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d-クロルフェニラミンマレイン酸塩徐放錠6mg「武田テバ」

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、枯草熱
  • 皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)、じん麻疹

用法・用量

  • d-クロルフェニラミンマレイン酸塩として、通常成人1回6mgを1日2回経口投与する。
    なお、年齢・症状により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]
  • 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれ、症状が増悪することがある]
  • 低出生体重児・新生児(「小児等への投与」の項参照)

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]
眼内圧亢進のある患者[抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある]
甲状腺機能亢進症のある患者[抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある]
狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害のある患者[抗コリン作用により平滑筋の運動抑制、緊張低下が起こり、症状が増悪するおそれがある]
循環器系疾患のある患者[抗コリン作用による心血管系への作用により、症状が増悪するおそれがある]
高血圧症のある患者[抗コリン作用により血管拡張が抑制され、血圧が上昇するおそれがある]

重要な基本的注意

眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)
かまずに服用するよう指導すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]

小児等への投与

低出生体重児、新生児には投与しないこと。[中枢神経系興奮等の抗コリン作用に対する感受性が高く、痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれがある]

薬物動態

血中濃度(参考)
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩徐放錠6mg「武田テバ」を1錠(d-クロルフェニラミンマレイン酸塩として6mg)ビーグル犬に食後経口投与したとき、投与後約1.5時間で最高血中濃度(約1.7ng/mL)に達し、以後、徐々に減少(投与後10時間で約0.07ng/mL)するが、投与後12時間で約0.21ng/mLに上昇する二峰性の推移を示した。
溶出性
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩徐放錠6mg「武田テバ」の溶出性は、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められた規格に適合していることが確認されている。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
中枢神経抑制剤
アルコール
MAO阻害剤
抗コリン作用を有する薬剤
相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること。中枢神経抑制剤、アルコール:
本剤の中枢抑制作用により、作用が増強される。
MAO阻害剤:
本剤の解毒機構に干渉し、作用を遷延化し増強することがある。
ドロキシドパ
ノルアドレナリン
併用により血圧の異常上昇を来すおそれがある。本剤はヒスタミンによる毛細血管拡張を抑制する。

重大な副作用 

(頻度不明)
ショック
ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等の症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
痙攣、錯乱
痙攣、錯乱があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常があらわれた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、無顆粒球症
再生不良性貧血、無顆粒球症があらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。

その他の副作用 

5%以上又は頻度不明0.1%未満
過敏症注1)発疹、光線過敏症等
精神神経系鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視等
消化器口渇、胸やけ、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、便秘、下痢等
泌尿器頻尿、排尿困難、尿閉等
循環器注2)低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮
呼吸器鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉等
血液溶血性貧血血小板減少
肝臓肝機能障害[AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等]
その他悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常

注1)症状があらわれた場合には投与を中止すること。
注2)症状があらわれた場合には減量又は休薬等適切な処置を行うこと。

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