今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 中野孝司 国家公務員共済組合連合会 大手前病院

監修: 高橋和久 順天堂大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2023/12/20
参考ガイドライン:
  1. 日本肺癌学会:肺癌診療ガイドライン 2022年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む
  1. ERS/ESTS/EACTS/ESTRO: Guidelines for the management of malignant pleural mesothelioma.2020
  1. NCCN Guidelines:Malignant Pleural Mesothelioma Version 1.2023
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 2021年のWHO分類第5版に準拠して改訂した。第5版では、全ての中皮腫は悪性腫瘍であることから、疾患名に悪性を冠することをやめることが明記され、また、従来、中皮腫に含めていた高分化乳頭状中皮腫は、臨床経過が良好なため中皮腫に含めず、高分化乳頭状中皮腫瘍に名称変更されている。
  1. Mesothelioma in situ(前浸潤性中皮腫)がWHO分類第5版に新たに記載され、解説を加えた。
  1. 日本肺癌学会ガイドラインの改訂(2022年版)に伴いその内容を反映させた。
  1. European Respiratory Society(ERS)、European Society of Thoracic Surgeons(ESTS)、European Association for Cardio-Thoracic Surgery(EACTS)、European Society for Radiotherapy and Oncology(ESTRO)共同の胸膜中皮腫ガイドライン(2020年)の内容を反映させた。
  1. NCCNガイドラインは2023年Version 1に更新した。
  1. 一次治療法として、従来のシスプラチン+ペメトレキセド併用療法に加えて、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法が推奨されることを追記した。また、NCCNガイドラインではシスプラチン+ペメトレキセド+ベバシズマブの三剤併用が一次治療法に位置付けされていることを追記した(日本では未承認)。
  1. 外科治療法では、侵襲的な胸膜肺全摘出術は殆ど実施されなくなり、縮小術式の胸膜切除肺剝皮術が主流となっている。最近の外科治療の動向と背景を追記した。
 

概要・推奨   

  1. 胸膜中皮腫は壁側胸膜の中皮細胞に初発する難治性腫瘍であり、石綿(アスベスト)曝露と密接に関連して発生する。
  1. 従来、“悪性”を冠して悪性胸膜中皮腫と呼ばれてきたが、全ての中皮腫は悪性であるため、2021年のWHO分類改定[1]では“悪性”を省くと明記され、NCCNガイドラインではガイドラインの表題自体も「悪性胸膜中皮腫」から「中皮腫:胸膜」に変更することが明記されている。
  1. 高分化乳頭状中皮腫は良好な臨床経過をたどるため“中皮腫”に含めず、“高分化乳頭状中皮腫瘍”に名称が変更された。
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  1. 胸腔鏡で腫瘍が確認されない最も早期の胸膜中皮腫である”mesothelioma in situ(前浸潤性中皮腫)”が、WHO分類第5版に明記された。
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  1. 中皮腫は胸膜以外に、腹膜、心膜、および精巣鞘膜に発生する。胸膜発生が最も多い[2]
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  1. 早期の胸膜中皮腫と反応性中皮細胞増生(反応性中皮過形成)の病理像は類似し、良悪の鑑別は慎重に行う必要がある。BAP1免疫染色、CDKN2A遺伝子の中皮腫でのホモ接合性欠失の検出が鑑別に役立つ。
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オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
中野孝司 : 特に申告事項無し[2023年]
監修:高橋和久 : 講演料(アストラゼネカ(株)),研究費・助成金など(MSD(株),中外製薬(株),小野薬品工業(株)),奨学(奨励)寄付など(中外製薬(株),大鵬薬品工業(株),日本ベーリンガーインゲルハイム(株),杏林製薬(株),日本イーライリリー(株))[2023年]

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