今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

アセノベル徐放錠500mg

一部のコンテンツを閲覧になるにはご契約が必要となります。

効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチーにおける筋力低下の進行抑制

用法・用量

  • 通常、成人にはアセノイラミン酸として1回2gを1日3回食後に経口投与する。なお、投与間隔は約8時間とすることが望ましい。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁移行が認められている。
9.7 小児等
小児を対象とした臨床試験は実施していない。

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
14.1.1 本剤は吸湿性があるため、患者にはボトル包装品のまま交付すること。
14.1.2 ボトル開封後は、使用の都度、蓋をしっかりと締め、高温多湿を避けて保存するように指示すること。
14.1.3 本剤は徐放性の製剤であるため、噛まずに服用するように指示すること。
14.2 薬剤投与時の注意
本剤を飲みにくい場合には多めの水で1錠ずつ、服用させること。

5.効能又は効果に関連する注意

「15.1 臨床使用に基づく情報」及び「17.臨床成績」項の内容を熟知し、臨床試験で対象とされた患者背景、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤の投与が適切と判断される患者に使用すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー患者3例に本剤2gを単回経口投与したときの血清中遊離アセノイラミン酸濃度の推移と薬物動態パラメータは以下のとおりであった。
図1 本剤2g単回経口投与前後の血清中遊離アセノイラミン酸濃度の推移
表2 本剤2gを単回経口投与したときの血清中遊離アセノイラミン酸の薬物動態パラメータ
薬物動態パラメータ中央値(最小値、最大値)
Cmax(μg/mL)0.319(0.106、0.624)
tmax2(1、4)
AUC(μg・h/mL)2.074(1.271、2.328)
薬物動態パラメータは、本剤を投与していない状態で測定した内因性の血清中遊離アセノイラミン酸濃度をベースラインとし、ベースラインで補正した濃度(「投与後の測定値」-「ベースラインでの測定値」)から算出した。なお、補正した濃度が負の値になる場合は0として扱った。
16.1.2 反復投与
縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー患者15例に本剤1回2gを1日3回食後に48週間経口投与したときの血清中遊離アセノイラミン酸濃度(トラフ値)は以下のとおりであった。
表3 血清中遊離アセノイラミン酸濃度の推移
投与開始前8週16週24週32週40週48週
0.150±0.0580.423±0.1540.529±0.1940.397±0.1630.450±0.1990.465±0.1440.543±0.425
(n=15、μg/mL、平均値±標準偏差)
16.2 吸収
外国人縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー患者6例に本剤6gを空腹時又は食後に単回投与したときの血清中遊離アセノイラミン酸濃度の推移と薬物動態パラメータは以下のとおりであった。
図2 本剤6gを単回経口投与したときの血清中遊離アセノイラミン酸濃度への食事の影響
表4 本剤6gを単回経口投与したときの血清中遊離アセノイラミン酸の薬物動態パラメータ
薬物動態パラメータ空腹時
(平均値±標準偏差)
食後
(平均値±標準偏差)
Cmax(μg/mL)0.351±0.140.324±0.12
AUCt(μg・hr/mL)2.592±1.413.934±0.83
t1/2(hr)2.455±1.063.714±1.07
薬物動態パラメータは、本剤を投与していない状態で測定した内因性の血清中遊離アセノイラミン酸濃度をベースラインとし、ベースラインで補正した濃度(「投与後の測定値」-「ベースラインでの測定値」)から算出した。なお、補正した濃度が負の値になる場合は0として扱った。また、6gを単回投与したときの結果であり、承認された用法・用量である1回2gを1日3回投与時の結果ではない。
16.3 分布
ヒトにおけるアセノイラミン酸のタンパク結合率(平均値±標準偏差)は、3.1±3.1%であった(in vitro)。
16.4 代謝
アセノイラミン酸はN-アセチルノイラミン酸リアーゼにより、N-アセチルマンノサミンとピルビン酸に代謝される。ラットに[14C]-アセノイラミン酸20mg/kgを単回静脈内投与したとき、投与24時間までの投与放射能に対する尿中のN-アセチルマンノサミンの排泄率は1.7%であった。
16.5 排泄
縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー患者3例に本剤1回2gを1日3回食後に7日間経口投与したとき、投与24時間までの尿中遊離アセノイラミン酸の排泄量注1)(平均値±標準偏差)は、投与1日目では25.6±8.4mg、投与7日目では29.3±16.0mgであった。
注1)本剤を投与していない状態で測定した24時間までの内因性の尿中遊離アセノイラミン酸の排泄量をベースラインとし、ベースラインで補正した排泄量から算出した。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5%以上5%未満頻度不明
精神・神経頭痛
消化器便秘、軟便口角口唇炎
肝臓ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇等の肝機能障害
皮膚・皮下組織発疹
筋骨格四肢痛
臨床検査尿中蛋白陽性、尿中ケトン体陽性
戻る

さらなるご利用にはご登録が必要です。

こちらよりご契約または優待日間無料トライアルお申込みをお願いします。

(※トライアルご登録は1名様につき、一度となります)


ご契約の場合はご招待された方だけのご優待特典があります。

以下の優待コードを入力いただくと、

契約期間が通常12ヵ月のところ、14ヵ月ご利用いただけます。

優待コード: (利用期限:まで)

ご契約はこちらから