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マルトース輸液10%「フソー」、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 糖尿病及び術中・術後で非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合

用法・用量

  • 通常成人は1回500~1,000mLを徐々に静脈内に点滴注入する。投与速度は通常成人マルトース水和物として1時間当たり0.3g/kg体重以下(体重50kgとして10%液500mLを4時間以上)とする。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児、幼児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

14.適用上の注意

14.1 全般的な注意
14.1.1 使用時には、感染に対する配慮をすること。
14.1.2 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(凹部)に垂直にゆっくりと刺すこと。斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある。また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
14.2 薬剤調製時の注意
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
14.3 薬剤投与時の注意
14.3.1 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと。輸液セット内に空気が流入するおそれがある。
14.3.2 容器の目盛りは目安として使用すること。
14.3.3 残液は使用しないこと。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人男性8例に本剤をマルトース水和物として0.3g/kg/hrの速度で3時間静脈内投与した結果、血中マルトース濃度は、投与終了時に201mg/dLに達した後、指数関数的に減少した。
16.4 代謝
腎糸球体で濾過されたマルトースの大部分は、近位尿細管の管腔側上皮細胞に存在するマルターゼによりブドウ糖に分解された後、ブドウ糖として再吸収され、エネルギー源になると考えられている。
16.5 排泄
健康成人男性8例に本剤をマルトース水和物として0.3g/kg/hrの速度で3時間静脈内投与した結果、投与開始8時間後までの尿中排泄率は、総糖質として投与量の24.3%(マルトースとして8.9%、ブドウ糖として15.4%)であった。なお、尿中へのブドウ糖及びマルトース排泄には血漿中マルトースの閾値濃度が存在することが明らかにされており、血漿中マルトース濃度が53mg/dL(血漿中総糖質濃度として157mg/dL)を越えると、ブドウ糖の排泄が始まり、99mg/dLを越えると、マルトースの排泄が始まった。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 アナフィラキシーショック(頻度不明)
呼吸困難、血圧低下、頻脈、蕁麻疹、潮紅等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
過敏症発疹、そう痒等
大量・急速投与電解質喪失
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