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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 歯肉切除などの歯周外科領域における患部の包てん

用法・用量

  • 用時、適量の散剤と液剤を練和して適用する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤使用時の注意
14.1.1 歯科用にのみ使用すること。
14.1.2 術者の手指や患者の顔などに本剤が付着した場合には、ベンジンなどで擦拭すること。なお、温湯と石鹸で洗っても除去することができる。
14.1.3 本剤貼付後しばらくの間チョウジ油特有の味覚、嗅覚刺激を覚えることがある。
14.1.4 使用方法
1.練和法
容器より散剤と液剤を練板(ガラス、紙)上に適量(目安として散剤:液剤を、4:1~5:1)取り出し、スパチュラで適度な粘度を有した泥状(パテ状)になるように約1分間程度練和する。その後、練板上の本剤をある程度の形態(練和された本剤がスパチュラで練板上から取りやすい形態)にした後、練板上から手掌上に置き、指と手掌で適度な形態(直径約5mm程度かストッピングよりやや太めで、貼付部位と同程度の長さ)に整える。
2.貼付(装着)法
本剤を歯面へ強固に付着させるためには、創面の止血、乾燥を必要とするため、乾いた滅菌ガーゼで創面の止血と乾燥を行い始めた頃より、本剤の練和に着手する。
(1)練和した本剤をストッピングよりやや太め(直径約5mm程度)で、貼付部位と同程度の長さの棒状に丸める。
(2)棒状の本剤を2本(通常は唇舌側、頬舌側の2ヵ所、MGS(Muco Gingival Surgery)では1ヵ所の場合もある)作る。
(3)棒状の本剤をまず唇側(頬側)に置き、唇側より圧接する。その後同様にして舌側(口蓋側)を行う。
(4)唇舌(頬舌)的に本剤が剥がれないように、外科用エレバトリュームで歯間部の本剤を圧接する。
(5)創面が本剤により覆われていることを確認する。
(6)本剤貼付後、術者が頬粘膜や唇、舌などを動かしたり、患者自身が舌などを動かして、余剰な本剤があれば取除く(余剰な本剤は貼付後の緩み、脱離につながると同時に、咀嚼時や談話時での機能障害や褥創性潰瘍の原因となる)。
(7)ポケット掻爬術や歯肉剥離掻爬術の再付着を期待する術式では、本剤を創面よりやや根尖側寄りに置き、歯根の方向から歯冠側に圧接し、歯肉切除術や歯肉整形術のような瘢痕治癒を期待するような術式では創面と同位置もしくは少し歯冠側に置き、歯冠側から歯根側に向かって圧接するとよい。
(8)MGSの場合、錫箔との併用が望ましい場合がある。
(9)本剤貼付後約15分経過した時点で、出血や緩みなどのないことを確認した後、諸注意を与え患者を帰宅させる。
3.貼付(装着)後の注意事項
(1)通常は、本剤装着後1週間はそのままにしておくが、3~4日の場合もある。
(2)1週間後に本剤の除去を行うが、手術法の種類により必要に応じ再度本剤の貼付(装着)を行うことがある。
(3)装着期間中に出血が見られたり、本剤の緩み、破損が生じた場合、一旦本剤を除去し、局所の洗浄を行った後、再度本剤の貼付(装着)を行う。
(4)本剤装着期間中は硬い食物や刺激性の強いものはできるだけ避けるよう、患者に指示を与える。
(5)本剤装着部位以外の部位でのブラッシングは通常通りに行うことを患者に指示する。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
口腔粘膜貼付(装着)部位直下の潰瘍、本剤表面と接触する粘膜面のあれ
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