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MAGシンチ注、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • シンチグラフィ及びレノグラフィによる腎及び尿路疾患の診断

用法・用量

  • 通常,成人には200~555MBqを静脈内に投与する。被検部に検出器を向け,投与直後から動態画像を得ると共に,データ処理装置にデータを収集し,画像上に関心領域を設定することによりレノグラムを得る。また,必要に応じて有効腎血流量又は有効腎血漿流量を測定する。
    なお,投与量は,年齢,体重及び検査目的により適宜増減する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には,診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし,投与量は最小限度にとどめること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
膀胱部の被曝を軽減させるため,検査前後できるだけ患者に水分を摂取させ,排尿させること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健常成人男子において,本剤は静脈内投与後,急速に血中から消失した。血中からの消失は2相性を示し,初期相の消失半減期は3.2±0.5分,後期相の消失半減期は18.6±4.8分であった。
16.3 分布
16.3.1 吸収線量
MIRD法により算出した吸収線量は次のとおりである。
吸収線量(mGy/MBq)
膀胱0.029
腎臓0.0028
肝臓0.00060
胆のう0.0017
脾臓0.00047
小腸0.0021
大腸上部0.0030
大腸下部0.0031
赤色骨髄0.00085
卵巣0.0020
精巣0.0010
全身0.00063
0.5,3及び6時間後に排尿した場合
16.4 代謝
血中における放射化学的成分の存在比は,投与前の本剤の成分の存在比とほぼ同様であり,投与後30分でメルカプトアセチルグリシルグリシルグリシンテクネチウム(99mTc)が尿中の放射化学的成分の99%を占めたことから,本剤は体内で代謝されることなく,尿中に排泄されることが示された。
16.5 排泄
健常成人男子において,累積尿中排泄率は,投与後30分で76.8±0.4%,90分で91.7±0.1%,3時間で95.9±0.2%,6時間で97.1±1.0%及び24時間で98.0±1.0%であり,本剤は投与後24時間までにはほぼ全量が尿中に排泄されることが示された。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(頻度不明)
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