今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 鈴木正志 大分大学医学部 耳鼻咽喉科学講座

著者: 渡辺哲生 大分大学医学部 耳鼻咽喉科学講座

監修: 森山寛1) 東京慈恵会医科大学附属病院

監修: 小島博己2) 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科

著者校正/監修レビュー済:2023/08/16
参考ガイドライン:
  1. 厚生労働省健康局結核感染症課抗微生物薬適正使用の手引き 第二版
  1. 日本感染症学会:気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言(改訂版)
  1. ドイツ科学医療専門家協議会(AWMF):Clinical practice guideline: tonsillitis I. Diagnostics and nonsurgical management. (2016)
  1. ドイツ科学医療専門家協議会(AWMF):Clinical practice guideline: tonsillitis II. Surgical management. (2016)
  1. 米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会(AAO-HNSF):Clinical Practice Guideline: Tonsillectomy in Children (Update) February 2019
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 最新の知見に基づき改訂を行なった。
  1. 『気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言』が改訂され、関連する部分を改訂した。
  1. 成人、小児の急性咽頭・扁桃炎治療アルゴリズムを修正した。
  1. 前版から掲載されている、COVID-19と咽頭痛の関連の解説を整理した。
  1. 嫌気性菌咽頭・扁桃炎に関してFusobacterium属の記載に追記した(近年、Fusobacterium属が関与すると考えられているレミエール症候群の増加が警鐘されており、注意を要する)。

概要・推奨   

  1. 急性扁桃炎では治療においてウイルス性か細菌性かの鑑別、重症度が重要である原因の鑑別にはCentorスコア、McIsaacスコア(G)、成人では気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言に示されている重症度分類(J)が参考となる(推奨度2)原因の鑑別にはCentorスコア、McIsaacスコア(G)、重症度には急性咽頭・扁桃炎スコアリングシステム(J)が参考となる(推奨度2)
  1. 反復性扁桃炎では口蓋扁桃摘出術が適応となる。小児においては推奨される(推奨度2)が、成人においては効果について検討を要する(G)
  1. 扁桃周囲膿瘍では抗菌薬投与に加えて穿刺吸引、切開排膿、即時扁摘が推奨される(G)(推奨度2)

これより先の閲覧には個人契約のトライアルまたはお申込みが必要です。

最新のエビデンスに基づいた二次文献データベース「今日の臨床サポート」。
常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

まずは15日間無料トライアル
本サイトの知的財産権は全てエルゼビアまたはコンテンツのライセンサーに帰属します。私的利用及び別途規定されている場合を除き、本サイトの利用はいかなる許諾を与えるものでもありません。 本サイト、そのコンテンツ、製品およびサービスのご利用は、お客様ご自身の責任において行ってください。本サイトの利用に基づくいかなる損害についても、エルゼビアは一切の責任及び賠償義務を負いません。 また、本サイトの利用を以て、本サイト利用者は、本サイトの利用に基づき第三者に生じるいかなる損害についても、エルゼビアを免責することに合意したことになります。  本サイトを利用される医学・医療提供者は、独自の臨床的判断を行使するべきです。本サイト利用者の判断においてリスクを正当なものとして受け入れる用意がない限り、コンテンツにおいて提案されている検査または処置がなされるべきではありません。 医学の急速な進歩に鑑み、エルゼビアは、本サイト利用者が診断方法および投与量について、独自に検証を行うことを推奨いたします。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
鈴木正志 : 特に申告事項無し[2023年]
渡辺哲生 : 特に申告事項無し[2023年]
監修:森山寛 : 特に申告事項無し[2023年]
監修:小島博己 : 特に申告事項無し[2023年]

ページ上部に戻る

戻る

さらなるご利用にはご登録が必要です。

こちらよりご契約または優待日間無料トライアルお申込みをお願いします。

(※トライアルご登録は1名様につき、一度となります)


ご契約の場合はご招待された方だけのご優待特典があります。

以下の優待コードを入力いただくと、

契約期間が通常12ヵ月のところ、14ヵ月ご利用いただけます。

優待コード: (利用期限:まで)

ご契約はこちらから