今日の臨床サポート

顎変形症

著者: 古賀陽子 東京医科大学 医学部 口腔外科学分野

監修: 近津大地 東京医科大学

著者校正/監修レビュー済:2019/09/26
参考ガイドライン:
公益社団法人日本口腔外科学会 顎変形症診療ガイドライン 
患者向け説明資料

概要・推奨   

  1. 顎変形症は顎顔面変形症に含まれ、頭蓋および顎顔面骨格、軟組織と称する顔の輪郭、咬合状態などに高度の異常を伴うものであり、矯正歯科治療単独による咬合改善が見込めない場合には外科的矯正手術の適応になる(推奨度1
 
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
古賀陽子 : 未申告[2021年]
監修:近津大地 : 特に申告事項無し[2021年]

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、推奨について加筆を行った。

病態・疫学・診察

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 顎変形症は顎顔面変形症に含まれ、頭蓋および顎顔面骨格、軟組織と称する顔の輪郭、咬合状態などに高度の異常を伴うものである[1]
  1. 顎変形症には以下の臨床的分類がある[1]
  1. 大臼歯咬合関係Ⅱ級のものは骨格性上顎前突症という。
  1. 大臼歯咬合関係Ⅲ級のものは骨格性下顎前突症という。
  1. オトガイの側方偏位が大きいものは顔面非対称という。
  1. 片側の交叉咬合があれば骨格性交叉咬合という。
  1. 垂直的な異常に対しては骨格性開咬、重度の過蓋咬合という。
  1. 現在、歯科診療録記載上の傷病名としての顎変形症は、下顎前突症、下顎後退症、上下顎前突症、開咬症、過蓋咬合症、顔面非対称、その他に分類されている[1]
問診・診察のポイント  
  1. 顎変形の発生自覚の時期その後の詳細な経過(矯正歯科受診の有無や治療の既往の有無)を確認。

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