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テクネピロリン酸静注

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 骨シンチグラムによる骨疾患の診断

用法・用量

  • 本品185~555MBqを被検者に静注し、1~6時間後にシンチレーションスキャナ又はシンチレーションカメラを用いてディテクタを体外より骨診断箇所に向けて走査又は撮影することにより骨シンチグラムを得る。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
99mTc-ピロリン酸は静注後速やかに尿中へ排泄されるため、多量の水分摂取や頻回排尿はシンチグラムに好結果をもたらす。

16.薬物動態

16.3 分布
16.3.1 99mTc-ピロリン酸の集積は静注後正常骨部で3時間後に、また病変骨部で4時間前後にピークを示し、病変骨部は正常骨部に比して緩やかに減少する。また正常骨部に対する病変骨部の集積比は1.1~23.1の範囲である。
16.3.2 吸収線量
MIRD法により計算した吸収線量は次のとおりである。
臓器吸収線量(mGy/37MBq)
全身0.15
0.12
肝臓0.21
脾臓1.22
腎臓1.40
0.15
睾丸0.59
卵巣0.38
(自社データ)

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

頻度不明
過敏症皮膚発赤、そう痒感
循環器血圧低下、動悸、顔面紅潮
呼吸器喘鳴
消化器嘔気、嘔吐
その他発熱
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