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メベンダゾール錠100

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 鞭虫症

用法・用量

  • 通常、成人及び小児に対してはメベンダゾールとして1回100mgを1日2回(朝・夕)3日間経口投与する。ただし、体重20kg以下の小児には半量にするなど、適宜減量する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。[11.1.1参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験(ラット)で催奇形性が報告されている。[2.参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物(ウシ)で乳汁中へ移行することが報告されている。また、メベンダゾールがヒトで乳汁中へ移行(5ng/mL)することが報告されている。
9.7 小児等
小児への投与で痙攣発作等が認められたとの報告がある。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
蛔虫が混合感染している場合、本剤の投与によって迷入する場合があるので、あらかじめ蛔虫を駆除してから投与するように注意すること。
14.2 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健常成人に本剤200mgを経口投与した結果、最高血中濃度は投与後約2時間にみられ、平均40ng/mL、血中濃度の半減期の平均は4.43±0.9時間であった。
16.2 吸収
健常成人に経口投与後、投与量の0.1~0.3%が吸収された。
16.4 代謝
健常成人に経口投与後、90%以上がカルバメート加水分解物として排泄された。
16.5 排泄
健常成人に本剤200mgを経口投与した結果、投与3日後までにカルバメート加水分解物が0.258%(メベンダゾール換算)が尿中に排泄された。
※本剤の承認された用法及び用量は、「1回100mgを1日2回(朝・夕)3日間経口投与する。」である。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
シメチジン長期併用投与により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。肝臓における本剤の代謝が阻害される可能性がある。
メトロニダゾール併用により中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれたとの報告がある。機序不明

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック・アナフィラキシー(頻度不明)[9.1.1参照]
11.1.2 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満頻度不明
血液好中球数減少
過敏症皮膚発赤紅斑性発疹、蕁麻疹、血管浮腫、発疹
精神神経系めまい、頭痛、痙攣
消化器腹痛嘔吐、腹部不快感、下痢、鼓腸、悪心
肝臓肝機能異常
皮膚脱毛症
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