製品名 アプレゾリン錠10mg
アプレゾリン錠25mg
アプレゾリン錠50mg
10%アプレゾリン散「SUN」
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- 一般名
- Hydralazine Hydrochloride
- 薬効分類
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降圧薬>血管拡張薬
- 価格
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10mg1錠:9.4円/錠
25mg1錠:9.8円/錠
50mg1錠:9.8円/錠
10%1g:11円/g
- 製薬会社
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- 製造販売:サンファーマ株式会社
販売:田辺三菱製薬株式会社
- 製造販売:サンファーマ株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- 本態性高血圧症、妊娠高血圧症候群による高血圧
用法・用量
- ヒドララジン塩酸塩として、最初は、通常成人1日30~40mgを3~4回に分割経口投与し、血圧値をみながら漸次増量する。維持量は各個人により異なるが通常成人1回20~50mg、1日30~200mgである。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 虚血性心疾患のある患者〔反射性交感神経亢進により、心臓の仕事量が増加し、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 大動脈弁狭窄、僧帽弁狭窄及び拡張不全(肥大型心筋症、収縮性心膜炎、心タンポナーデ等)による心不全のある患者〔本剤の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 高度の頻脈及び高心拍出性心不全(甲状腺中毒症等)のある患者〔本剤の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 肺高血圧症による右心不全のある患者〔本剤の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 解離性大動脈瘤のある患者〔本剤の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 頭蓋内出血急性期の患者〔本剤の血管拡張作用により、頭蓋内出血を悪化させるおそれがある。〕
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 副作用
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- (頻度不明)
- 以下のような副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- SLE様症状(発熱、紅斑、関節痛、胸部痛等)
- 劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸
- 劇症肝炎、肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、γ-GTP、LDH、ビリルビン等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- うっ血性心不全、狭心症発作誘発
- 麻痺性イレウス
- 呼吸困難
- 急性腎不全
- 溶血性貧血、汎血球減少
- 多発性神経炎
- 血管炎
- 注意
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慎重投与
次の患者には慎重に投与すること
- 腎・肝機能障害のある患者〔本剤の代謝・排泄が遅延することにより、降圧作用及び副作用が増大するおそれがあるので、このような患者では投与量、投与間隔の調節を考慮する。〕
- 虚血性心疾患の既往歴のある患者〔心仕事量の増大により、虚血性心疾患を誘発するおそれがある。〕
- うっ血性心不全のある患者〔心仕事量の増大により、症状が悪化するおそれがある。〕
- 脳血管障害のある患者〔過度の降圧により脳血流量が減少し、症状が悪化するおそれがある。〕
重要な基本的注意
- 降圧作用に基づくめまい等があらわれ、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に支障を来すことがあるので注意すること。
適用上の注意
- 薬剤交付時
- PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)
高齢者への投与
- 高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されている。またヒト胎児においても経胎盤的に移行し、新生児に血小板減少等を起こすおそれがある。〕
- 本剤投与中は授乳を避けさせること。〔ヒト母乳中へ移行する。〕
薬物動態
- 血中濃度
- 健康成人に25mg錠を1回経口投与した場合、血漿中ヒドララジン濃度は投与約1時間後に最高値に達しその後速やかに低下する。
- 代謝・排泄
- ヒドララジンの主な代謝物は芳香環の水酸化体とそのグルクロン酸抱合体及びN-アセチル抱合体であるが、ヒトでの代謝経路としてはN-アセチル化が重要であり、アセチル化能が生体内利用率に、影響を及ぼすと考えられている。
14C-ヒドララジンを経口投与あるいは静脈内投与した場合、その尿中排泄率にはほとんど差がなく、放射活性は50~80%が尿中に、3~12%が糞中に排泄される。(外国人のデータ)