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エポエチンアルファBS注750シリンジ「JCR」、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○透析施行中の腎性貧血
  • ○未熟児貧血

用法・用量

  • <透析施行中の腎性貧血>

    • 投与初期は、エポエチンアルファ(遺伝子組換え)[後続1]として、通常、成人、1回3000国際単位を週3回、できるだけ緩徐に静脈内投与する。
      貧血改善効果が得られたら、維持量として、通常、成人、1回1500国際単位を週2~3回、あるいは1回3000国際単位を週2回投与する。
      貧血改善効果の目標値はヘモグロビン濃度で10g/dL(ヘマトクリット値で30%)前後とする。
      なお、いずれの場合も貧血症状の程度、年齢等により適宜増減するが、維持量での最高投与量は、1回3000国際単位、週3回投与とする。
  • <未熟児貧血>

    • 通常、エポエチンアルファ(遺伝子組換え)[後続1]として、1回200国際単位/kgを週2回皮下投与する。
      ただし、未熟児早期貧血期を脱し、ヘモグロビン濃度が10g/dL(ヘマトクリット値で30%)前後で臨床症状が安定したと考えられる場合は投与を中止すること。
      なお、貧血症状の程度により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分又は他のエリスロポエチン製剤・ダルベポエチン アルファ製剤に過敏症の患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞等の患者、又はそれらの既往歴を有し血栓塞栓症を起こすおそれのある患者
観察を十分に行うこと。血液粘稠度が上昇するとの報告があり、血栓塞栓症を増悪あるいは誘発するおそれがある。[11.1.3参照]
9.1.2 高血圧症の患者
血圧上昇を認める場合があり、また、高血圧性脳症があらわれるおそれがある。[8.4、8.10、11.1.2参照]
9.1.3 薬物過敏症の既往歴のある患者
9.1.4 アレルギー素因のある患者
9.1.5 脳室内出血及び脳実質内出血を有する未熟児
脳内出血を増悪する可能性がある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で、胎児・出生児の発育の遅延が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行、並びに出生児の発育の遅延が報告されている。
9.7 小児等
新生児、乳児、幼児又は小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
本剤の投与に際しては血圧及びヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値等を頻回に測定し、投与量又は投与回数を適宜調節すること。一般に高齢者では生理機能が低下しており、また高血圧症等の循環器系疾患を合併することが多い。

8.重要な基本的注意

<効能共通>
8.1 本剤の効果発現には鉄の存在が重要であり、鉄欠乏時には鉄剤の投与を行うこと。
<透析施行中の腎性貧血>
8.2 ショック等の反応を予測するため十分な問診をすること。なお、投与開始時あるいは休薬後の初回投与時には、本剤の少量を静脈内に注入し、異常反応の発現しないことを確認後、全量を投与することが望ましい。[11.1.1参照]
8.3 本剤投与中はヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値を定期的(投与初期には週1回、維持投与期には2週に1回程度)に観察し、必要以上の造血(ヘモグロビン濃度で12g/dL以上、あるいはヘマトクリット値で36%以上を目安とする)にならないように十分注意すること。必要以上の造血を認めた場合は、休薬するなど適切な処置をとること。
8.4 本剤投与により血圧上昇を認める場合があり、また、高血圧性脳症が報告されているので、血圧、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値等の推移に十分注意しながら投与すること。特に、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値は徐々に上昇させるよう注意すること。また、投与中止後もヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値が上昇する場合があるので、観察を十分行うこと。[9.1.2、11.1.2参照]
8.5 本剤投与により抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆があらわれることがあるので、本剤投与中に貧血の改善がない、あるいは悪化する場合等は同疾患を疑うこと。[11.1.4参照]
8.6 本剤投与により高カリウム血症を認める場合があるので、食事管理を適切に行うこと。
8.7 本剤投与によりシャントの閉塞や血液透析装置内の残血を認める場合があるので、シャントや血液透析装置内の血流量には十分注意すること。このような場合にはシャントの再造設、抗凝固剤の増量等の適切な処置をとること。
<未熟児貧血>
8.8 ショック等の反応を予測するため親・兄姉のアレルギー歴等について十分な問診をすること。なお、投与開始時には、本剤の少量を皮内に注入し、異常反応の発現しないことを確認して投与することが望ましい。[11.1.1参照]
8.9 本剤投与中はヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値を定期的に観察し、必要以上の造血(ヘモグロビン濃度で13g/dL以上あるいはヘマトクリット値で39%以上を目安とする)にならないように十分注意すること。必要以上の造血を認めた場合は、休薬するなど適切な処置をとること。
8.10 本剤投与により血圧上昇を認める場合があるので、血圧、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値等の推移に十分注意しながら投与すること。[9.1.2参照]

14.適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
他剤との混注は行わないこと。
14.2 薬剤投与時の注意
<エポエチンアルファBS注シリンジ>
プランジャーロッドの無理な操作はしないこと。またバックストップは、投与終了後まで外さないこと。

5.効能又は効果に関連する注意

<透析施行中の腎性貧血>
5.1 本剤の投与は貧血症に伴う日常生活活動の支障が認められる患者に限定すること。なお、投与対象はヘモグロビン濃度で10g/dL(ヘマトクリット値で30%)未満を目安とする。
5.2 本剤の投与に際しては、腎性貧血であることを確認し、他の貧血症(失血性貧血、汎血球減少症、アルミニウム蓄積症等)には投与しないこと。
<未熟児貧血>
5.3 本剤の投与は未熟児貧血に限定すること。なお、投与対象はヘモグロビン濃度で12g/dL(ヘマトクリット値で36%)未満を目安とする。また、未熟児貧血におけるヘモグロビン濃度の低下は急速であるため、未熟児貧血発症早期より本剤を投与することが望ましい。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
<本剤>
(1)健康成人への静脈内投与
健康成人男性に本剤300、1500及び3000国際単位(以下IU)を単回静脈内投与したとき、血漿中濃度は投与量に依存して増大した。また、血漿中濃度は緩徐に減少し、300IU投与では投与24時間後に、1500及び3000IU投与では投与48時間後にほぼ投与前値に復した。
また、投与72時間後までの尿中排泄率は300、1500及び3000IU投与でそれぞれ0.37、0.88及び1.78%であった。
健康成人男性における単回静脈内投与時の血漿中エリスロポエチン濃度推移(平均値±標準偏差)
健康成人男性における単回静脈内投与時の薬物動態パラメータ
C0(mIU/mL)AUC0-∞(mIU・hr/mL)t1/2(hr)CL(L/hr)Vss(L)
300IU(n=6)105.57±32.72659.55±401.6117.10±20.360.57±0.298.45±4.64
1500IU(n=6)499.27±84.342656.60±588.789.18±4.150.57±0.104.18±0.62
3000IU(n=6)1051.87±181.366777.87±992.306.00±2.590.45±0.052.88±0.41
平均値±標準偏差
(2)透析施行中の腎性貧血患者への静脈内投与
血液透析施行中の腎性貧血患者に本剤1500及び3000IUを単回静脈内投与したとき、血漿中濃度はいずれの用量においても1相性の消失パターンで推移し、いずれの用量においてもエスポー注射液と同様の推移を示した。
透析施行中の腎性貧血患者における単回静脈内投与時の血漿中エリスロポエチン濃度推移(平均値±標準偏差)
透析施行中の腎性貧血患者における単回静脈内投与時の薬物動態パラメータ
C0(mIU/mL)AUC0-∞(mIU・hr/mL)t1/2(hr)CL(L/hr)Vss(L)
本剤
1500IU(n=13)
501.65±141.023398.1±799.06.65±1.760.46±0.103.78±1.03
エスポー注射液
1500IU(n=13)
522.18±117.044377.9±1237.68.08±6.420.37±0.093.18±0.78
本剤
3000IU(n=11)
1110.70±250.979575.1±2627.07.45±1.830.34±0.102.98±0.54
エスポー注射液
3000IU(n=11)
1338.31±275.3911576.1±2759.77.36±1.370.27±0.072.57±0.50
平均値±標準偏差
(3)健康成人への皮下投与
健康成人男性に本剤1500及び3000IUを単回皮下投与したとき、血漿中濃度はいずれの用量においてもエスポー注射液と同様の推移を示した。
健康成人男性における単回皮下投与時の血漿中エリスロポエチン濃度推移(平均値±標準偏差)
健康成人男性における単回皮下投与時の薬物動態パラメータ
Cmax(mIU/mL)Tmax(hr)AUC0-∞(mIU・hr/mL)t1/2(hr)
本剤
1500IU(n=16)
20.68±7.4012.56±2.94917.3±406.527.94±17.94
エスポー注射液
1500IU(n=16)
22.66±6.8811.44±3.501059.2±542.229.75±21.45
本剤
3000IU(n=16)
32.97±9.9212.75±4.581518.0±565.937.08±24.92
エスポー注射液
3000IU(n=16)
40.88±14.1111.81±2.561494.0±402.723.80±10.78
平均値±標準偏差
<エスポー注射液>
(4)健康成人
健康成人男性7例に300IUを単回静脈内投与したときの血漿中濃度は、投与後、t1/2 0.4時間及び7.0時間の2相性の消失を示した。
エスポー及びプラセボを静脈内投与したときの血漿中濃度推移
(5)透析施行中の腎不全患者
透析施行中の腎不全患者11例に300IUを単回静脈内投与したときの血漿中濃度は、健康成人とほぼ同様の推移を示し、t1/2は6.0時間であった。1500IU(8例)又は3000IU(12例)を静脈内投与したときのt1/2はそれぞれ5.9時間又は7.5時間であり、投与量の増加に伴い血漿中からの消失はやや緩やかとなった。
エスポーを静脈内投与したときの血漿中濃度推移
(6)未熟児
極小未熟児3例に200IU/kgを単回皮下投与したとき、Cmaxは434.0mIU/mLを示し、t1/2は10.4時間であった。
エスポーを皮下投与したときの血清中濃度推移
16.3 分布
<エスポー注射液>
16.3.1 組織移行性
(1)静脈内投与
雄性ラットに125I-エポエチン アルファ 60IU/kgを静脈内投与したとき、骨髄、甲状腺、血液、腎臓、脾臓、肺、肝臓及び副腎に高い放射能が認められた。
(2)皮下投与
雄性ラットに125I-エポエチン アルファ 200IU/kgを皮下投与したとき、骨髄、脾臓、腎臓及び血漿に高い放射能が認められた。
16.5 排泄
<エスポー注射液>
健康成人男性7例に300IUを単回静脈内投与したとき、投与後24時間までに投与量の0.88%が尿中へ排泄された。
極小未熟児2例に200IU/kgを皮下投与したとき、投与後48時間までに投与量の0.18%が排泄された。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
ショック、アナフィラキシー(じん麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、咽頭浮腫等)があらわれることがある。[8.2、8.8参照]
11.1.2 高血圧性脳症、脳出血(いずれも頻度不明)
急激な血圧上昇により、頭痛・意識障害・痙攣等を示す高血圧性脳症、高血圧性脳出血があらわれることがある。[8.4、9.1.2参照]
11.1.3 心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞(いずれも頻度不明)[9.1.1参照]
11.1.4 赤芽球癆(頻度不明)
抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、他のエリスロポエチン製剤・ダルベポエチン アルファ製剤への切替えは避けること。[8.5参照]
11.1.5 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
注)発現頻度は使用成績調査を含む。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
循環器血圧上昇動悸
皮膚そう痒感発疹ざ瘡
肝臓AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇ビリルビン上昇肝機能異常
消化器嘔気・嘔吐食欲不振、下痢腹痛
感覚器系頭痛、発熱熱感・ほてり感、全身倦怠感、関節痛、筋肉痛、不眠めまい、口内苦味感
血液好酸球増多、顆粒球減少a)、血小板増多a)白血球増多
その他血清カリウム上昇、くる病a)BUN上昇、尿酸上昇、クレアチニン上昇、浮腫眼底出血(網膜動脈血栓症、網膜静脈血栓症等)、脾腫増大、鼻出血

a)未熟児貧血での報告
注)発現頻度は使用成績調査を含む。

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