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エプクルーサ配合錠

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変又はC型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

用法・用量

  • <未治療又は前治療歴のないC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>
    <C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>

    • 通常、成人には、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を12週間経口投与する。
  • <前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>

    • リバビリンとの併用において、通常、成人には、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を24週間経口投与する。

禁忌 

【警告】

  • 本剤は、ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者に対してのみ投与すること。
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 重度の腎機能障害(eGFR<30mL/分/1.73m2)又は透析を必要とする腎不全の患者[9.2.1、16.6.1参照]
  • 2.3 次の薬剤を投与中の患者

    • カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品[10.1、16.7.2参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者
B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されている。[8.2参照]
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重度の腎機能障害(eGFR<30mL/分/1.73m2)又は透析を必要とする腎不全の患者
投与しないこと。[2.2、16.6.1参照]
9.4 生殖能を有する者
<リバビリンとの併用の場合>
妊娠していないことを確認するため、治療開始に先立ち、妊娠検査を実施すること。[9.5.1参照]
9.5 妊婦
<リバビリンとの併用の場合>
9.5.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないこと。本剤と併用投与するリバビリンの動物実験で催奇形性及び胚・胎児致死作用が認められている。[9.4参照]
<リバビリンと併用しない場合>
9.5.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ソホスブビルの動物実験(ラット及びウサギ)、及びベルパタスビルの動物実験(マウス、ラット及びウサギ)において胚・胎児発生に対する影響は見られていない。
9.6 授乳婦
<リバビリンとの併用の場合>
9.6.1 授乳を避けさせること。動物実験(ラット)で、リバビリンの乳汁中への移行が認められている。
<リバビリンと併用しない場合>
9.6.2 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で、ソホスブビルの主要代謝物であるGS-331007の乳汁中への移行が認められており、ベルパタスビルの乳汁中への移行が認められている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下しており、既往歴や合併症を伴っていることが多くみられる。

8.重要な基本的注意

<共通>
8.1 本剤とアミオダロンをやむを得ず併用する場合には、患者又はその家族に対して併用投与により徐脈等の重篤な不整脈が発現するリスクがあること等を十分説明するとともに、不整脈の徴候又は症状(失神寸前の状態又は失神、浮動性めまい、ふらつき、倦怠感、脱力、極度の疲労感、息切れ、胸痛、錯乱、記憶障害等)が認められた場合には、速やかに担当医師に連絡するよう指導すること。また、併用投与開始から少なくとも3日間は入院下で適切に心電図モニタリングを実施し、退院後少なくとも2週間は患者又はその家族等が心拍数を連日確認し、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行うこと。なお、アミオダロンを長期間投与した際の血漿からの消失半減期は19~53日と極めて長いため、本剤の投与開始前にアミオダロンの投与を中止した患者に対しても、上記の対応を実施すること。[10.2参照]
8.2 B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)において、C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されているので、本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認すること。[9.1.1参照]
8.3 高血圧があらわれることがあるので、投与中は血圧の推移等に十分注意すること。[11.1.1参照]
8.4 C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、ワルファリンやタクロリムスの増量、低血糖によりインスリン等の糖尿病治療薬の減量が必要となった症例が報告されており、本剤による抗ウイルス治療に伴い、使用中の併用薬の用量調節が必要になる可能性がある。特にワルファリン、タクロリムス等の肝臓で代謝される治療域の狭い薬剤や糖尿病治療薬を使用している患者に本剤を開始する場合には、原則、処方医に連絡するとともに、PT-INRや血中薬物濃度、血糖値のモニタリングを頻回に行うなど患者の状態を十分に観察すること。
<リバビリンとの併用の場合>
8.5 投与開始前にヘモグロビン量が12g/dL以上であることを確認すること。貧血があらわれることがあるので、ヘモグロビン量を定期的に測定するなど観察を十分に行うこと。[11.1.3参照]

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

7.用法及び用量に関連する注意

<共通>
7.1 肝予備能、臨床症状等を観察し、適切な用法・用量を選択すること。[17.1.1、17.1.2、17.1.3参照]
7.2 本剤は、有効成分としてソホスブビル及びベルパタスビルを含有した配合錠である。本剤の有効成分であるソホスブビルを含む製剤と併用しないこと。
<未治療又は前治療歴のないC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>
7.3 国内臨床試験は、未治療又はNS5A阻害剤、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤若しくはNS5Bポリメラーゼ阻害剤の前治療歴(インターフェロン併用NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤による治療歴はNS3/4Aプロテアーゼ阻害剤による前治療歴として取り扱わない)のない患者を対象に本剤の有効性及び安全性の検討を目的として実施された。[17.1.3参照]
<前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善>
7.4 国内臨床試験は、NS5A阻害剤、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤又はNS5Bポリメラーゼ阻害剤の前治療歴を有する患者を対象に本剤の有効性及び安全性の検討を目的として実施された。[17.1.1参照]

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤の使用に際しては、HCV RNAが陽性であることを確認すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 健康成人における薬物動態
日本人健康成人被験者20例に、本剤を食後経口投与注)したときのソホスブビル、GS-331007及びベルパタスビルの薬物動態パラメータを表1に示す。日本人の薬物動態は、外国人と類似していた。
注)本剤とvoxilaprevir(国内未承認)の併用投与
表1 日本人健康成人被験者に本剤を食後投与したときの薬物動態パラメータ(定常状態)
ソホスブビル(18例)GS-331007(18例)ベルパタスビル(18例)
Cmax(ng/mL)a1266.4(31.1)840.2(17.7)766.0(28.8)
tmax(h)b2.50(1.50,3.00)4.00(3.00,5.00)5.00(3.00,5.00)
AUCtau(ng・h/mL)a2335.7(28.3)10206.5(17.7)6501.7(41.5)
t1/2(h)b0.52(0.46,0.63)31.70(30.05,32.97)18.06(16.85,19.20)
a:平均値(変動係数%)、b:中央値(範囲)
16.1.2 HCV感染症患者における薬物動態
C型非代償性肝硬変被験者(Child-Pugh分類B又はC)における母集団薬物動態解析では、定常状態におけるAUC0-24及びCmaxの平均値(変動係数)は、ソホスブビル(79例)でそれぞれ3474ng・h/mL(33.0%)、1082ng/mL(38.9%)、GS-331007(102例)でそれぞれ13947ng・h/mL(24.5%)、971ng/mL(31.4%)、ベルパタスビル(102例)でそれぞれ3013ng・h/mL(75.6%)、193ng/mL(90.5%)であった。
C型慢性肝炎及びC型代償性肝硬変被験者における母集団薬物動態解析では、定常状態におけるAUC0-24及びCmaxの平均値(変動係数)は、ソホスブビル(88例)でそれぞれ2028ng・h/mL(43.3%)、802ng/mL(50.6%)、GS-331007(117例)でそれぞれ13702ng・h/mL(23.3%)、850ng/mL(26.4%)、ベルパタスビル(117例)でそれぞれ4873ng・h/mL(55.8%)、473ng/mL(67.9%)であった。いずれの集団においても、ソホスブビル、GS-331007及びベルパタスビルの薬物動態に対する年齢、性別、BMI、代償性肝硬変の有無又は前治療の影響は認められなかった。
16.2 吸収
16.2.1 食事の影響
外国人健康成人被験者30例に、本剤を空腹時及び食後に単回経口投与したときの、ソホスブビル、GS-331007及びベルパタスビルの薬物動態パラメータを表2に示す。
表2 外国人健康成人被験者に本剤を空腹時及び食後に単回投与したときの薬物動態パラメータ
ソホスブビルGS-331007ベルパタスビル
空腹時(30例)食後(30例)空腹時(30例)食後(30例)空腹時(30例)食後(30例)
Cmax(ng/mL)a1628.5(44.7)1402.5(50.3)1020.7(31.5)622.2(23.6)562.1(44.6)543.9(35.9)
tmax(h)b0.50(0.50,1.00)2.00(1.00,3.00)2.00(2.00,3.00)4.00(3.00,5.00)3.00(2.00,3.00)4.00(3.00,4.00)
AUC0-inf(ng・h/mL)a1612.5(38.5)2678.4(26.8)13,102.9(19.1)13,322.9(16.5)4513.7(47.6)5062.2(43.4)
t1/2(h)b0.41(0.36,0.45)0.58(0.47,0.80)27.25(25.53,29.82)30.28(28.54,32.65)17.08(14.64,18.63)16.62(15.10,17.72)
高脂肪食(約800kcal、約50%脂肪)摂取時の結果a:平均値(変動係数%)、b:中央値(範囲)
16.3 分布
ソホスブビルのヒト血漿蛋白結合率は61~65%、GS-331007のヒト血漿蛋白結合率は3.1~7.2%であった。ベルパタスビルのヒト血漿蛋白結合率は99.5%を上回った。[13.参照]
16.4 代謝
本剤の有効成分であるベルパタスビルは、経口投与後、その大部分は未変化体として血中に存在する。もう一方の有効成分であるソホスブビルは、肝細胞内で活性代謝物であるウリジン三リン酸型(GS-461203)に変換されるヌクレオチドプロドラッグであり、ヒトの血中からGS-461203は検出されていない。ソホスブビルは、経口投与後、速やかに代謝を受け、大部分が非活性の主要代謝物(GS-331007)として血中に存在する。[13.参照]
16.5 排泄
14C標識ソホスブビル400mgを健康成人男性被験者に単回経口投与したとき、ソホスブビルは速やかに吸収され、ヌクレオシド誘導体であるGS-331007として主に尿中に排泄され、尿中、糞中及び呼気中にそれぞれ80%、14%及び2.5%排泄された。(外国人のデータ)
14C標識ベルパタスビル100mgを健康成人男性被験者に単回経口投与したとき、糞中及び尿中にそれぞれ94%及び0.4%排泄され、糞中には主に未変化体で排泄された。(外国人のデータ)
16.6 特定の背景を有する患者
16.6.1 腎機能障害を有する被験者における薬物動態
HCV感染を伴わない腎機能障害を有する被験者にソホスブビル400mgを単回経口投与したとき、腎機能正常被験者(eGFR>80mL/分/1.73m2)に比して、軽度(eGFR≧50かつ≦80mL/分/1.73m2)、中等度(eGFR≧30かつ<50mL/分/1.73m2)又は重度(eGFR<30mL/分/1.73m2)の腎機能障害を有する被験者では、ソホスブビルのAUC0-infはそれぞれ61%、107%、171%高く、GS-331007のAUC0-infはそれぞれ55%、88%、451%高かった。また、血液透析を要する末期腎不全の被験者では、腎機能正常被験者に比して、ソホスブビルのAUC0-infは、透析1時間前投与で28%、透析1時間後投与で60%高かったのに対し、GS-331007のAUC0-infは、透析1時間前投与で1280%、透析1時間後投与で2070%高い値を示した。末期腎不全の被験者ではGS-331007の除去には血液透析が必要であり、4時間の血液透析で投与量の約18%のGS-331007が除去された。(外国人のデータ)
HCV感染を伴わない重度腎機能障害を有する被験者[クレアチニン・クリアランス(CLcr)<30mL/分]に、ベルパタスビル100mgを単回経口投与したときのベルパタスビルの薬物動態は、腎機能正常被験者(CLcr≧90mL/分)に比し、臨床的に重要な差は認められなかった(AUC0-inf:約50%増加)。(外国人のデータ)[2.2、13.参照]
16.6.2 肝機能障害を有する被験者における薬物動態
中等度又は重度肝機能障害(Child-Pugh分類B又はC)を有するHCV感染症被験者に対し、ソホスブビル400mgを7日間投与したとき、肝機能正常被験者に比し、ソホスブビルのAUC0-24はそれぞれ126%、143%高く、GS-331007のAUC0-24はそれぞれ18%、9%高かった。(外国人のデータ)
HCV感染を伴わない中等度又は重度肝機能障害を有する被験者(Child-Pugh分類B又はC)に対し、ベルパタスビル100mgを単回投与したとき、ベルパタスビルのAUCinfは肝機能正常被験者に比し、中等度肝機能障害被験者で17%低く、重度肝機能障害被験者で13%高かった。(外国人のデータ)
16.7 薬物相互作用
16.7.1 In vitro試験成績
ソホスブビル及びベルパタスビルはともにトランスポーターであるP-gp及びBCRPの基質である。In vitroでベルパタスビルはCYP2B6、CYP2C8及びCYP3A4により弱い代謝を受ける。P-gp及びBCRPの阻害剤との併用によりソホスブビル及びベルパタスビルの腸管内での吸収が増加し、強力なP-gp及びBCRP誘導剤、並びに中等度又は強力なCYP2B6、CYP2C8又はCYP3A4の誘導剤との併用により減少する可能性がある。さらに、ベルパタスビルはP-gp、BCRP、OATP1B1及びOATP1B3に対する阻害作用を有するため、これらの基質となる薬剤との併用により、それら薬剤の腸管内での吸収を増加させる可能性がある。
ソホスブビル及びベルパタスビルはCYP又はUGT1A1に対して阻害作用及び誘導作用を有さない。[10.参照]
16.7.2 臨床薬物相互作用試験
薬物相互作用試験の結果を以下の表3及び表4に示す。(外国人のデータ)[2.3、10.2参照]
表3 ソホスブビル、GS-331007及びベルパタスビルの薬物動態に及ぼす併用薬の影響a
併用薬併用薬の投与量(mg)VELの投与量(mg)SOFの投与量(mg)例数SOF、GS-331007及びVELの薬物動態パラメータ比
併用時/単独投与時(90%信頼区間)
CmaxAUCCmin
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩150/150/200/300
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
24SOF1.01(0.85,1.19)1.24(1.13,1.37)NA
GS1.13(1.07,1.18)1.35(1.30,1.40)1.45(1.38,1.52)
VEL1.05(0.93,1.19)1.19(1.07,1.34)1.37(1.22,1.54)
ダルナビル・リトナビル+エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩800/100+200/300
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
29SOF0.62(0.54,0.71)0.72(0.66,0.80)NA
GS1.04(0.99,1.08)1.13(1.08,1.18)1.13(1.06,1.19)
VEL0.76(0.65,0.89)0.84(0.72,0.98)1.01(0.87,1.18)
アタザナビル・リトナビル+エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩300/100+200/300
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
24SOF1.12(0.97,1.29)1.22(1.12,1.33)NA
GS1.21(1.12,1.29)1.32(1.27,1.36)1.42(1.37,1.49)
VEL1.55(1.41,1.71)2.42(2.23,2.64)4.01(3.57,4.50)
ロピナビル・リトナビル+エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩4×200/50+200/300
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
24SOF0.59(0.49,0.71)0.71(0.64,0.78)NA
GS1.01(0.98,1.05)1.15(1.09,1.21)1.15(1.07,1.25)
VEL0.70(0.59,0.83)1.02(0.89,1.17)1.63(1.43,1.85)
ラルテグラビル+エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩400
1日2回+200/300
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
30SOF1.09(0.97,1.23)1.16(1.07,1.25)NA
GS0.95(0.91,0.98)1.03(1.00,1.06)1.08(1.04,1.13)
VEL0.97(0.87,1.08)0.98(0.88,1.10)0.97(0.87,1.07)
エファビレンツ・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩600/200/300
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
14SOF1.38(1.14,1.67)0.97(0.83,1.14)NA
GS0.86(0.80,0.93)0.90(0.85,0.96)1.01(0.95,1.07)
VEL0.53(0.43,0.64)0.47(0.39,0.57)0.43(0.36,0.52)
エムトリシタビン・リルピビリン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩200/25/300
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
24SOF1.09(0.95,1.25)1.16(1.09,1.24)NA
GS0.96(0.90,1.01)1.04(1.00,1.07)1.12(1.07,1.17)
VEL0.96(0.85,1.10)0.99(0.88,1.11)1.02(0.91,1.15)
ドルテグラビル50
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
24SOF0.88(0.80,0.98)0.92(0.85,0.99)NA
GS1.01(0.93,1.10)0.99(0.97,1.01)0.99(0.97,1.01)
VEL0.94(0.86,1.02)0.91(0.84,0.98)0.88(0.82,0.94)
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド150/150/200/10
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
24SOF1.23(1.07,1.42)1.37(1.24,1.52)NA
GS1.29(1.25,1.33)1.48(1.43,1.53)1.58(1.52,1.65)
VEL1.30(1.17,1.45)1.50(1.35,1.66)1.60(1.44,1.78)
カルバマゼピン300
1日2回
400
単回
24SOF0.52(0.43,0.62)0.52(0.46,0.59)NA
GS1.04(0.97,1.11)0.99(0.94,1.04)NA
リファブチン300
1日1回
400
単回
20SOF0.64(0.53,0.77)0.76(0.63,0.91)NA
GS1.15(1.03,1.27)1.03(0.95,1.12)NA
シクロスポリン600
単回
400
単回
19SOF2.54(1.87,3.45)4.53(3.26,6.30)NA
GS0.60(0.53,0.69)1.04(0.90,1.20)NA
100
単回
12VEL1.56(1.22,2.01)2.03(1.51,2.71)NA
タクロリムス5
単回
400
単回
16SOF0.97(0.65,1.43)1.13(0.81,1.57)NA
GS0.97(0.83,1.14)1.00(0.87,1.13)NA
ファモチジン40単回
本剤と同時投与
100
単回
400
単回
60SOF0.92(0.82,1.05)0.82(0.74,0.91)NA
GS0.84(0.78,0.89)0.94(0.91,0.98)NA
VEL0.80(0.70,0.91)0.81(0.71,0.91)NA
40単回
本剤投与12時間前
60SOF0.77(0.68,0.87)0.80(0.73,0.88)NA
GS1.20(1.13,1.28)1.04(1.01,1.08)NA
VEL0.87(0.76,1.00)0.85(0.74,0.97)NA
オメプラゾール20
1日1回
本剤と同時投与
100
空腹時単回
400
空腹時単回
60SOF0.66(0.55,0.78)0.71(0.60,0.83)NA
GS1.18(1.10,1.26)1.00(0.95,1.05)NA
VEL0.63(0.50,0.78)0.64(0.52,0.79)NA
20
1日1回
本剤投与12時間前
100
空腹時単回
400
空腹時単回
60SOF0.55(0.47,0.64)0.56(0.49,0.65)NA
GS1.26(1.18,1.34)0.97(0.94,1.01)NA
VEL0.43(0.35,0.54)0.45(0.37,0.55)NA
20
1日1回
本剤投与2時間前
100
食後単回
400
食後単回
40SOF0.84(0.68,1.03)1.08(0.94,1.25)NA
GS0.94(0.88,1.02)0.99(0.96,1.03)NA
VEL0.52(0.43,0.64)0.62(0.51,0.75)NA
20
1日1回
本剤投与4時間後
100
食後単回
400
食後単回
38SOF0.79(0.68,0.92)1.05(0.94,1.16)NA
GS0.91(0.85,0.98)0.99(0.95,1.02)NA
VEL0.67(0.58,0.78)0.74(0.63,0.86)NA
40
1日1回
本剤投与4時間後
100
食後単回
400
食後単回
40SOF0.70(0.57,0.87)0.91(0.76,1.08)NA
GS1.01(0.96,1.07)0.99(0.94,1.03)NA
VEL0.44(0.34,0.57)0.47(0.37,0.60)NA
ケトコナゾール200
1日2回
100
単回
12VEL1.29(1.02,1.64)1.71(1.35,2.18)NA
リファンピシン600
1日1回
400
単回
17SOF0.23(0.19,0.29)0.28(0.24,0.32)NA
GS1.23(1.14,1.34)0.95(0.88,1.03)NA
100
単回
12VEL0.29(0.23,0.37)0.18(0.15,0.22)NA
600
単回
100
単回
12VEL1.28(1.05,1.56)1.46(1.17,1.83)NA
メサドン30~130
1日量
400
1日1回
14SOF0.95(0.68,1.33)1.30(1.00,1.69)NA
GS0.73(0.65,0.83)1.04(0.89,1.22)NA
SOF:ソホスブビル、GS:GS-331007、VEL:ベルパタスビル、NA:該当なし、-:投与せずa:薬物相互作用試験は健康被験者を対象として実施
表4 併用薬の薬物動態に及ぼすソホスブビル、ベルパタスビル及び本剤の影響a
併用薬併用薬の投与量(mg)VELの投与量(mg)SOFの投与量(mg)例数併用薬の薬物動態パラメータ比
SOF、VEL又は本剤投与時(90%信頼区間)
CmaxAUCCmin
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩エルビテグラビル 150
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
240.93(0.86,1.00)0.93(0.87,0.99)0.97(0.91,1.04)
コビシスタット 150
1日1回
1.11(1.06,1.17)1.23(1.17,1.29)1.71(1.54,1.90)
エムトリシタビン 200
1日1回
1.02(0.97,1.08)1.01(0.98,1.04)1.06(1.01,1.11)
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回
テノホビル
1.36(1.25,1.47)1.35(1.29,1.42)1.45(1.39,1.51)
ダルナビル・リトナビル+エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩ダルナビル 800
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
290.90(0.86,0.95)0.92(0.87,0.98)0.87(0.79,0.95)
リトナビル 100
1日1回
1.07(0.97,1.17)1.12(1.05,1.19)1.09(1.02,1.15)
エムトリシタビン 200
1日1回
1.05(1.01,1.08)1.05(1.02,1.08)1.04(0.98,1.09)
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回
テノホビル
1.55(1.45,1.66)1.39(1.33,1.44)1.52(1.45,1.59)
アタザナビル・リトナビル+エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩アタザナビル 300
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
241.09(1.00,1.19)1.20(1.10,1.31)1.39(1.20,1.61)
リトナビル 100
1日1回
0.89(0.82,0.97)0.97(0.89,1.05)1.29(1.15,1.44)
エムトリシタビン 200
1日1回
1.01(0.96,1.06)1.02(0.99,1.04)1.06(1.02,1.11)
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回
テノホビル
1.55(1.43,1.68)1.30(1.24,1.36)1.39(1.31,1.48)
ロピナビル・リトナビル+エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩ロピナビル 200×4
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
240.97(0.92,1.02)1.00(0.93,1.06)1.11(0.96,1.30)
リトナビル 50×4
1日1回
0.94(0.83,1.07)0.97(0.89,1.05)1.07(0.95,1.20)
エムトリシタビン 200
1日1回
1.02(0.93,1.12)1.00(0.94,1.06)0.97(0.91,1.04)
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回
テノホビル
1.42(1.27,1.57)1.22(1.14,1.31)1.28(1.20,1.37)
ラルテグラビル+エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩エムトリシタビン 200
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
301.08(1.04,1.12)1.05(1.03,1.07)1.02(0.97,1.08)
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回
テノホビル
1.46(1.39,1.54)1.40(1.34,1.45)1.70(1.61,1.79)
ラルテグラビル 400
1日2回
1.03(0.74,1.43)0.97(0.73,1.28)0.79(0.42,1.48)
エファビレンツ・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩エファビレンツ 600
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
150.81(0.74,0.89)0.85(0.80,0.91)0.90(0.85,0.95)
エムトリシタビン 200
1日1回
1.07(0.98,1.18)1.07(1.00,1.14)1.10(0.97,1.25)
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回
テノホビル
1.77(1.53,2.04)1.81(1.68,1.94)2.21(2.00,2.43)
エムトリシタビン・リルピビリン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩エムトリシタビン 200
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
240.95(0.90,1.00)0.99(0.97,1.02)1.05(0.99,1.11)
リルピビリン 25
1日1回
0.93(0.88,0.98)0.95(0.90,1.00)0.96(0.90,1.03)
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300
1日1回
テノホビル
1.44(1.33,1.55)1.40(1.34,1.46)1.84(1.76,1.92)
ドルテグラビル50
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
241.06(1.01,1.11)1.06(1.01,1.13)1.04(0.98,1.10)
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドエルビテグラビル 150
1日1回
100
1日1回
400
1日1回
240.87(0.80,0.94)0.94(0.88,1.00)1.08(0.97,1.20)
コビシスタット 150
1日1回
1.16(1.09,1.23)1.30(1.23,1.38)2.03(1.67,2.48)
エムトリシタビン 200
1日1回
1.02(0.97,1.06)1.01(0.98,1.04)1.02(0.97,1.07)
テノホビル アラフェナミド 10
1日1回
0.80(0.68,0.94)0.87(0.81,0.94)NA
シクロスポリン600
単回
100
単回
120.92(0.82,1.02)0.88(0.78,1.00)NA
400
単回
191.06(0.94,1.18)0.98(0.85,1.14)NA
タクロリムス5
単回
400
単回
160.73(0.59,0.90)1.09(0.84,1.40)NA
ジゴキシン0.25
単回
100211.88(1.71,2.08)1.34(1.13,1.60)NA
R-メサドン30~130
1日量
400
1日1回
140.99(0.85,1.16)1.01(0.85,1.21)0.94(0.77,1.14)
S-メサドン0.95(0.79,1.13)0.95(0.77,1.17)0.95(0.74,1.22)
ノルエルゲストロミンノルゲスチメート 0.180/0.215/0.250/エチニルエストラジオール 0.025
1日1回
100
1日1回
130.97(0.88,1.07)0.90(0.82,0.98)0.92(0.83,1.03)
400
1日1回
151.07(0.94,1.22)1.06(0.92,1.21)1.07(0.89,1.28)
ノルゲストレル100
1日1回
130.96(0.78,1.19)0.91(0.73,1.15)0.92(0.73,1.18)
400
1日1回
151.18(0.99,1.41)1.19(0.98,1.45)1.23(1.00,1.51)
エチニルエストラジオール100
1日1回
121.39(1.17,1.66)1.04(0.87,1.24)0.83(0.65,1.06)
400
1日1回
151.15(0.97,1.36)1.09(0.94,1.26)0.99(0.80,1.23)
アトルバスタチン40
単回
100
1日1回
400
1日1回
261.68(1.49,1.89)1.54(1.45,1.64)NA
プラバスタチン40
単回
100
1日1回
181.28(1.08,1.52)1.35(1.18,1.54)NA
ロスバスタチン10
単回
100
1日1回
182.61(2.32,2.92)2.69(2.46,2.94)NA
SOF:ソホスブビル、VEL:ベルパタスビル、NA:該当なし、-:投与せずa:薬物相互作用試験は健康被験者を対象として実施

併用禁忌 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
リファンピシン
(リファジン)
[2.3、16.7.2参照]
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。これらの薬剤のP-gp及びCYPの誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下するおそれがある。
カルバマゼピン
(テグレトール)
フェニトイン
(アレビアチン)
フェノバルビタール
(フェノバール)
[2.3、16.7.2参照]
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。これらの薬剤のP-gp及びCYPの誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下するおそれがある。
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
[2.3参照]
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。これらの薬剤のP-gp及びCYPの誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下するおそれがある。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
制酸剤
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下し、ベルパタスビルの効果が減弱するおそれがある。ベルパタスビルの溶解性は胃内pHの上昇により低下する。胃内pHを上昇させる薬剤との併用によりベルパタスビルの血漿中濃度が低下する。
H2受容体拮抗剤
ファモチジン等
[16.7.2参照]
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下し、ベルパタスビルの効果が減弱するおそれがある。本剤と併用する場合は、H2受容体拮抗剤を本剤と同時に投与又は本剤投与と12時間の間隔をあけて投与すること。ベルパタスビルの溶解性は胃内pHの上昇により低下する。胃内pHを上昇させる薬剤との併用によりベルパタスビルの血漿中濃度が低下する。
プロトンポンプ阻害剤
オメプラゾール等
[16.7.2参照]
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下し、ベルパタスビルの効果が減弱するおそれがある。本剤と併用する場合は、本剤の食後投与後、プロトンポンプ阻害剤を4時間の間隔をあけてオメプラゾール換算量として20mgを投与すること。ベルパタスビルの溶解性は胃内pHの上昇により低下する。胃内pHを上昇させる薬剤との併用によりベルパタスビルの血漿中濃度が低下する。
アミオダロン
[8.1参照]
徐脈等の不整脈があらわれるおそれがあり、海外の市販後においてソホスブビル含有製剤とアミオダロンの併用により死亡例も報告されていることから、本剤とアミオダロンの併用は可能な限り避けること。ただし、やむを得ず本剤とアミオダロンを併用する場合は、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行うこと。
また、β遮断剤を投与中の患者、又は心疾患、重度の肝疾患を有する患者では、アミオダロンの併用により徐脈等の不整脈の発現リスクが増加するおそれがある。
機序は不明である。
ジゴキシン
[16.7.2参照]
ジゴキシンの血漿中濃度が上昇するおそれがある。本剤と併用する場合は、ジゴキシンの血中濃度のモニタリングを行うなど慎重に投与すること。ベルパタスビルの腸管でのP-gpの阻害作用により、ジゴキシンの血漿中濃度が増加する。
リファブチン
[16.7.2参照]
ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。リファブチンのP-gp及びCYP誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血漿中濃度が低下するおそれがある。
エファビレンツ
[16.7.2参照]
ベルパタスビルの血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。エファビレンツのP-gp及びCYP誘導作用により、ベルパタスビルの血漿中濃度が低下するおそれがある。
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含有する製剤
[16.7.2参照]
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含有する製剤と本剤との併用により、テノホビルの血漿中濃度が上昇する。作用機序は不明であるが、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩が基質となるP-gp及びBCRPに対するベルパタスビルの阻害作用が関与すると考えられる。
ロスバスタチン
[16.7.2参照]
ロスバスタチンの血漿中濃度が上昇し、横紋筋融解症を含むミオパチーの発現リスクが高くなるおそれがある。ベルパタスビルのBCRP及びOATP阻害作用により、ロスバスタチンの血漿中濃度が増加する。
アトルバスタチン
[16.7.2参照]
アトルバスタチンの血漿中濃度が上昇し、横紋筋融解症を含むミオパチーの発現リスクが高くなるおそれがある。ベルパタスビルのP-gp、BCRP及びOATP阻害作用により、アトルバスタチンの血漿中濃度が増加する。
ダビガトラン本剤と併用する場合は、ダビガトランの血漿中濃度が増大するおそれがあるので、血液凝固に関する検査値のみならず、出血や貧血等患者の状態を十分に観察すること。ベルパタスビルのP-gp阻害作用により、ダビガトランの血漿中濃度が増加する。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
<共通>
11.1.1 高血圧(頻度不明)
収縮期血圧180mmHg以上又は拡張期血圧110mmHg以上に至った例も報告されている。[8.3参照]
11.1.2 脳血管障害(頻度不明)
脳梗塞、脳出血等の脳血管障害があらわれることがある。
<リバビリンとの併用の場合>
11.1.3 貧血(21.7%)[8.5参照]

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
<リバビリンとの併用の場合>

5%未満5%以上10%未満頻度不明
感染咽頭炎
神経系頭痛
循環器徐脈
消化器悪心、口内炎
皮膚そう痒症、発疹血管性浮腫
その他倦怠感

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
<リバビリンと併用しない場合>

5%未満頻度不明
神経系頭痛
循環器徐脈
皮膚発疹血管性浮腫
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