製品名 タリージェ錠2.5mg
タリージェ錠5mg
タリージェ錠10mg
タリージェ錠15mg

一般名
Mirogabalin Besilate
薬効分類
鎮痛・解熱薬
 >神経性疼痛緩和薬
価格
2.5mg1錠:77.2円/錠
5mg1錠:106.5円/錠
10mg1錠:147.1円/錠
15mg1錠:177.9円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 末梢性神経障害性疼痛

用法・用量

  • 通常、成人には、ミロガバリンとして初期用量1回5mgを1日2回経口投与し、その後1回用量として5mgずつ1週間以上の間隔をあけて漸増し、1回15mgを1日2回経口投与する。なお、年齢、症状により1回10mgから15mgの範囲で適宜増減し、1日2回投与する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
めまい(頻度不明)、傾眠(頻度不明)、意識消失(0.1%未満)
めまい、傾眠、意識消失があらわれ、転倒し骨折等を起こすおそれがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止又は減量するなど適切な処置を行うこと。
肝機能障害(頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)上昇等の肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、全身倦怠感や食欲不振等の初期症状を含む異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

腎機能障害のある患者(「用法・用量に関連する使用上の注意」、「薬物動態」及び「臨床成績」の項参照)
高齢者(「重要な基本的注意」及び「高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

めまい、傾眠、意識消失等が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。特に高齢者ではこれらの症状により転倒し骨折等を起こすおそれがあるため、十分に注意すること。
本剤の投与により体重増加を来すことがあるので、肥満に注意し、肥満の徴候があらわれた場合は、食事療法、運動療法等の適切な処置を行うこと。特に、投与量の増加又は長期投与に伴い体重増加が認められることがあるため、定期的に体重計測を実施すること。
本剤による神経障害性疼痛の治療は原因療法ではなく対症療法であることから、疼痛の原因となる疾患の診断及び治療を併せて行い、本剤を漫然と投与しないこと。
本剤の急激な投与中止により、不眠症、悪心、下痢、食欲減退等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
本剤の投与により、弱視、視覚異常、霧視、複視等の眼障害があらわれることがあるので、診察時に、眼障害について問診を行うなど注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

用法用量に関連する使用上の注意

腎機能が低下している患者では、血漿中濃度が高くなり副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。腎機能障害患者に投与する場合は、次の表に示すクレアチニンクリアランス値を参考として投与量及び投与間隔を調節すること。低用量から開始し、忍容性が確認され、効果不十分な場合は増量すること(「薬物動態」及び「臨床成績」の項参照)。
腎機能障害の程度(CLcr:mL/min)
軽度
(90>CLcr≧60)
中等度
(60>CLcr≧30)
重度
(血液透析患者を含む)
(30>CLcr)
1日投与量10~30mg5~15mg2.5~7.5mg
初期用量1回5mg
1日2回
1回2.5mg
1日2回
1回2.5mg
1日1回
有効用量最低用量1回10mg
1日2回
1回5mg
1日2回
1回5mg
1日1回
推奨用量1回15mg
1日2回
1回7.5mg
1日2回
1回7.5mg
1日1回

高齢者への投与

高齢者では腎機能が低下していることが多いため、クレアチニンクリアランス値を参考に投与量、投与間隔を調節するなど慎重に投与すること(「用法・用量に関連する使用上の注意」、「慎重投与」及び「薬物動態」の項参照)。
また、高齢者ではめまい、傾眠、意識消失等により転倒し骨折等を起こすおそれがあるため、十分に注意すること(「重要な基本的注意」及び「重大な副作用」の項参照)。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また、動物実験(ラット)で胎盤通過性が報告されている。]
授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

薬物動態

血漿中濃度
単回投与
健康成人にミロガバリンとして3、5、10及び30mg(各投与量6例)を単回経口投与したとき、投与後1時間でCmaxに達し、t1/2は2.96~3.37時間であった。Cmax及びAUCinfは投与量に比例して増加した。
単回経口投与時の血漿中ミロガバリン濃度推移
単回経口投与時の薬物動態パラメータ
投与量例数Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)a)
AUCinf
(ng・hr/mL)
t1/2
(hr)
3mg648.6±8.471.00(0.50~1.00)184.2±21.753.31±0.37
5mg678.3±18.01.00(0.50~2.00)276.2±26.962.96±0.17
10mg6205±64.01.00(1.00~1.50)614.1±84.023.32±0.75
30mg6433±67.91.00(1.00~1.50)1,682±233.43.37±0.26
平均値±標準偏差a)中央値(最小値~最大値)
(外国人データ)
反復投与
日本人健康成人にミロガバリンとして1回10及び15mg(各投与量6例)を1日2回7日間反復経口投与したとき、投与3日目までに定常状態に達し、投与7日目のt1/2は2.43及び2.83時間であった。投与7日目のCmax及びAUCtauは、投与量に比例して増加した。
反復経口投与時の血漿中ミロガバリン濃度推移(投与7日目)
反復経口投与時の薬物動態パラメータ(投与7日目)
投与量例数Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)a)
AUCtau
(ng・hr/mL)
t1/2
(hr)
1回10mg(1日2回)6210±39.41.50(0.50~2.00)601.0±63.682.43±0.54
1回15mg(1日2回)6381±88.00.53(0.50~1.53)1,057±142.22.83±0.70
平均値±標準偏差a)中央値(最小値~最大値)
食事の影響
健康成人30例にミロガバリンとして15mgを単回経口投与したときのCmaxは空腹時及び食後でそれぞれ230及び188ng/mL、Tmaxは1.00及び1.50時間、AUClastはそれぞれ884及び833ng・hr/mLであった。食後投与でCmaxは約18%低下し、Tmaxは0.5時間延長したが、AUCinfの低下は約6%であった。(外国人データ)
分布
健康成人6例に、ミロガバリンとして3、5、10及び30mgを単回経口投与したときの見かけの終末相分布容積(Vz/F)は78.01~87.97Lであった。(外国人データ)
14C標識体を用いたin vitro実験において、ミロガバリンは赤血球に移行し、血漿中濃度に対する全血中濃度の比は0.85~0.87であった。ヒト血漿蛋白結合率は血漿中濃度0.1~10μg/mLにおいて超遠心法で23.4%~25.5%であった。
代謝
健康成人男性(6例)に14C標識体30mg(150μCi)を単回経口投与後、投与放射能の約97%が尿中に回収され、その約76%が未変化体であった。未変化体以外の尿中代謝物はラクタム体であり、投与量の0.6%が回収された。また、UGTによる代謝を受けたN-グルクロン酸抱合体も検出された。(外国人データ)
排泄
健康成人6例に、ミロガバリンとして3、5、10及び30mgを単回経口投与したときのCL/Fは16.50~18.24L/hrであった。このときの未変化体の尿中排泄率は63.2~71.5%、腎クリアランスは10.4~12.4L/hrであった。健康成人男性(6例)に14C標識体30mg(150μCi)を単回経口投与したとき、投与168時間後までに放射能の累積排泄率は98%以上に達し、投与放射能の約97%が尿中に、約1%が糞中に排泄された。(外国人データ)
相互作用
ミロガバリンは主要なヒトCYP分子種を阻害あるいは誘導せず、薬物トランスポーター(OAT1、OAT3、有機カチオントランスポーター[OCT]1、OCT2、OATP1B1、OATP1B3、MATE1及びMATE2-K)を阻害しなかった。また、P糖蛋白(P-gp)及び乳がん耐性蛋白(BCRP)を阻害しなかった。ミロガバリンは腎分泌され、OAT1、OAT3、OCT2、MATE1及びMATE2-Kの基質であることが示唆された。また、ミロガバリンはUGTによる代謝も受けた。(in vitro試験データ)
プロベネシド(500mg)と本剤(15mg)を併用したとき、本剤のCmax及びAUClastは、それぞれ29%及び76%上昇した。
シメチジン(400mg)と本剤(15mg)を併用したとき、本剤のCmax及びAUClastは、それぞれ17%及び44%上昇した。
本剤とエタノール又はロラゼパムを併用したとき、本剤及びこれらの薬剤の薬物動態に併用投与による明らかな影響は認められなかった。本剤とこれらの薬剤の併用投与時において、単独投与したときと比べて、注意力及び平衡機能の低下作用を認めた。
本剤とトラマドールを併用したとき、本剤及びトラマドールの薬物動態に併用投与による明らかな影響は認められなかった。(外国人データ)
高齢者における薬物動態
55~75歳の健康高齢者にミロガバリンとして1回5、10及び15mg(各投与量6例、65歳未満13例を含む)を1日2回14日間反復経口投与したとき、投与3日目までに定常状態に達し、投与14日目のt1/2は3.58~4.55時間であった。投与14日目のAUC0-12hrは、投与1日目の1.13~1.24倍であった。健康な非高齢者と比較し薬物動態に大きな差異は認められなかった。(外国人データ)
腎機能障害患者における薬物動態
日本人正常腎機能者及び腎機能障害患者30例にミロガバリンとして5mgを単回経口投与したとき、CLcrの低下に伴いAUClastの増加が認められた。血液透析を要する末期腎不全患者では、4時間の血液透析により投与したミロガバリンの15.3%が血液透析液中に回収された。
腎機能障害の程度
(CLcr:mL/min)
例数Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)a)
AUClast
(ng・hr/mL)
CLr
(L/hr)
CLcr≧90471.2±25.61.25(0.98~2.00)321±52.510.9±1.52
90>CLcr≧60
(軽度)
681.4±29.01.74(0.97~4.00)422±85.17.83±1.61
60>CLcr≧30
(中等度)
976.9±13.31.95(1.03~5.00)655±1444.48±1.87
30>CLcr
(重度)
5118±25.82.00(1.47~5.00)1,350±2591.92±0.463
末期腎不全透析b)6101±32.94.01(1.92~5.00)1,990±916
平均値±標準偏差a)中央値(最小値~最大値)b)投与24時間後から血液透析を4時間実施した。
肝機能障害患者における薬物動態
軽度及び中等度の肝機能障害患者16例にミロガバリンとして15mgを単回経口投与したときのCmaxは、健康成人と比較してそれぞれ1.0倍及び0.8倍であり、AUCinfはそれぞれ0.9倍及び1.1倍であった。(外国人データ)
注)本剤の承認用量はミロガバリンとして初期用量1回5mg 1日2回、有効用量1回10mg又は1回15mg 1日2回である。
注)
AUCinf:無限大時間までの血漿中濃度-時間曲線下面積
AUClast:定量可能な最終時点までの血漿中濃度-時間曲線下面積
AUCtau:投与間隔ごとの血漿中濃度-時間曲線下面積
エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。