今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 齋藤洋一 篤友会リハビリテーションクリニック

監修: 甲村英二 公立学校共済組合 近畿中央病院

著者校正/監修レビュー済:2022/03/02
参考ガイドライン:
  1. 日本内分泌学会間脳下垂体機能障害の診断と治療の手引き(平成30年度改訂)
  1. Fleserius M,et al: A pituitary society update to acromegaly management guidelines2021
  1. Esposito D, et al:Non-functioning pituitary adenomas: indications for pituitary surgery and post-surgical management 2019
患者向け説明資料

改訂のポイント:
定期レビューを行い、下記の項を加筆修正した。
  1. 概要・推奨の項をガイドラインに基づき、細分化した。
  1. 2021年8月デスモプレシン点鼻薬の製造販売が中止となった。デスモプレシンスプレーまたはミニリンメルトOD錠へ切り替えとなる。
  1. 2020年12月25日ランレオチド皮下注射がTSH産生腺腫に適応拡大された(エビデンスC)。
  1. 2021年6月30日副腎皮質ホルモン合成阻害剤オシドロスタットリン酸塩が発売された。適応として「クッシング症候群(外科的処置で効果が不十分又は施行が困難な場合)」となっている。
  1. 海外で、先端巨大症治療薬オクトレオチド内服薬が、オクトレオチド、ランレオチド注射が有効な患者に対して、高いエビデンスに基づいて、投与が強く推奨されている(推奨度1 エビデンスRs)[1]

概要・推奨   

  1. 先端巨大症および下垂体性巨人症:治療の第一選択は経蝶形骨洞手術である。合併症などで手術の危険性が高い場合は、薬物療法、放射線療法を行う。術前のソマトスタチン誘導体投与により腫瘍縮小が期待されることがある(推奨度1 エビデンスC,J,G)
  1. クッシング病:治療の第一選択は経蝶形骨洞手術である。合併症などで手術の危険性が高い場合は、薬物療法、放射線療法を考慮する(推奨度1 エビデンスC,J,G)
  1. PRL産生腺腫:ドパミン作動薬による薬物療法が第一選択である(推奨度1 エビデンスC,J,G)
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  1. 非機能性腺腫:視神経、視交叉を圧迫する視力視野障害ある場合、治療の第一選択は経蝶形骨洞手術である。大型腫瘍の残存、再発に対しては放射線治療も考慮される(推奨度1 エビデンスC)[2]

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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
齋藤洋一 : 特に申告事項無し[2023年]
監修:甲村英二 : 特に申告事項無し[2023年]

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