製品名 リタリン錠10mg

一般名
Methylphenidate Hydrochloride
薬効分類
中枢神経薬(その他)
 >覚醒剤
価格
10mg1錠:9.1円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • ナルコレプシー

用法・用量

  • メチルフェニデート塩酸塩として、通常成人1日20~60mgを1~2回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
禁忌

【警告】

  • 本剤の投与は、ナルコレプシーの診断、治療に精通し、薬物依存を含む本剤のリスク等についても十分に管理できる医師・医療機関・管理薬剤師のいる薬局のもとでのみ行うとともに、それら薬局においては、調剤前に当該医師・医療機関を確認した上で調剤を行うこと。
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 過度の不安、緊張、興奮性のある患者〔中枢神経刺激作用により症状を悪化させることがある。〕
  • 緑内障のある患者〔眼圧を上昇させるおそれがある。〕
  • 甲状腺機能亢進のある患者〔循環器系に影響を及ぼすことがある。〕
  • 不整頻拍、狭心症のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 運動性チック、Tourette症候群の患者又はその既往歴・家族歴のある患者〔症状を悪化又は誘発させることがある。〕
  • 重症うつ病の患者〔抑うつ症状が悪化するおそれがある。〕
  • 褐色細胞腫のある患者〔血圧を上昇させるおそれがある。〕
  • モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中又は投与中止後14日以内の患者(「3.相互作用」の項参照)
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • 6歳未満の幼児(「7.小児等への投与」の項参照)
副作用
(頻度不明)
剥脱性皮膚炎
症状があらわれた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
狭心症
症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
悪性症候群(Syndrome malin)
発熱、高度の筋硬直、CK(CPK)上昇等があらわれることがあるので、このような場合には体冷却、水分補給等の適切な処置を行うこと。
脳血管障害(血管炎、脳梗塞、脳出血、脳卒中)
症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝不全、肝機能障害
肝不全(急性肝不全等)、肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

次の患者には慎重に投与すること

てんかん又はその既往歴のある患者〔痙攣閾値を低下させ、発作を誘発させるおそれがある。〕
高血圧の患者、心不全、心筋梗塞を起こしたことのある患者〔血圧又は心拍数を上昇させるおそれがある。〕
脳血管障害(脳動脈瘤、血管炎、脳卒中等)のある患者又はその既往歴のある患者〔これらの症状を悪化又は再発させることがある。〕
下記の精神系疾患のある患者〔行動障害、思考障害又は躁病エピソードの症状が悪化するおそれがある。〕
統合失調症、精神病性障害、双極性障害
薬物依存又はアルコール中毒等の既往歴のある患者〔慢性的乱用により過度の耐性及び様々な程度の異常行動を伴う精神的依存を生じる可能性がある。〕
心臓に構造的異常又は他の重篤な問題のある患者〔因果関係は確立していないが、中枢神経刺激作用を有する薬剤の投与による突然死の報告がある。〕
本剤を投与する医師又は医療従事者は、投与前に患者又は家族等に対して、本剤の治療上の位置づけ、依存性等を含む本剤のリスクについて、十分な情報を提供するとともに、適切な使用法について指導すること。
小児に中枢神経刺激剤を長期投与した場合に体重増加の抑制、成長遅延が報告されている。本剤の投与が長期にわたる場合には患児の成長に注意し、身長や体重の増加が思わしくない時は投与を中断すること。(「7.小児等への投与」の項参照)
本剤を長期間投与する場合には、定期的に血液学的検査を行うことが望ましい。
患者の心疾患に関する病歴、突然死や重篤な心疾患に関する家族歴等から、心臓に重篤ではないが異常が認められる、若しくはその可能性が示唆される患者に対して本剤の投与を検討する場合には、投与開始前に心電図検査等により心血管系の状態を評価すること。
心血管系に対する影響を観察するため、本剤の投与期間中は、定期的に心拍数(脈拍数)及び血圧を測定すること。
視覚障害の症状(視調節障害、霧視)が報告されている。視覚障害が認められた場合には、眼の検査を実施し、必要に応じて投与を中断又は中止すること。
通常量の本剤を服用していた精神病性障害や躁病の既往がない患者において、幻覚等の精神病性又は躁病の症状が報告されている。このような症状の発現を認めたら、本剤との関連の可能性を考慮すること。投与中止が適切な場合もある。
覚醒効果があるので、不眠に注意し、夕刻以後の服薬は原則として避けさせること。
めまい、眠気、視覚障害等が発現するおそれがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように注意すること。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。〔動物実験(ウサギ)において大量投与(200mg/kg/日)により催奇形性(二分脊椎)が報告されている。〕
授乳婦に投与する場合には、授乳を中止させること。〔ヒトでメチルフェニデートが、乳汁中に移行するとの報告がある。〕
6歳未満の幼児には投与しないこと。〔安全性が確立していない。〕
小児に長期投与した場合、体重増加の抑制、成長遅延が報告されている。(「2.重要な基本的注意」の項参照)
健康成人に14C-メチルフェニデート塩酸塩を経口投与した研究では、血漿中14Cが最高濃度を示すのは投与後約2時間で、この14Cは主に代謝産物によるものである。投与後8、48時間での尿中排泄率はそれぞれ50、90%であり、糞中には極く少量しか排泄されない。
尿中の主要代謝産物は脱エステル化体で、投与量の80%を占めている。14Cの半減期は尿中排泄率より計算して7時間である。(外国人のデータ)