今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 佐藤麻希子 青森市民病院産婦人科

監修: 小林裕明 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科生殖病態生理学

著者校正済:2023/11/22
現在監修レビュー中
参考ガイドライン:
  1. 日本産科婦人科学会日本産婦人科医会:産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023
  1. 日本感染症学会日本化学療法学会:JAID/JSC感染症治療ガイド2014
  1. 日本性感染症学会:性感染症 診断・治療ガイドライン2020
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023の発行に伴いレビューを行った。
  1. 以下の追記を行った。
  1. 問診について、「症状の程度、性状、経過の聴取を行い、感染経路の推定を行うことで起炎菌の推定につなげる」と追記した。
  1. 特異的診断基準に、「原因微生物の培養もしくは抗原検査、遺伝子検査による同定」と追記した。
  1. 「起炎菌同定検査結果未着の間は、問診・診察から推察される起炎菌に基づいて抗菌薬を決定する必要がある」と追記した。
  1. 重症PIDの治療薬に、レボフロキサシン(クラビット)を追記した。
  1. 経口ニューキノロン系薬に、スタフロキサシン(グレースビット)を追記した。
  1. 注射用テトラサイクリン系薬の項目を立て、ミノサイクリン(ミノマイシン)を追記した。
  1. 以下の削除を行った。
  1. 注射用セフェム系薬から、セフピロムを削除した。

概要・推奨   

  1. 骨盤炎症症候群は多彩な感染経路を有し、圧痛を含む腹痛・発熱を症状とする感染性疾患である。
  1. 下腹部痛・発熱・炎症反応上昇・膿瘍など画像所見・原因病原体の検出をもって診断する。
  1. 問診か原因病原体を推定しそれに基づいた抗菌剤の投与を行う。軽症・中等症では外来での内服・点滴治療が可能であるが、重症では敗血症ショックなどの発生が懸念されるため入院による点滴を中心とした抗菌剤投与をおこなうことが推奨される。
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
佐藤麻希子 : 旅費,贈答品など(富士製薬工業(株))[2023年]
監修:小林裕明 : 講演料(アストラゼネカ株式会社,MSD株式会社,中外製薬株式会社),研究費・助成金など(シスメックス株式会社),奨学(奨励)寄付など(中外製薬株式会社)[2023年]

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