今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 山下侑吾 京都大学医学部附属病院 循環器内科

監修: 久保惠嗣 信州大学名誉教授

著者校正/監修レビュー済:2023/10/25
参考ガイドライン:
  1. 日本循環器学会:肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2017年改訂版)
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 最新の知見に基づき改訂を行なった。
  1. 急性肺塞栓症には様々な発症リスクがあるが、近年は特定のリスクがない形で発症する患者(Unprovoked)も多く占める事が分かってきた(Yamashita Y, et al.Circ J. 2018 Apr 25;82(5):1262-1270.)。
  1. 急性肺塞栓症は従来入院治療が基本であった。一方で、近年は直接型経口抗凝固薬(Direct oral anticoagulant、DOAC)が日常臨床に広く普及しているが、一部DOACでは点滴注射によるヘパリンによる治療を要さず内服のみによる治療が可能となり、外来治療が可能となった。日本人でも低リスク群では急性期死亡のリスクはかなり低く(Yamashita Y, et al. Eur Heart J Acute Cardiovasc Care. 2020 Jun;9(4):262-270.)、適切に選択された低リスク患者では、DOAC治療による早期退院や外来治療も考慮される。
  1. その他、全体をレビューし細かな用語、表現の修正などを行った。

概要・推奨   

  1. 急性肺塞栓症の急性期には、未分画ヘパリンをAPTTが1.5~2.5となるように調節投与して、ワルファリンの効果が安定するまで継続する(推奨度1, MJG)
  1. 急性肺塞栓症の急性期には、フォンダパリヌクスを体重別に投与して、ワルファリンの効果が安定するまで継続する(推奨度1, RJG)
  1. 急性肺塞栓症の急性期に、リバーロキサバンもしくはアピキサバンの高用量を投与する(推奨度1, OJ)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
監修:久保惠嗣 : 特に申告事項無し[2023年]

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