製品名 エゼチミブ錠10mg「KN」

一般名
Ezetimibe
薬効分類
脂質代謝異常治療薬
 >小腸コレステロールトランスポーター阻害薬
価格


製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症

用法・用量

  • 通常、成人にはエゼチミブとして1回10mgを1日1回食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 本剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤を併用する場合、重篤な肝機能障害のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
副作用
(頻度不明)
過敏症
アナフィラキシー、血管神経性浮腫、発疹を含む過敏症状があらわれたとの報告があるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
横紋筋融解症
本剤との因果関係は確立していないが、まれに横紋筋融解症、ミオパシーの報告があるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。特に、本剤をHMG-CoA還元酵素阻害剤と併用する場合、併用薬の添付文書のモニタリングに関する記載を参照すること。
肝機能障害
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

シクロスポリンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
肝機能障害のある患者
糖尿病患者[空腹時血糖の上昇が報告されている。]

重要な基本的注意

あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法や、高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分考慮すること。
甲状腺機能低下症、閉塞性胆のう胆道疾患、慢性腎不全、膵炎等の疾患の合併、血清脂質に悪影響を与える薬剤の服用等の二次的要因により高脂血症を呈している場合は、原疾患の治療、薬剤の切り替え等を可能な限り実施した上で本剤での治療を考慮すること。
本剤は中等度又は重度の肝機能障害を有する患者には投与しないことが望ましい。[本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある。]
本剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤を併用する場合、併用するHMG-CoA還元酵素阻害剤の添付文書を必ず参照し、【使用上の注意】の禁忌、慎重投与、重要な基本的注意、重大な副作用等の記載を確認すること。また、肝機能検査を、併用開始時及び併用するHMG-CoA還元酵素阻害剤の添付文書で推奨されている時期に実施すること。
フィブラート系薬剤との併用に関しては、使用経験が限られている。併用する場合は、胆石症などの副作用の発現に注意すること。[フィブラート系薬剤では胆汁へのコレステロール排泄を増加させ、胆石形成がみられることがある。本剤はイヌで胆のう胆汁中のコレステロール濃度の上昇が報告されている。(「その他の注意」(1)及び(2)の項参照)]
投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

効能・効果に関連する使用上の注意

適用の前に十分な検査を実施し、高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
ホモ接合体性家族性高コレステロール血症については、HMG-CoA還元酵素阻害剤及びLDLアフェレーシス等の非薬物療法の補助として、あるいはそれらの治療法が実施不能な場合に本剤の適用を考慮すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているため、副作用の発現に注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
なお、HMG-CoA還元酵素阻害剤は、妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦に対して禁忌であるため、本剤との併用投与は行わないこと。
授乳中の女性には、投与を避けることが望ましい。やむを得ず投与する場合は、授乳を中止させること。[ヒト母乳中への移行の有無は不明であるが、妊娠後から授乳期まで投与したラットで乳児への移行が認められている。]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない。]

薬物動態

<生物学的同等性試験>
エゼチミブ錠10mg「KN」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(エゼチミブ10mg)健康成人男性に絶食単回経口投与して血漿中エゼチミブ抱合体(フェノール性水酸基におけるグルクロン酸抱合体)濃度及びエゼチミブ未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された(図1、図2、表)。
図1 エゼチミブ抱合体の血漿中濃度推移
図2 エゼチミブ未変化体の血漿中濃度推移
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0→72h(ng・h/mL)Cmax(ng/mL)tmax(h)t1/2(h)
エゼチミブ抱合体エゼチミブ錠10mg「KN」686.99±283.52107.75±42.631.1±0.730.5±40.8
標準製剤(錠剤、10mg)650.09±286.62103.61±51.511.6±1.121.3±21.4
エゼチミブ未変化体エゼチミブ錠10mg「KN」117.15±47.517.25±4.374.1±4.722.5±20.5注1)
標準製剤(錠剤、10mg)112.08±41.177.02±3.705.5±4.716.1±9.3注2)
(Mean±S.D.、n=50)注1)n=46(50例のうち4例は消失相を推定できなかったため算出不能。)注2)n=48(50例のうち2例は消失相を推定できなかったため算出不能。)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
Thank you for serving us!