今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 田下大輔 福井大学医学部附属病院 救急部

監修: 林寛之 福井大学医学部附属病院

著者校正/監修レビュー済:2024/03/21
参考ガイドライン:
  1. 日本精神科救急学会:精神科救急医療ガイドライン 2022年版
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 『精神科救急医療ガイドライン 2022年版』の改定に伴い、主に鎮静に関する薬物療法のアップデートを行った。
  1. 警察への通報に関するポイントやタイミングについて記載した。
  1. ケタミンについての文献的考察を加えた。
  1. 従来の抗精神病薬やベンゾジアゼピン系薬剤ではなく、ケタミンを使用する動きが近年高まっている。従来の薬剤と比較しても十分な鎮静を得られることがエビデンスとして確立しつつある。ただし、挿管を要したりの副作用面の懸念が拭える訳ではないことには留意したい(Scott L Mankowitz, et al. J Emerg Med. 2018 Nov;55(5):670-681, Natalie Sullivan, et al. Am J Emerg Med. 2020 Mar;38(3):655-661, deSouza IS, et al. Am J Emerg Med. 2022 Jan;51:363-373)。
  1. ケタミンとドロレプタンでは、興奮を鎮圧し拘束解除まで要した時間も、効果の強さも同等であった(James R Krenz, et al. Am J Emerg Med. 2023 Jul;69:23-27)。
  1. ケタミンとドルミカム+ハロペリドールでは、鎮静に要した時間はケタミン群の方が優位に早い結果となった。副作用はケタミンで多かったが、挿管や後遺症の残るものはなかった(David Barbic, et al. Ann Emerg Med. 2021 Dec;78(6):788-795)。

概要・推奨   

  1. 外来にて暴れそうなリスクをもった患者さんが受診した際に事前にマークしておくことにより事態が悪化することを防ぐことができる(推奨度1)
  1. CO2モニター(end-tidal capnography monitor)は薬物による抑制を行った際に、思わぬ過度の鎮静による呼吸停止、低換気、気道トラブルをSpO2モニター単独より早く検知することができる(推奨度1)
  1. ドルミカム(ミダゾラム)は急速に鎮静が必要な際に必要とされる(推奨度1)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
田下大輔 : 未申告[2023年]
監修:林寛之 : 原稿料(羊土社)[2023年]

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