今日の臨床サポート

シェーグレン症候群

著者: 狩野俊和 国立国際医療研究センター国府台病院 リウマチ膠原病科

監修: 金子礼志 国立国際医療研究センター 膠原病科

著者校正/監修レビュー済:2017/10/31
患者向け説明資料

概要・推奨   

  1. シェーグレン症候群診療ガイドライン 2017年版
の発表に伴い、現在アップデート中
  1. シェーグレン症候群とは、リンパ球が涙腺や唾液腺に浸潤することにより眼球乾燥や口腔乾燥が生じる疾患である。
  1. シェーグレン症候群は、指定難病であり、ESSDAIにて重症(5点以上)などの場合は申請し認定されると保険料の自己負担分の一部が公費負担として助成される。()
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
狩野俊和 : 特に申告事項無し[2021年]
監修:金子礼志 : 特に申告事項無し[2021年]

病態・疫学・診察

疾患情報(疫学・病態)  
  1. シェーグレン症候群はリンパ球が涙腺や唾液腺に浸潤することにより眼球乾燥や口腔乾燥が生じる疾患であり、診断基準を参考にして診断する。
  1. しばしば他の膠原病、甲状腺疾患に合併し症状が乏しいことも多いので、これらの疾患の診断時には合併がないかを検討する必要がある。
  1. 50歳代の女性が最多であるが、あらゆる年齢層に広く分布している。男女比は1:14で、女性の割合が自己免疫疾患のなかでも最も高い。
  1. 疾患そのものや乾燥症状に対しては積極的な治療はなく、対症療法のみである。特殊な合併症の場合にのみ、ステロイドなどの免疫抑制療法を考慮する。
  1. 疾患の治癒は難しい。乾燥症状は年余にわたり変化が認められないことが多いが、ゆっくりと進行することもある。3~5%の患者に発生する悪性リンパ腫は予後を左右する。
  1. シェーグレン症候群は、指定難病であり、ESSDAIにて重症(5点以上)などの場合は申請し認定されると保険料の自己負担分の一部が公費負担として助成される。([平成27年1月施行])
  1.  難病法に基づく医療費助成制度 
  1. ESSDAI(EULAR Sjögren’s Syndrome Disease Activity Index):<図表>
問診・診察のポイント  
  1. 症状に乏しいことも多いので、積極的な問診を行わないと乾燥症状を確認できないこともよくある。「目がゴロゴロしないか?」「口が乾くまたはパサパサしないか?」「虫歯が増えたか?」を確認する。

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