製品名 ナルフラフィン塩酸塩カプセル2.5μg「日医工」
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- 一般名
- Nalfurafine Hydrochloride
- 薬効分類
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中枢神経薬(その他)>瘙痒症治療薬
- 価格
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2.5μg1カプセル:449.6円/カプセル
- 製薬会社
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- 製造販売元:日医工株式会社
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効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- 血液透析患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)
用法・用量
- 通常,成人には,ナルフラフィン塩酸塩として1日1回2.5μgを夕食後又は就寝前に経口投与する。なお,症状に応じて増量することができるが,1日1回5μgを限度とする。
- 禁忌
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【禁忌】
次の患者には投与しないこと
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 副作用
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- (以下,全て頻度不明)
- 肝機能障害,黄疸
- AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
- 注意
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次の患者には慎重に投与すること
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 中等度(Child-Pugh分類グレードB)から重度(Child-Pugh分類グレードC)の肝障害のある患者[投与経験がない。また,肝機能の低下に伴い血中濃度が上昇するおそれがある。]
- 重度(Child-Pugh分類グレードC)の肝障害のある患者に対する本剤の投与にあたっては,リスク・ベネフィットを勘案し,投与中は患者の状態を十分に観察すること。(「慎重投与」の項参照)
- 眠気,めまい等があらわれることがあるので,本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意すること。
- 本剤の使用により効果が認められない場合には,漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
- 本剤の投与により,プロラクチン値上昇等の内分泌機能異常があらわれることがあるので,適宜検査を実施することが望ましい。
- 薬剤交付時
- PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
- 保存時
- 未使用の場合はアルミピロー包装のまま保存し,開封後は遮光保存すること。また,服用時にPTPシートから取り出すこと。
- 本剤の投与から血液透析開始までは十分な間隔をあけること。[本剤は血液透析により除去されることから,本剤服用から血液透析までの時間が短い場合,本剤の血中濃度が低下する可能性がある。]
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので,患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
妊婦,産婦,授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[動物実験(ラット)において,胎盤通過,生存胎児数の減少,出産率の低下及び出生児体重の減少が報告されている。]
- 授乳中の婦人には,本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)において,乳汁中へ移行することが報告されている。]
- 低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児への投与に関する安全性は確立されていない。(使用経験がない)
- 生物学的同等性試験
- ナルフラフィン塩酸塩カプセル2.5μg「日医工」及び標準製剤を,クロスオーバー法によりそれぞれ1カプセル(ナルフラフィン塩酸塩として2.5μg)健康成人男性に絶食単回経口投与して血漿中ナルフラフィン濃度を測定し,得られた薬物動態パラメータ(AUC,Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果,log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり,両剤の生物学的同等性が確認された。
判定パラメータ 参考パラメータ AUC0→24(pg・hr/mL) Cmax(pg/mL) Tmax(hr) t1/2(hr) ナルフラフィン塩酸塩カプセル2.5μg「日医工」 21.29±3.93 2.02±0.45 3.2±1.1 9.5±1.7 標準製剤(カプセル剤,2.5μg) 22.76±4.88 2.30±0.60 2.7±0.8 9.2±2.4 (1カプセル投与,Mean±S.D.,n=20) - 血漿中濃度並びにAUC,Cmax等のパラメータは,被験者の選択,体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
- ナルフラフィン塩酸塩カプセル2.5μg「日医工」及び標準製剤を,クロスオーバー法によりそれぞれ1カプセル(ナルフラフィン塩酸塩として2.5μg)健康成人男性に絶食単回経口投与して血漿中ナルフラフィン濃度を測定し,得られた薬物動態パラメータ(AUC,Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果,log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり,両剤の生物学的同等性が確認された。