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タチオン注射用100mg、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○薬物中毒、アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)
  • ○慢性肝疾患における肝機能の改善
  • ○急性湿疹、慢性湿疹、皮膚炎、じんま疹、リール黒皮症、肝斑、炎症後の色素沈着
  • ○妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群
  • ○角膜損傷の治癒促進
  • ○放射線療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症

用法・用量

  • 通常成人には、グルタチオンとして1回100~200mgを溶解液にて溶解し1日1回筋肉内又は静脈内に注射する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
溶解後直ちに使用すること。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
・神経走行部位を避けるよう注意すること。
・繰返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位をかえて行うこと。
・注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
ラットに35S-glutathione(35S-GSH)を静脈内投与すると、血液中の放射能活性は投与後1及び5時間で血漿部分に分布した。24時間では血漿及び血球部分にほぼ同様に分布しており、7日目では逆に放射能活性の大部分は血球中に見出された。また、24時間での血漿中の放射能活性は90%が蛋白部分に存在した。
16.4 代謝
ラットに35S-glutathione(35S-GSH)を静脈内投与すると、GSHは短時間に各臓器によく分布し、なかでも肝臓、腎臓、皮膚、脾臓等には高濃度に分布した。心臓、骨格筋、脳では単位重量あたりの放射能活性の分布は少なかったが、経時的減少はゆるやかであった。
16.5 排泄
ラットに35S-glutathione(35S-GSH)を静脈内投与すると、尿中へは、7日後までに、投与された放射能活性の24±4.2%が排泄された。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー(0.1%未満)
顔面蒼白、血圧低下、脈拍の異常等の症状があらわれることがある。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1%未満
過敏症発疹等
消化器食欲不振、悪心・嘔吐等
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