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調剤用パンビタン末

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
    効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法・用量

  • 通常成人1日1~2gを経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する女性へのビタミンA5,000IU/日以上の投与(ビタミンA欠乏症の女性は除く)[9.5.1参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 悪性貧血の患者
適切な治療を行うこと。血液状態は改善するが、神経症状に効果がない。
なお、診断の確立していない悪性貧血の患者の場合、血液状態の改善により悪性貧血を隠蔽し、診断及び治療に影響を与えるので注意すること。
9.4 生殖能を有する者
[9.5.1参照]
9.5 妊婦
9.5.1 妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する女性
ビタミンA欠乏症の治療に用いる場合を除いて本剤を投与しないこと。なお、ビタミンAの補給を目的として本剤を用いる場合は食品などからの摂取量に注意し、本剤による投与は5,000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3ヵ月から妊娠初期3ヵ月までにビタミンAを10,000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある。[2.、9.4参照]
9.5.2 妊婦(妊娠3ヵ月以内の女性は除く)又は妊娠している可能性のある女性
大量投与を避けること。ビタミンDの大量投与により胎児障害を起こすとの報告がある。
9.7 小児等
9.7.1 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.7.2 ビタミンA、D過剰症を起こしやすい。

14.適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
本剤はアルカリ剤、吸湿性薬剤と配合しないこと。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
脳神経系大泉門膨隆注1)、神経過敏注1)、頭痛注1)
消化器食欲不振注1),注2)、嘔吐注1)、口渇注2)、便秘注2)
肝臓肝腫大注1)
泌尿器多尿注2)
皮膚脱毛注1)、そう痒感注1)
過敏症発疹、紅斑、そう痒感等
その他体重増加停止注1)、四肢痛注1)、体重減少注2)、発熱注2)

注1)過剰投与によるビタミンA過剰症状
注2)過剰投与によるビタミンD過剰症状

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