今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 笠原 敬 奈良県立医科大学 感染症センター

監修: 大曲貴夫 国立国際医療研究センター

著者校正済:2023/07/19
現在監修レビュー中
参考ガイドライン:
  1. 日本神経学会日本神経治療学会日本神経感染症学会:細菌性髄膜炎診療ガイドライン2014
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、以下について加筆修正を行った。
  1. 無菌性髄膜炎は海外での報告では人口100,000人あたりの年間発生頻度は2.7~7.6人程度である(McGill F, et al. Lancet Infect Dis. 2018 Sep;18(9):992-1003.、Petersen PT, et al. Brain. 2023 Mar 16:awad089.、Kupila L, et al. Neurology. 2006 Jan 10;66(1):75-80.)
  1. 2023年にデンマークから1,066人のウイルス性髄膜炎患者を対象とした比較的大規模な前向きコホート研究が発表された。この結果に基づき、疫学、診察のポイント(症状)および治療(HSV髄膜炎およびVZV髄膜炎に対するACVおよびVACの投与タイミング)について加筆修正を行った。(Petersen PT, et al. Brain. 2023 Mar 16:awad089.)
  1. HSV脳炎の死亡率は高く、疑われれば速やかなアシクロビル投与が奨められるが、HSV「髄膜炎」およびVZV「髄膜炎」については、免疫正常患者および免疫抑制患者のいずれにおいてもアシクロビルまたはバラシクロビルを8時間以内に投与した群とそれ以降に投与した群で予後が変わらなかったという報告があり、HSVおよびVZV髄膜炎の場合は確定診断が付くまでに早期に抗ウイルス薬を経験的に投与する必要性を指示する根拠は乏しい(Petersen PT, et al. Brain. 2023 Mar 16:awad089.)。

概要・推奨   

  1. 無菌性髄膜炎に標準的・統一的な定義はない。広義には肺炎球菌やインフルエンザ菌などの細菌性髄膜炎の原因となる細菌が認められない髄膜炎全般(非細菌性髄膜炎)を指すが、狭義にはエンテロウイルス属やムンプスウイルス、HSVやVZVなどによるウイルス性髄膜炎を指すこともある。
  1. 発熱、頭痛、嘔気・嘔吐、羞明といった症状や、項部硬直、Kernig徴候、Brudzinski徴候、Jolt accentuationなどの身体所見から総合的に髄膜炎の有無を判断する。
  1. 病歴や身体所見から髄膜炎の原因を鑑別することは困難であり、特に細菌性髄膜炎が否定できない場合は、髄液検査を行う(推奨度1、JG)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
笠原 敬 : 奨学(奨励)寄付など(奈良厚生会病院,谷掛整形外科診療所)[2023年]
監修:大曲貴夫 : 特に申告事項無し[2023年]

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