また患者の不養生、感染症の合併等により効果がなくなったり、不十分となる場合があるので、食事摂取量、血糖値、感染症の有無等に留意のうえ、常に投与継続の可否、投与量、薬剤の選択等に注意すること。
ピオグリタゾン塩酸塩1日45mgとの併用における安全性は確立されていない(使用経験はほとんどない)。
本剤とGLP-1受容体作動薬との併用における有効性及び安全性は検討されていない。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
服用時
本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である。また、水で服用することもできる。
本剤は寝たままの状態では、水なしで服用しないこと。
本剤は、食後投与では速やかな吸収が得られず効果が減弱する。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、本剤の投与は毎食直前(5分以内)とすること。また、本剤は投与後速やかに薬効を発現するため、食前30分投与では食前15分に血中インスリン値が上昇し食事開始時の血糖値が低下することが報告されており、食事開始前に低血糖を誘発する可能性がある。
本剤は口腔内で速やかに崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する薬剤ではないため、唾液又は水で飲み込むこと。(「適用上の注意」の項参照)
糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意すること。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、状況に応じて低用量(1回量5mg)から投与を開始するなど、血糖値に留意して、経過を十分に観察しながら慎重に投与すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[本剤は動物実験(ラット)で胎盤通過が認められている。また、動物実験(ラット)で周産期に薬理作用に基づく低血糖によると推定される母動物死亡が認められている。]
授乳中の婦人には授乳を避けさせること。[本剤は動物実験(ラット)で母乳への移行が認められている。]
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
生物学的同等性試験
ミチグリニドCa・OD錠5mg「フソー」
ミチグリニドCa・OD錠5mg「フソー」は、「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成24年2月29日薬食審査発0229第10号)」に基づき、ミチグリニドCa・OD錠10mg「フソー」を標準製剤としたとき、溶出挙動が等しく、生物学的に同等とみなされた。
ミチグリニドCa・OD錠10mg「フソー」
ミチグリニドCa・OD錠10mg「フソー」と標準製剤(普通錠)を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(ミチグリニドカルシウム水和物として10mg)健康成人男子に絶食後、水あり及び水なし単回経口投与して血漿中ミチグリニド濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
(水あり投与)
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0-6(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)tmax(hr)t1/2(hr)
ミチグリニドCa・OD錠10mg「フソー」1276.9±225.9797.69±195.760.588±0.3851.287±0.104
標準製剤(普通錠、10mg)1320.3±238.3835.25±232.990.654±0.4851.248±0.141
(Mean±S.D.,n=20)
(水なし投与、標準製剤は水で投与)
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0-6(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)tmax(hr)t1/2(hr)
ミチグリニドCa・OD錠10mg「フソー」1222.6±247.1761.53±160.460.429±0.2191.265±0.086
標準製剤(普通錠、10mg)1282.7±206.9760.04±194.000.633±0.3381.177±0.117
(Mean±S.D.,n=20)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。